立体交錯

かつて東京おもちゃショーで原型が公開されて大いに話題になったきり
その後がさっぱり聞かれなかった「ビックリビネット」が、
このたび東映ブログにて「ビックリワールド」と名も新たに紹介されました!

ラインナップは既報通りの5種類。

・ヤマト王子「達急動」
・ヘッドロココ「無縁ゾーン突破」
・サタンマリア「パワーアップ」
・ヘラクライスト「聖ボット誕生」
・クロスエンジェル「六聖卵爆撃」
新規追加やシークレットは無いようですね。

これまでの情報は以前のおもちゃショーでのレビュー記事を見ていただくとして、
あれから早や3ヶ月。
あのときの衝撃アイテムが着色されてさらにすごいことになっているのか、期待が高まります!


ところで、それに先駆けて先日発売された「ビックリコレクションvol.1」のほうですけど…。

未だに売れ残っているところがちらほら見受けられます。
ありゃりゃ?もっと好調に売れると思っていたので、少々肩透かし気味です。

この調子だと、vol.2で打ち切りになってしまうのではないかと不安…。
仮にvol.3を出すとしても、キャラ的にvol.1,vol.2以上は望めないでしょうから
vol.2がさらに売れゆき鈍化だと今後の展開に大きな影を落とすことになりそうです。
(やはりクリア素材の「ハズレ感」が足を引っ張っているのでしょうか?)

ちなみにvol.2で予定されているラインナップは

ヤマト王子/ヘッドロココ/サタンマリア/クロスエンジェル/ピーター神子/
照光子/始祖ジュラ/一本釣帝/魯神フッド/牛若天子/シークレット
の11種。(もちろん、着色版・クリア素材版がそれぞれ存在)
シークレットが何なのかは不明ですが、ジュラ関連で若ゼウスとか来るかもね?

こうなるとvol.3のラインナップがいろんな意味で見劣りしてしまう予感大です。
残された人気キャラからvol.3のラインナップを予想してみると…

ヘラクライスト/ブラックゼウス/魔肖ネロ/ヘッドロココ(飛翔)/サタンマリア(増力前)
そして神帝隊×7
ありゃ、思った以上に花がありますね(笑)

けど、ここまで出しちゃうとさすがに後が続かないだろうなあ…。
個人的には野聖エルサMや聖梵ミロクやヤマト爆神なんかも出してほしいですが、
このあたりはいかんせん一般層の思い入れが追いついてこないところでしょう。
まして一定水準の売り上げをキープできるかというと、正直苦しいところかと。

もっとも、私の見識が見当違いで実は結構売れ行き快調!ということでしたら
特に何も心配することは無いので、それはそれで万々歳。
いっそスサノオロ士が出るまで続けていただきたいものです(←さすがに無謀)

ただ、面白みもなく絵柄の判別もしづらいクリア素材はもういりません。
それさえ改善されれば、もっと売れるだろうと思うんですけどねえ…。

来るべき30thアニバーサリー

1977年「ビックリマンチョコ・どっきりシール」発売!

早いもので、2007年はビックリマンチョコ30周年となります。

先日発売された雑誌「G-navi」にてビックリマン特集記事が8ページ(!)も掲載されていたのですが、
その中での反後博士インタビューで「30周年」についても触れられておりました。
で、どうやらまた何か「企画」しているとのことですが…。

まず予想されるのは、「まじゃりんこ」などの復刻・新作でしょうか。
今でも売り方さえ間違えなければ、企画自体は通用すると思います。

あるいは、それらレトロシリーズや超念写探偵団などのマイナーシリーズを網羅した
「全ビックリマンシリーズ大復刻スペシャル」のようなものの発売…??
ただ、普通に復刻するだけでは「どっきりシール」復活のとき同様、
一般層に対しては大してウケないような気もするのですが。

あるいは、悪魔VS天使シリーズで何か超豪華企画(ホロ復刻など)をやるか…?

実は「ビックリマンシリーズ30th Anniversary ひかり伝FINAL」とかだったらズッコケますが(爆)


ただ、ひかり伝でも「初代サイズ復活!」とか謳っていたこともあって
「悪魔VS天使編」が初代ビックリマンシールだと思っている人たちがかなり多いんじゃないでしょうか。

そうなると「こないだ20周年だったのにもう30周年ってどういうことだよ!」という声が
当然のごとく噴出するのではないかと思う今日この頃。

てゆーか、「長年のご愛顧に感謝して消費者に還元する企画」とかならまだしも
「メモリアルビジネスでさらに一儲け」というスタンスならノーサンキューでございます。

続「オビラジ事件」

多方面で物議をかもした例の一件から早や一週間。

勝ち抜いてしまった「ビックリマンシール」というモテ趣味
今週もディフェンディングチャンピオンとして登場しました。

今週の相手は「ポールダンス」
なんだかこのコーナーの企画主旨をすっかり見失っているような…。
まあ、そんなものは最初からあって無いようなものかもしれませんが。

ちなみに、ポールダンスの方が書いてるブログによれば
今回の収録は10月5日で、前回放送よりも前とのことです。
まさかオンエアであんな酷評されようとは、まだ誰も思ってなかったでしょうね…。

で、迎え撃つ「ビックリマンシール」は相変わらず「珍しさ(プレミア)」のみ。
スーパーデビルのミスプリシール聖妃リーチのサイコロ色抜けのエラーシールが登場しましたが、
出演タレントたちにその価値の有無がわかるはずもなく、適当に流されるのみでした。
(サイコロの色抜け版は大して希少でもないはずですが)

つくづく、この番組は何がしたいのかさっぱりわかりません。
プレミアシールを紹介するならそれなりのバックボーンを説明しないと、
前回の福袋版でも「福袋版というのは通常のシールとはここが違って…」と解説されなければ、
視聴者が誤解・勘違い・ぬか喜びするだけでなく、ショップなども迷惑するでしょうに。

そんなこんなで、今週は先週ほどのトラブルも無く、台本通り(?)ビックリマンの敗退で幕。
結果として2週にわたってお騒がせしただけでした。

バラエティとして割り切ってもつまんない番組でしたよ、全く。

光る出涸らし

今さら言うまでもなく気づいている人が大半だとは思いますが、
ひかり伝の復刻シールは全てセレクションで出たことのあるシールばかりです。

これはどういう事かというと、理由は単純にコスト削減と考えられます。

スペシャルセレクションなどの最近の復刻では、昔のシールの原版を流用するようなことはせず
昔のシールをトレースして新たに書き直していると聞いたことがあります。
第1弾3すくみシールの名前がきれいになったり、一部イラストにミスがあったりしたのはそのためです。
(そもそも昔の原画がどれほど残っているのかはわかりませんけど)
それゆえ、復刻といえども生産にはそれなりの労力とコストがかかっているわけで、
新たな復刻キャラを出すとそれだけ開発費を食うことになる、と考えられます。

80円になったんだから予算はあるだろう、と思われるかもしれませんけど、
あれだけ売れなかった「ひかり伝1弾」の影響を受けて、2弾に一体どれだけの予算が使えるのかと…
まあ、80円という価格設定が売り上げ減の要因となって悪循環化してるのも事実でしょうが。

そんな中、今回ひかり伝で登場した復刻シールについて
表向きは「新キャラに関係の深いキャラをセレクトした」と言われていますけど、
実際には苦しい台所事情を救うべく、無理やりこじつけたキャラがほとんどだと思われます。

それゆえ、復刻させるにしてももっと相応しいキャラがいるような場合でも
セレクションに出ていないキャラは登場させること自体が困難なようです。

例えば天助もぐラン2の関連キャラとして魔落鬼を出したり、
魔灯篭鬼の関連キャラとして小魔僧を出したり、
魔曇天怪の関連キャラとして空魔を出したり、
そういうことはまず無理なのでしょう。何故なら、セレクで復刻してないから。


現在、ひかり伝の新キャラはグリーンハウスではない別のところが担当しているとの話ですが、
そこにグリーンハウスの仕事が1キャラでも新たに入ってくるとなると、
何かしらの権利や契約の問題が発生してくるのかもしれません。
となれば、せめて1キャラぐらい…と気軽に入れ込めるような話じゃないのかも。

まあ、全ては憶測に過ぎないのですけれど、
こうなると今後ひかり伝IIIが発売されるとしても、この制限に縛られたままになりそうです。

大洪水が起きたら「つなみ狂蔵」が。
新たな曼9聖が登場したら「アッシラ王」が。
何の脈絡もなく「魔鬼夜店」が。

角プリズム化して登場する日も近いかもしれません…。

傍観スタンス

今日は年に一度の東京オンリーイベント

ここ数年は春の大阪、初夏の名古屋、秋の東京というサイクルが定着しつつあり、
本来のターゲットである同人関係の方々はもちろん、我らシールコレクターとしても
貴重な集いの場として活用させていただいているイベントです。

そして、その中でも最も参加者が多いのはやはり東京。
今年は20thやひかり伝の影響もあるのか、例年以上に活気に沸いたイベントのようでした。
私はほとんどずっと別フロアのシール交換スペースに入り浸っていたのですが、
そちらもテーブルが全てコレクターで埋め尽くされて人が溢れるような状況。
私は相変わらずで、(事前にメールで交渉済だったもの以外)交換はひとつも成立しませんでしたけど、
他人のシールファイルや交換風景は見てるだけで退屈しないものです。

ところで、今回私が一番感じたことは、提供可能シールのアピールの重要性です。

私の場合、主だった提供可能シールはある程度はシールファイルに抜き出してあるのですが、
マイナーどころや需要の低そうなところは持ち出していなかったり箱にしまっていたりして
なかなか広げて見てもらうような状況になっていないのです。

シール用ファイルも決して安価じゃないので、マスター用で手一杯だと感じていたのですが、
こういう場では一冊のファイルに納めて手軽に閲覧してもらえる状況を作ること
非常に有効だと改めて感じました。
ちょっと出費面が痛そうですが、次の機会にそなえて準備するのも悪くないですね。

ただ、聞くところによれば(現主催者さんによる)東京でのイベント開催は今回は最後だとか。
後を引き継ぐ人も決まっていないらしいので、来年このイベントが開かれるかどうかは未定とのこと。
せっかくハピラキのアニメも始まって新規ファンが増える絶好の機会というのに、
受け皿となるイベントが無くなってしまうのは残念ですね。
いや、むしろ新規ファンが新たにハピラキメインのイベントを起こすかもしれませんが。
(そうなると旧時代シールがメインな我々は肩身が狭くなるかも(苦笑))

いずれにせよ、現在のと同じようなイベントが継続されることが大多数の希望でしょうから、
早いところ後継者が決まるといいですね…。


私?

実は当日も知人らから冗談交じりに「主催してくださいよ」とか言われたりしたのですが、
同人じゃない私が同人さん主体のイベントを運営する道理はありませんよね?
それならまだ単発で「シール交換会」を開くほうがまだ10倍現実味があるというもの。
(と言いつつ、交換会の主催もやる気は全く無いのですが)
まあ、こんな責任感の無い奴に任せようという人もそうそういないとは思いますが。

そんなわけで、きゅー太としては現状を傍観するのみ。
イベントはあれば行くし、無ければ小さくため息をつく。
いざ受け皿になろうという方々は何かと大変でしょうが、
こっそり応援してますのでがんばってくださいませ。