「オビラジ事件」

今回TBSの深夜番組「オビラジR」の一コーナーでの出来事について。


詳しい経緯や内容については既に各所で語られているのであえて言及しませんが、
私の意見を一言で言うと

「笑えない」

です。

最初にプレミアのついたシールを紹介した上で、それと同じキャラの「復刻版」を取り出し
無造作に扱ってあたかも「希少なシールを無価値にしてみせた」ように誤認させる「演出」。
それ以前に、持ち主の同意を確認せず、他人のコレクションを汚してみせるという「演出」。

こんなんだから最近のバラエティは質が落ちたと言われるのかな、と思ったり。

これが、コレクターの人が自分からシールを剥がして貼り付けて
「何してんだアンタ!」と騒がれたところで「実は復刻版なんです」と答えるドッキリ企画なら、
視聴者に余計な誤解や不快感を与えることも無かったんでしょうけど。


コレクター以外の人たちの間でも、この行為に不快感を抱いた人はかなりいたようです。
そういう意味では、気の毒なのは憎まれ役を演じたオリラジ藤森さんだったりして。
(出演したコレクターの人も「2枚あるから大丈夫」とか言ってる時点で共犯なのは明白なのですが)
(復刻だからダブリは2枚程度じゃなかろうし、そもそも何故そこに復刻版が混じってるのかと以下略)

まあ、番組スタッフこそ元凶だと思います。
とはいえ冠番組だし、オリラジの二人がこの演出も企画した可能性だって高いでしょうが。
コレクターの人も、こんな変な企画に乗っちゃって大変だろうなあ。

以前書いたように、この私にも番組出演の依頼が来ていたのですが
オンエアを見て「この企画に参加しなくて良かった」と心底思いました。
そもそも、ビックリマン自体の良さをアピールする番組ならまだしも
単なるバラエティでは、どんな扱いされるかわかったものではなかったですし…。

それにしても、このコーナーの主旨は「モテる趣味」のプレゼン対決ということのようですが、
今回「ビックリマンシール」について紹介されたのは「プレミアがついてる」ということだけで、
シール収集の魅力は何一つ伝えてないように思えたのですが…。

奥深い物語性、各種素材のきらびやかさ、デザインの秀逸さ、裏書きを読み解く楽しさ、
膨大なシリーズをコツコツ集めるコレクション性、友達と話題を共有する喜びなどなど…。

今回1週勝ち抜いたのって、ぶっちゃけ単に「お金持ち&イケメン」というだけでしょ…?

ちなみに、出演依頼と一緒に送られた「企画書」によれば
次の放送までにオリラジ中田氏が勝ち抜いた趣味を「仮の趣味」として一週間体験して
その報告をするとのこと。
おそらく「ショップを訪れる」とか「ひかり伝を買う」というようなことでしょうけど、
いろんな意味で次の放送が楽しみです。

ところで、この番組の構成作家の一人があの「ビックリマンを集める男」で知られた
S氏であることに気づいた人はどれぐらいいたでしょう…?