3月3日のひな祭りはとっくに過ぎ去りましたけど、
今回は24弾のエズフィトひな壇ヘッドのネーミングについてのネタです。
ネイロスはナイル川、クレオクスはクレオパトラ+スフィンクス...で
五人囃のアメン・オシリス・ゲブ・トト・ラーは
エジプトの神々の名前そのまんまだというのはよく知られた話だと思いますけど、
では三人官女や右大臣・左大臣の名前はどこから来ているか、
考えてみたことはありますか?
以下、私が調べた結果をまとめたものです。
官女バクト:古代エジプトの死生観より、「バー」(魂)+「アクト」(肉体)
官女メフ:「タ・メフ」はエジプト北部(下エジプト)を意味する言葉
官女ケムト:「ケメト」は「黒い土」の意味で、エジプトを指す言葉
右大臣タメリ:「タァ・メリ」は「鍬(すき)の国」の意味で、エジプトを指す言葉
左大臣シェマウ:「タ・シェマウ」はエジプト南部(上エジプト)を意味する言葉
このように、彼らの名前は古代エジプトにまつわる様々な用語から来ているのですが
バクト以外の4人は古代エジプト王国そのものを示す言葉が由来なのは面白いですね。
逆にバクトだけ何故か魂と肉体を表す言葉からきているのですが、
バクトのシール裏では
「秘薬オリーブ貯えおいて新王の光輝を永遠の物としましょうゾ」
とあり、王が死してもミイラ化して復活することを示唆するように読み取れるような?
妙に重要な役割を与えられているように見えます。
一方で他の4人に関しては特定の役割を考えていなかったのか、
エジプトを指す言葉を適当に割り振られたようにも...。
どこで差が付いたのでしょうか?