ナディアBWは頭部に大きな翼を持ち、全身羽毛が生えていて
まるで鳥のようなデザインをしてますよね。
一方メディアBWは手足に鱗のような模様があり、
蛇のようなデザインをしているのがわかります。
このように、ビックリマン世界では鳥が正、蛇が邪として
シンボル的に描かれることがあります。
...と言っても、蛇が邪のシンボルというのは聖書の時代から定番ですし、
鳥も天使の翼からのイメージなのかもしれませんが
鳥が蛇を啄むという関係性も多大に影響しているんでしょうね。
ちょっと「鳥と蛇」でググると世界各地の神話や伝承でも
似たような話が数多く残されていることがわかります。
そういえばひかり伝の超聖神クロノズーと超聖神ディアナも
それぞれ蛇と鳥をシンボルにしている雰囲気でしたね。
更には、ナディアBWPとメディアBWPは共同で「太陽」を創造するというところから
アステカ神話のケツアルコアトルとテスカトリポカを下地にしてる節があります。
テスカトリポカは怪物を引き寄せるために自らの足を餌にしたという伝説があるそうですが、
メディアBWPの「足」が描かれてないのはそのせいなのかな、なんて。
(足が無いのはナディアもですけど)
まあ、私はそっちの話には詳しくないので深入りは避けますが...。
でもそうなると、蛇のスピルーツを持ちガラン胴という蛇型ライドを駆る
黒い聖球に紐づいたあの若神子が、一度も魔に染まったことがないというのは
実に奇妙な話なんですよねえ。