実写版・ビックリマンを創った男たち

昭和のある一年に着目し、その年の出来事を徹底的に掘り下げる
NHK BS-2で月イチ放送中の番組『日めくりタイムトラベル』
今回のテーマである「昭和60年」は、このブログの読者ならご存知の通り
ビックリマンチョコ(悪魔VS天使編)の発売がスタートした年ですよね。

そんなわけで、3時間あるこの番組の中盤約15分間、
ビックリマンの大ブームを特集したコーナーが放送されました!

さすがNHKというべきか、当時のVTRや当事者へのインタビューなど豊富に織り交ぜ
実に見ごたえのある番組となっておりました。

中でも何といっても注目は、反後博士が動いて喋っているシーンが放送されたことでしょう!



何故か現在の肩書きは紹介されませんでしたが、
博士が直々にテレビに登場されるというのはかなり稀な事かと。

テレビゲームを意識して、これまでにない参加型シールを発想したとの話。
そこで「悪魔と天使」の対抗戦をベースに、人間性を持つどっちつかずの「お守り」、
そしてトランプのジョーカーのようなキャラを加えたり、
種族ごとの勝ち負け(すくみ関係)を明確にして対戦要素を深めたとのこと。
そんな話が博士の口から語られました。

さらに博士は流行を取り入れるべく、若い世代のデザイナーを抜擢。
それがグリーンハウスの米澤さん・兵藤さんなわけですね。

ということで、お二方も揃って登場。(喋ってるのは今回も米澤さんですが)

ここで流行を取り入れた例として、何故かお笑いタレント原案の没キャラが紹介。
何気に初見なんですけど…。

さらに博士は、シールの素材を使い分けるという当時としては革新的なアイデアを導入。
大日本印刷(当時)の平井氏のインタビューもありました。
(余談ながらこの人、おそらくかつての公式サイトで「H氏」と呼ばれていた人かと)

当時の子供たちを取材したVTRなどもあり、いかにブームが加熱していたかが強調されます。
また、ライバルのお菓子メーカーも後追いでブームに便乗、ということで
なんと「カバヤ食品」への取材も敢行。
「ハリマ王の伝説」などが紹介され、さらに何の担当の方かは不明ですが
「売れてるという風な情報があれば、そういう類似の商品を出して、
ビックリマンさんがですね、非常に売れてるというふうな情報から、
我々も同様の商品をと、いうことになったと思います」

と、カバヤの人がかなりぶっちゃけてました(笑)

そしてアニメや着ぐるみショーのVTRも流れ、一人の社員が生み出したキャラが
どんどん広がっていったことがナレーションされます。


何故か怪獣と戦うヤマトたち(笑)

そして再び博士のコメントへ。
ここでのコメントは、博士のシールに対する姿勢がうかがえて実に興味深いです。

「今までの作品の作り方と違って、まず主人公がいないということなんですね。
ヒーローものはそのヒーローが解決するんだよ、と縮まっていきますから。
こちら(ビックリマン)は拡散していきますから。
どんどんどんどん膨張するだけなんですね。
欠落していくものに対してどんどん補充していってあげて、
また欠落していって補充してあげるっていうことですから。
いつまで経っても広がる状況なんですね」

道理でひかり伝がいつまで経っても収束しないわけだ(^_^;

最後に、スタジオにシールが大量に登場。

リアルタイム世代のゲストが歓喜する一方で、露骨に興味のない中尾彬が悪態を突いたり(笑)
ブラックゼウスのプレミア価格には全員驚きの声を上げてました。

という感じで特集コーナーは終了。
それにしても、まさかNHKでここまでビックリマンを掘り下げる企画が行われようとは。
いずれまた再放送もあるでしょうから、見逃した方は要チェックですよー。

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ザ・ベスト天守悪123

公式サイトはルーツ伝特設ページやニュース一覧しか見てません、
という人も中にはいると思いますが、
たまにはトップページを見てみると思わぬ新機軸が登場しているものです。

てなわけで、何の前触れもなく唐突に出現した大看板にご注目。

 「悪魔VS天使1-31弾(悪魔:お守り:天使)
 MYベスト3勝ち抜き決定戦
 Yes!We can!!」

むー、何が何やらですが、ひとまずクリックして内容を確認…。

…なんだかよくわかりませぬ…。


一応理解できたっぽいことをまとめますと、
・次界編・マルコ編・パンゲ編の3ブロックに分かれ、シールキャラの人気投票を行う
・キャラはヘッド以外で、あらかじめ決定されていて順次公開される
・トーナメント戦で、選抜戦や敗者復活戦を含めると結構なボリューム?
・最多得票キャラには博士のコメントもあり
・勝ち残ったキャラは、次回作で復刻登場するかも?
・詳細の発表は10月17日

ということで、おそらく誰ひとり想像しえなかったであろう誰得な新企画がスタート。
何が「Yes!We can!!」なのかは大いに謎です。
今後のシール展開との連携もあるようなのですが、
逆に考えるとこのトーナメントが終わるまでは新作発売はナイ?(爆)

ともあれ、詳細が明らかになるまでは何とも言えないところですが、
少なくとも投票システムに関しては、DS BM大事典の二の舞だけは避けていただきたいですね(^^;

バナナはおやつに入りますか?

gooランキング・「遠足のおやつ300円」に必ず入れたいお菓子ランキングより
http://ranking.goo.ne.jp/ranking/013/picnic_snack/

このランキングの第30位に「ビックリマンチョコ」がランクインしております。

1位:ポッキー
2位:うまい棒
3位:じゃがりこ

このランキング、意味合いとしては2つあると考えられます。
1つは、定番お菓子としての好みのランキング
もう1つは、その中でも安価なお菓子としてのランキング
「300円」という縛りがある中でいかに楽しめるかというのは、
質と量のバランスが最重要というのは今更語るまでもないでしょう。

そういう視点で考えた時、
このランキングに「ビックリマンチョコ」が登場する意味とは…

回答者層は今の子供限定というわけではないため、
インターネット利用者層全般と考えると、いい大人の昔の思い出が基調だと考えられます。
すると今回「ビックリマンチョコ」に票を投じた多くの人たちは、
おそらく1個30円の駄菓子として、選んだのではないかと…。

もうロッテは一度腹をくくって、1個30円のビックリマンを復活させるしかないでしょう!
たとえサイズが小さくなろうとも、たとえシールがしょぼしょぼになろうとも、
値段と雰囲気さえ復活できればそれなりのヒット商品になる…かも?!

しかし、つくづくビックリマンチョコという商品の知名度・浸透度はすごいですねえ…。
商品性の違いというのも大きいでしょうが、このランキング50位までのうち
ロッテ商品としてランクインしたのはビックリマンただ一つっていうんですから。

担当者の皆さんは誇っていいんじゃないですかね?

グリーンだヨ!

半年振りにグリーンハウスの公式サイトが更新されていました。

…が、内容としてはルーツ伝のキャラやパッケージが追加された程度で、
期待していた没画像コーナーは進展なし
実に残念です。
前回公開したときに、ロッテからクレーム付いたりしたのでしょうか??

そういや、私が単身グリーンハウスに突撃取材したのがもう2年前のこと。
また機会があればぜひ…と思いつつ、未だに果たせずにいるのですが
その間にGxSやらルーツ伝やら南商研やらゲッテンカやら、新たな作品が次々登場。
米澤さん・兵藤さんがメディアに登場することもちらほらあったりで、
あの当時に比べるとだいぶ身近に感じられることが多くなったような気もします。

私らと同世代のいろんな人が、彼らを必要としてアクションしているおかげでしょうかね?

そうそう、10/10 夜8時からNHK BS2「日めくりタイムトラベル(昭和60年)」にて
昭和60年のムーブメントの一つとしてビックリマンも紹介されるとか!
グリーンハウスも出演するらしいですヨ?!

…米澤さん、宣伝こんなもんでどうっすか?(爆)