ひかりmeetsルーツ

いつもジパ伝の話題が出てすぐにルーツ伝の話題が出るので、
ジパ伝の話題がかすんでしまうのが気の毒に思える今日この頃。
発売日もジパ伝の10日後にルーツ伝発売なのがなんとも複雑な心境です。

さて今回もルーツ伝公式サイトでは、かつてない情報量で
これまでのひかり伝で見え隠れしていた「ルーツ」についての解説が掲載されました。
正直、毎回これぐらいのクオリティで情報が提示されていれば
ファンのモチベーションももっと高まっていたのではないかと思うほど。

そんなこんなで、今回の更新は「ひかり伝一気通貫」

その前に、急いで作成されているのかミスがちらほらあるのが気になるところ。
「ひかり源層紀」と「ひかり源層期」の表記が混在していたり、
「ひかり伝聖魔暦十戒」なんて記載があったり、
あいかわらずゼウスVSデビルが第1次聖魔大戦ということになっていたり。
曼9聖が創聖使の誕生を予感させるとありますが、掲載されたシール絵柄的には
創聖使ではなく創聖巡師と書いたほうがいいかも。

また、本文中に何度か「源層界」と書かれていますが、
これはいわゆる聖神が住まう世界の「源層界」ではなく
「旧ビックリマンの時代(源層紀以後の時代)」と置き換えたほうがわかりやすいかもしれません。

さて、ひかり伝に登場したいくつもの関連キャラが旧ビックリマンキャラと対比させて紹介されています。
が、「予感させる」「伺える」「彷彿させる」「祖であるとわかる」「繋がりは明白であろう」と、
確定情報ではなくぼかした表現に留めているのが引っかかりますね。

ひかり伝の難解なところの一つに、ルーツや因子の繋がりがわかりづらいところがありました。
ルーツを受け継ぐ、というと生まれ変わりや子孫という扱いでしたし、
因子を持つというとパワーの一部を分け与えられるという感じが強かったと思うのですが
ひかり伝では似たパーツを持つキャラがルーツ関係なのかいわゆる因子持ちなのか
おぼろげなキャラが多すぎてストーリーの理解を複雑にしています。
弾をまたいでどれほど時代が進んだかもわからないので、同一人物か子孫かもわからないですし
一つのキャラが複数キャラの因子を持つパターンも多く、何故そうなったのかも不明な場合が多いです。

例としてキョクとアリが紹介されていましたが、
ヘブンエヴァの球体が6聖源のもととなり、7福士に変化したというところは
今回初めて明確に語られたところで新鮮な驚きがありました。
ですがその後、福禄キョクがシアントラスとコンバインして聖層を生み出す、というところは
宝玉福神キョクトラスが合体キャラなのか二人の因子から新たに誕生したものかわからないままです。
そこから氷結悪魔化したと言われても、氷鬼冷鬼キョクには
福禄キョク以外にカーボシダとオルドビナスの顔が付いていますし、
「なんでここにこいつらが?」という理由が不明なままです。
またキョクトラスは宝玉神のルーツっぽいですが、そこは放置なのかどうなのか…。
ここで氷結悪魔化したことで、後の宝玉神や照光子の扱いに繋がっているんでしょうか?

相関性が複雑すぎることと、そこに至る説明が圧倒的に不足してること。

ルーツや因子からあれこれ想像する事は楽しいのですが、もっと答え合わせがしたいところです。

黙って示す大図録

上海鑑定団プレゼンツの「ジパ伝」ニューアイテム
「謎のジパング伝説黙示録」
について、詳細情報が公開になりましたね。

内容は、全シールのオモテと裏面を掲載するほか
関連グッズや幻の第3弾ストーリーまで紹介されているなど
ファンならずともシール好きにとって必携の品となる模様です。
しかもあのビッグサイズ黒魔王シールはコレの付録だそうで、
見逃せませんねー。

かねてより「シール図鑑」を冠する書籍は数あれど
「裏面」まで網羅したものはほとんど皆無ですよね。
ビックリマンも神羅万象もあっぱれ大将軍も、
オモテはあっても裏は無く、簡単な解説文などでごまかしています。
図鑑に載っていればそれだけで満足!という人も中にはいるでしょうけど、
それがもとで商品の売り上げが落ちるようなことは無いと思うんですがね。
要求は高いはずなのに、いつも軽視されている気がします。

裏面まで網羅した図鑑というのは、私の知る限り資料系同人誌ぐらいでしか
実現していないのではないかと。
とある方が編纂したビックリマンの同人本では、モノクロながらヘッドの裏面が全て掲載されていて
DS大事典が出るまでは(出てもなお?)重宝している人は多かったのではないかという物がありました。
(持っているはずなのですが、見当たらなかったので文章のみ紹介)

また、こちらは別の方が作成した、ガムラ・ラーメンばあ系の同人誌。

全シールの2枚目や3枚目、日光に当てた後の変化シールや関連資料などまで網羅されていて
シールを集めていない私ですら「ほしい!」と頼み込んで増刷してもらった代物です。

そんなこんなで、ジパ伝黙示録はオフィシャルスタッフであるグリーンハウスが参加していることで、
かつてないグレードが期待できます。

500部限定だそうですので、受付開始をマメにチェックすべきでしょう。

以上、宣伝でした~。

悪魔VS天使台紙入り!

今回ルーツ伝が発売されるというニュースを耳にして、
「ビックリマン、懐かしい!」
と思う人が、まだいるんだということが不思議だったりします。

だって、旧からは25年近く経過してはいますが
それ以降、特に21世紀になってから何度となく「ビックリマン」は発売されているじゃないですか。
なのに、未だに「旧以来久しぶりの遭遇」となる人がいることが驚きなのです。

まあ、いい大人ならお菓子売り場に足を運ばない人も多いでしょうから
何年たってもある程度の割合でこういう人は出てくるのでしょう。
この20数年間リアルタイムで追いかけ続けている身としては、
「懐かしい」という感情にはどうしても違和感を覚えてしまうのですが(笑)

それはともかく、そういう人が決まって口にするのは
「昔は30円だったよね」
という話。
ビックリマンチョコが1個30円だったという事実
そこまで強烈に印象付けられているものなんでしょうか。

100円玉が一枚あれば3個買えるとか、
消費税が導入されても単価が変わらなかったとか
(当初は消費税率3%だったので、税込30.9円となり、切捨てだと30円のまま)
値段にまつわるエピソードはちらほら聞かれます。
でも、裏を返せばそれだけ当時でも格安の商品だったということではないでしょうか。

1個30円だったのは悪魔VS天使シールまでで、スーパービックリマン(1991年)以降50円となり、
伝説復刻版(1998年)で60円、20thアニバーサリー(2005年)で80円になりました。

値上げの要因は、スーパービックリマンでチョコが大きくなったのがまず第一で、
これは同時にシールにかけられるコストを引き上げる意味もあったと考えられます。
(このブログの読者ならご存知でしょうが、オマケにかけられるコストは売上予想額の2%以内という規定があります)
それ以降は原価の価格上昇などが影響してか、じわじわと値上がりしてきたわけですが
では1個30円のチョコはもはや再現不可能なのでしょうか?
普通に考えると、シール1枚あたり0.6円しかかけられないため
今の半額以下で作るとなると、シールのクオリティはめちゃくちゃ低くなりそうですが…。

そこでこんなものを考えてみました。
ズバリ、オマケシールを無くせば30円でも販売は可能でしょう!

…何を言っているのかわからないと思いますので説明すると、
そもそもチョコとシールが別物だから、表景法やら何やらを気にする必要があるわけで、
それならチョコとシールを一体化してしまえば問題はクリアになるのでは
、ということ。
具体的には、チョコの台紙にシールキャラクターを印刷してしまうのです。

つまり、プリズムや金ツヤのシートにシール同様の印刷をしてチョコ台紙のサイズにカットし、
左右の縁を折り返してチョコを乗せ、そのままパッケージング。

台紙から切り抜いて集めるもよし、台紙のまま集めるもよし。
台紙そのものはチョコに必要なパーツであってオマケではないので、
規制の対象とはならないんじゃないですかね?

問題は、ここまでやるとさすがに30円じゃ無理じゃないかというところでしょうか。
単純にシールのサイズをチョコ台紙と同じサイズに拡大するようなものですから。
チョコ台紙としての強度を満足するため、それなりに厚みもないといけないでしょうね。
そもそも、チョコ台紙にシール加工することが認められるかどうかも怪しいところです。

まあ、ここまでして30円で売るメリットがあるのかどうかというのが
一番の疑問かもしれないですけどね。

一片の新聞記事から

本日付の東京新聞の「昭和モノ語り」のコーナーで、
ビックリマンチョコが取り上げられていましたのでご紹介。

59歳とは思えぬ、ファンキーな笑顔を振りまく反後博士(笑)

内容は取り立てて新しい話題も無く、反後博士が全てのキャラを生み出したことや、
社会現象になったことや、公取委勧告でブームが沈静化したことなどが語られていて、
最後は「ビックリマンは子どもたちとの共作。あの経験が私の一番の宝です。」
という博士のコメントで締められています。

時期的にルーツ伝の宣伝がメインかとも思ったのですが、本文中では
「この六月から、「悪魔VS天使」の前時代をテーマにした新商品を発売する」
としか書かれてませんでした。
未公開シール画像でも載ってればよかったのですが、ちょっと拍子抜け…。

しかし、よくよく記事中の写真を見ると…

ルーツ伝!

既に試供品は完成しているのでしょうか?
一部で流れているサタンマリアBの絵柄のパッケージは無く、
絵柄は聖フェニックスSとスーパーデビルの2種類のようです。
(サタンマリアBのパケは製作段階のものだったようで)

試供品ができているとしたら、気になるのは「試験版シールの存在」…ですよね?

以前にも、シンクロXやニャンダーで試供品版が混在したことがありましたし、
目新しい新商品では常に試供品が作られてきたので、今回も試供品自体は十分ありえる話。
問題は、その中に入るシールが本番と同じか別物か、なのですが~。

万が一、当たりシールの裏面に「見本」とか「これは試供品なので応募できません」とか書かれていたら、
それが全43種に存在していたら、コンプは不可能と言ってもいいと思います。
ま、そこまで頑張る人もいないと思いますが。

それはともかく、試供品が入手できれば
当たりでもらえるシールの情報や、Wシールの裏面がどうなっているのかなど
いくつかの謎が明らかになるかもしれませんね。

発売まであと1ヶ月ちょい。
はたして試供品は出回るのでしょうか??