アンカット考

マニアックなコレクターズアイテムとして、アンカットシートというものがあります。

読んで字の如く「カットされてないシール」なので、普通にはまず出回らないものです。
ですが、どういう訳かたまにオークションなどで見かける事があったりします。
関係者が横流ししてるのか、パチモノかはさすがにわかりませんが。

そんなアンカットシートは、大きく二種類に分けられることはご存知でしょうか?
いわゆる校正用見本と、量産品の未裁断です。

校正用見本とは、関係者が絵柄や裏書きなどをチェックするための試し刷りで、
表と裏が別々に印刷されていたり、シート内でキャラがあまり重複してなかったり、
量産時に修正された誤植などがあったり、大きさも手軽なサイズだったりします。

対して量産品の未裁断品は、かなりサイズが大きく(適当に切り分けられてる場合もありますが)、
表と裏は既に合わせられていて、本当に「切り離し前のシール」そのものである場合が多いようですね。

コレクター的な価値はどちらもさほど違わないかもしれませんが、
素材が特殊な試作シールなどと違って、種類はそれこそ膨大に存在するはずなので、
描かれているキャラが人気だったり切り離しても価値のありそうなシールでない限り、
希少さの割にはそんなに欲しいと思うことは少ないですね。
いや、もちろんお手軽な入手の機会があれば欲しいですよ(笑)

ホロセレのアンカットなんかは、かなり見応えあるでしょうね~。
もし入手できる機会があれば額に入れて飾りたいかも?!

訳ありチコクのはぐれホロヘッド

ホロセレクション2で唯一の既存ホロヘッドであるヤマト爆神(タイプI)について、
発売前から色々憶測を呼んでいましたが、実際のシールを見るといろんなことがわかります。

何はともあれ、まずは今回のシールとオリジナルを比較してみましょう。


見づらいですが、左側がオリジナルで右側がホロセレ2です。

パッとみた感じ、違いは無いかのように見えますが…

一番の相違点は名前ロゴの部分です。


オリジナルのほうは名前の周囲が大きく黒く空いているのに対し、
ホロセレ2では名前のフチ部分だけが黒く「縁取り」になっています。

この傾向はホロセレ1でもあったのですが、旧ホロヘッドは名前に縁取りが無いのに
新規ホロだった聖フェニックス・サタンマリアは縁取りしてあって違和感がありました。
わざと差別化しているわけでもないと思うのですが、何なのでしょうね?

そういうわけで、ホロセレ1の旧ホロヘッドは旧作そのもののまさに「復刻」でしたが
今回のヤマト爆神タイプ1はどうやら「リメイク」のようです。
剣と盾の部分なども撮影用立体模型を作り直したのでしょうか。まさに「再現ヘッド」ですね。

そういえば公式ページの案内やパッケージデザインでは、ヤマトは2Dホロのようになっています。

よく見れば光り方が違和感あるのでフォトショップか何かで作られた画像だとはわかるものの、
なんで誤解を招くような絵柄をわざわざ作ったんでしょう…?
もしパッケージ作成までに現物が間に合わなかったのであれば、
旧のオリジナルシールを撮影すればいいのにとか思ってしまうのですが。

そういえば、パッケージ裏面のこの記述。

「爆神のヘッド」って、どういう意味合いなんでしょう?