オフィシャルオークション惨歌

政府が資金調達のために、保存していた希少な金貨をオークションで放出するという話。

 財務省は24日、都内で近代金貨オークションを開催する。希少で、同省も1枚しか保有していない明治13年発行の旧2円金貨は、最高で2000万円の値がつく見通しだ。政府が保有する金貨を売り切る予定で、財務省の主催としては最後の開催になる。

 明治・大正時代に発行された近代金貨について財務省は、平成17年からインターネットを含めて12回のオークションを開き、売却代金は40億円以上となっている。保有する金貨3万2683枚を販売する予定で、24日には残った1433枚をオークションに出す。参加は締め切られている。

 オークションに出される明治13年の旧2円金貨は直径約1・7センチで、保存状態は最高ランクの「極美品」。発行枚数が87枚と少ないため、相場に詳しい貨幣業者は700万~2000万円での落札を予想している。

http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080214/plc0802141822007-n1.htm


ジャンルは違えど、「コレクション」にまつわる話題には興味がひかれます。
週末に古銭商を見て回るような平均的なコインコレクターにとっては縁遠い話でしょうけど、
世界でも指折りのスーパーコインコレクターなんかは目の色を変えているんじゃないでしょうか?
でも最終的にはバブル期の絵画や彫刻がそうだったように、
どっかの大富豪や企業が投機目的や税金逃れのために購入するのかもしれませんけど。

さて全然規模が違う話ですけど、おまけシールの世界にも似たようなことはあるもので、
ネットオークションに試作シールやら希少なマイナーシールやらが出品されたりすると、
そりゃもう大変です。
「今回を逃したら次があるとは限らない…」
「あの人やあの人も狙ってるはず…」
「この保存状態だと、無理をするのは得策ではないかも…」
「予算、これぐらいじゃ足りないだろうか…」
「この金額だと、出せなくはないが後で後悔しそうだな…」
「裏取引で即決されたりしないだろうな…」

と、オークション終了予定時間までひたすらモンモンタイム
結局、画像だけ保存してあとは見なかったことにする、ということもしばしば(苦笑)

それにしても、政府ですら資金繰りのために激レア資産を放出する時代。
ロッテ・大日本印刷・グリーンハウスなども、保有する希少なシールや資料を
何かの機会に大放出するようなことだって、もしかしたらありえなくはないかも??
先日の八王子で展示された品々も、値のつけられないような貴重なものばかりでしたが、
万が一あれらがオークションにかけられたらきっと壮絶な地獄絵図が繰り広げられることでしょう(爆)
開始額が“無理すれば手が届きそうな金額”だとなおさら悲惨で、
さらに二者がどちらも譲らずに延々と競り合うようなことになると、もう想像したくもないです。
てゆーか、自分がその立場になりそうでコワイ…。

今現在、ビックリマンで最も高いプレミアシールでも100万はしないでしょうから、
他のコレクターズアイテムと比較すると知名度の割にはまだまだ低い部類なのかもしれません。
だけど現実問題として、そんな世界になってしまうとちょっとやってられないですね。

願わくは、そんな機会が訪れないことを…。

ひかり伝 × GREENHOUSE

聖魔暦発売からまだ2週間ほどしか経っていませんけど、
早くもS限定シールの発送が始まったみたいですね。

かつて2000の時代には、発送が遅すぎたことに対し「お詫びカード」が作られたこともありましたが
この対応の早さはなかなか好印象です。

と、褒めるのはここまで。
実際に届いたS限定シールについて、いろいろと不満を書き連ねねばならないようです…。

そんなわけで以下は画像を含むネタばれ記事になります。

「ひかり伝 × GREENHOUSE」続きを読む

謎のビーエムジパング伝説レポート

2008年2月11日。
八王子の上海鑑定団にて3周年記念イベント「謎のビーエムジパング伝説」が開催されました!
このブログでも全面協力させていただいていますが(基本的に宣伝だけですけど)
今回はそのレポート的なものを書こうと思います。

イベント開始は12時。
ですが、シール購入の整理券配布が10時から行われるとのこと。
私はちょっとモタモタして10時半ごろお店に到着したのですけど、
そこで担当のS氏から聞いたところでは、早朝からかなりの人数が並んでいて
この時点で既に100人分以上は券を配ったとのこと。
何というか、みんながっつき過ぎです(^^;
通販の告知もあったからもっと穏やかかと思いきや、そんなことはなかったようですね。


で、整理券を受け取って12時までふらふらと時間を潰し、
10分前ぐらいにお店に戻ったところ…。

んまぁすんごい行列(汗)

一体どこからこんなに集まったのか、地下イベント会場へと続く階段に向かって
ざっと30人ぐらいは並んでいました。
さらには後からぞろぞろと見知った顔も集まり出し、開場の頃にはさらに倍ぐらいの人数に…。

時間になったところで行列がじわじわと進み出しました。
が、入場と同時にシール販売を進めているため、なかなか進みません。
イベント会場に入ってシール購入できたのは、開場から10分ほど過ぎた頃でした。

会場は学校の教室よりやや狭いぐらいの広さで、1/3ほどはテーブル席となっています。
向かって正面には4段のショーケースが5台並んでいて、そこに今回の展示資料が並べられていました。
ちなみに撮影禁止だったので写真はありません。
もし他の人がmixiやら日記やらで写真をUPしてたら、それは違反行為です(汗)

で、肝心な展示品はというと…

■「謎のジパング伝説」のメインキャラクター・カラー資料
 ピーコックィーンの彩色版イラストにマニア悶絶(笑)

■悪魔VS天使・没デザイン資料
 公式サイトで紹介されたことのあるもの以外には、
 ダンディな左官屋風のカタメ神、妙に悩ましい縁縄如天、デビルっぽい始祖ジュラ、
 新規にデザインしなおしたようなクロスエンジェル、缶詰を載せた人型くじら大帝
など…。
 ところで、資料には米澤さんからのコメントが寄せられたものもあったのですが、
 それによると、ビックリマンの打ち合わせ用語で、普通っぽすぎるキャラクターを
 「聖感(ひじりかん)が足りない」
と言うそうです。
 公式サイトでも紹介されたチャイナ服おねえちゃん風のサタンマリアなどが
 まさに「聖感が足りない」からボツになった好例だそうで。
 また、同じくただのコスプレ兄ちゃん風のヘラクライストのように
 妙にリアルな表情だったりで生々しい場合は「ナマ感がする」と呼んでいたそうですよ。(これ
 いわゆるビックリマンらしさは、そういうこだわりで研鑽され生まれたものなのですね。

■サンプル版シール
 ヘッドロココのラメ版4種、プタゴラトンのプリズム色違い3種、
 魔スターPの金エンボス版見本、20弾次代の素材違いがありました。欲しい~(爆)

■シール原画
 セル画的にきっちり着色されたものです。アレキサンマルコや、何故かボディコン鬼など数種。

私も初めて目にするものが多数あって、新鮮な感動がありました。

ざっと資料を堪能した頃には、最初こそ誰も近寄らなかったテーブル席で
ちらほらと交換会が始まっていました。

ちなみに、シール購入の列が途切れたのは12時50分ごろでした。
最後尾の人はかなり待たされてたようで、お疲れ様です。
シール販売はその後一旦中断され、午後3時ごろに再開し2セット目希望の人たちが並んでいました。
最終的には、10セットぐらいしか残らないほど売れたそうです。
そうそう、シール購入者対象に米澤・兵藤両名のサイン色紙がもらえるアンケートもやってました。
当日の購入者の中から1名、通販で買った人の中から1名にそれぞれ色紙が当たるそうですよ。

シール交換は、私にしては珍しく結構な収穫がありました(笑)
でもそれ以上に良かったことは、実に数年ぶりに再会して話をした人が何人かいたこと。
交換そっちのけですっかり歓談にふけってしまってました。
ここ数年まともなシール交換イベントがほとんど無かったこともあるのですが、
まるで同窓会みたいな雰囲気でした(^^)

イベント終了後は知人らと近くのファミレスでダベリング。
久々に楽しい時間を過ごした一日でした。
シールもほぼ完売で、イラスト展示も盛況で、
イベントとしては大成功かと思うのですが、どうでしょうか?