「超聖神」
この単語、実は旧ビックリマンのシール裏では一度も登場していません。
2000の「次界胎后ノヴァ」裏書きにて初めて名前が出たぐらいです。
旧シールでは「謎の聖神影」(アイス版ヘッドロココ裏)が精一杯の記述ですね。
もちろん、旧アニメをはじめとして各種媒体ではとっくに名前が登場しています。
スーパーになってから巨魔界神ザイクロイド・アノドと同一の存在だと明かされ、
2000ではアノド封印後に新たな超聖神としてアツィルト・フェニックスらが即位。
と同時に、超聖神アノドは元々は「深層」というさらに上の世界の住人であり、
アノド級の「神」はまだ他にもいる…という「拡張」もされました。
(さらにそのまた上…は、この際置いておきます)
それでも未だに「超聖神はビックリマンワールドの究極至高の存在」という認識が強いのは、
「月刊OUT」93年7月号のQ&Aコーナーにて、反後博士が語った次の言葉によるものと思われます。
Q:アノドと超聖神のシールは出ますか?
A:このシールは、ビックリマンシリーズの本当にラストの弾になります。
いわば、この2人(?)がビックリマン世界の総合統括者なので、
各々の弾に入れることはできないのです。
これゆえ、超聖神の登場はビックリマンシリーズの終焉を意味するというのが
ファンの間の共通認識となっていました。
しかし、ひかり伝ではあっさりと「超聖神」を名乗る者が二人も登場。
もしかしたら、反後博士は「そんな昔に言ったことまで覚えてないよ」と言うかもしれませんけど、
それこそビックリマン世界の真の総合統括者ならばそこら辺も徹底していただきたいところ。
もちろん、現時点ではクロノズーとディアナがアノドと関連あるのかすら不明ですけれど、
あんまり超聖神の名前を安売りしてほしくないというのが率直な感想です。
まあ、このときの反後博士のコメントは他にも
「スーパー終了の半年後に、恐竜と人間が共存する「ビックリマンZ」をスタートさせる」
とか言ってましたので、あまりアテにしすぎないほうがいいのかもしれませんけど(苦笑)