過去モノの呪縛

数年前から人気シリーズの続編漫画というのがどんどん発表されていますが、
単純に二世モノや未来モノを描いたものもあれば、あえて過去を描いたモノもいくつかあります。

「北斗の拳」に対して「蒼天の拳」は、ケンシロウの叔父にあたる先々代の継承者が主人公。
時代設定もかなり昔で、世界観も大分異なります。
また、「聖闘士星矢エピソードG」も外伝的な過去物語。
少年時代のアイオリアが主人公で、最近はクロノス復活を目論むティターン神族との戦い…
とか何とか、本編以上に妙なスケールでやっちゃってます。
(まあこちらは作画がアレなので異論も多いでしょうけど)

過去モノの多くは、この際全く別物として見たほうがいいのかもしれません。
それに新規読者に訴えかけるには、使える設定は残しつつ中身総とっかえというのが
手っ取り早いし手堅いと考えられるでしょうから、むしろ過度の期待は禁物なのかも。


さて、「ひかり伝」は「悪魔VS天使編のストーリーをベースにさらに遡るストリー構成」
と言われていますが、「ベースに」というのが結構重要なポイントだったりしそうな気もします。
つまり、単純に源層紀あたりの時代で描かれるというわけではなく、
それこそナディアやメディアも存在しなかった時代を舞台にしていたりして
「いつの時代なんですか?」と聞かれたら「旧よりも前ですよ」と答える、その程度だったり。
そうなると、旧シリーズとの接点というのはごくごくわずかとなってしまうかもしれません。

以前私がここで書いた「ビックリマン・エピソード0」のネタは
まさに源層紀を舞台にノアやカーンも登場するような話でしたけど、
「ひかり伝」が旧とスーパーぐらい大きくかけ離れた設定だとすると、
我々が期待しているような流れにはならない可能性も…。
イラストレーターもグリーンハウスとは別っぽいし、そういう面では期待薄かな。

でも、「ひかり伝」というからには「ひかり」に関連のある話…
光の次神子スーパーゼウスにまつわる話になるのかとも想像するところですけど、
どうなんでしょうね???

神羅万象1st anniversary~光龍帝伝~

なんとなくこのブログ的には印象が薄くなりつつある「神羅万象チョコ第4弾」
ネタとしてはそれなりにあるんですけどね。

例えば、今回のホログラム(ホロプリズム)のひとつは
あのアートコレクションでも使われた「煌氷YUKI」ではないか、とか。

 
この画像じゃわかりにくいですね。

あと、ひかり伝に先駆けて「クロノズー」と「ディアナ」が既に登場!とか。

って、「鎧羅院クロノス」と「月照星ディアナ」なんですけどね。

そういえば次の神羅万象・新章は4月発売予定でしたっけ。
ひかり伝は3月だから、とりあえずバッティングはしないようですね。
よかったよかった(笑)

…厳しいことには違いないですけどね…。

超聖神大安売り

「超聖神」
この単語、実は旧ビックリマンのシール裏では一度も登場していません。
2000の「次界胎后ノヴァ」裏書きにて初めて名前が出たぐらいです。
旧シールでは「謎の聖神影」(アイス版ヘッドロココ裏)が精一杯の記述ですね。

もちろん、旧アニメをはじめとして各種媒体ではとっくに名前が登場しています。
スーパーになってから巨魔界神ザイクロイド・アノドと同一の存在だと明かされ、
2000ではアノド封印後に新たな超聖神としてアツィルト・フェニックスらが即位。
と同時に、超聖神アノドは元々は「深層」というさらに上の世界の住人であり、
アノド級の「神」はまだ他にもいる…という「拡張」もされました。
(さらにそのまた上…は、この際置いておきます)

それでも未だに「超聖神はビックリマンワールドの究極至高の存在」という認識が強いのは、
「月刊OUT」93年7月号のQ&Aコーナーにて、反後博士が語った次の言葉によるものと思われます。

 Q:アノドと超聖神のシールは出ますか?
 A:このシールは、ビックリマンシリーズの本当にラストの弾になります。
 いわば、この2人(?)がビックリマン世界の総合統括者なので、
 各々の弾に入れることはできないのです。

これゆえ、超聖神の登場はビックリマンシリーズの終焉を意味するというのが
ファンの間の共通認識となっていました。

しかし、ひかり伝ではあっさりと「超聖神」を名乗る者が二人も登場。
もしかしたら、反後博士は「そんな昔に言ったことまで覚えてないよ」と言うかもしれませんけど、
それこそビックリマン世界の真の総合統括者ならばそこら辺も徹底していただきたいところ。
もちろん、現時点ではクロノズーとディアナがアノドと関連あるのかすら不明ですけれど、
あんまり超聖神の名前を安売りしてほしくないというのが率直な感想です。

まあ、このときの反後博士のコメントは他にも
「スーパー終了の半年後に、恐竜と人間が共存する「ビックリマンZ」をスタートさせる」
とか言ってましたので、あまりアテにしすぎないほうがいいのかもしれませんけど(苦笑)

「ひかり伝」その内訳は?

さてさて、とにもかくにも話題の中心は「ひかり伝」
関西・中部などで20thアンコール版の発売がなされたり、
2月に九州や東北・北海道での発売が発表されたりしたにもかかわらず
そっちの話題を押しのけて注目されているのが現状ですね。
所詮復刻は復刻。少々ラインナップが追加されただけのアンコールよりも
新作、まして昔語りのストーリーと聞けばそちらに目が行くのも当然のこと。

そんな「ビックリマン悪魔VS天使編21stアニバーサリー・ひかり伝」
ロッテの公式発表はまだですが、問屋筋やその他で少しずつその内容が明らかになってきています。

まず、いきなりですが「ひかり伝」全42種について。
某問屋が一部公開したパンフ裏情報には今回の42種がごく小さいながらも紹介されています。


(画像はモザイク処理してあります)

このパンフ上部にはこんな文章が書いてありました。
なお字が小さくてはっきりとは読めないため、誤った内容である可能性があることをご了承ください。

●「悪魔VS天使シールの天聖・魔界のルーツが「ひかり伝」シールにより解明されます。
●2つのエリアが対抗し、3つ目のエリアが誕生し、各々の域に登場する主人公がシールになり、
 全42種類の相関関係は以下の通りです。

とあり、下にはかなり小さく描かれた42種のシールイラストが分類されていました。
内訳は…

「種別:ヘッドシール」「エリア:源■」8種
「種別:悪魔シール」「エリア:真黒域(まくろいき)」8種
「種別:天使シール」「エリア:真白域(ましろいき)」8種
「種別:??シール(判読不可)」「エリア:灰色域」8種
「種別:復活天使シール」「エリア:天聖界」10種
(2/11修正)

うち、ヘッドには「超聖神クロノズー」「超聖神ディアナ」も含まれる様子。
「聖怪ヘラクレス王」は天使シール扱いのようでした。
(別の図では「聖怪ヘラクレス(マスター)」と読めるような…)

また、気になる復活天使シールをよく見ると
「金太ロボ神」「ゴッドマングース」「成りキング」「水かける蔵!王」「くじら大帝」
「笑天師」「吉福神」「ツタンアーメン」「ゲームキング」「天帝コンバイン」

…のように見えます。なんだコリャ??

パンフの図では、金太ロボ神から矢印が伸びて聖怪ヘラクレス王につながり、
さらに隣の悪魔シールの一種に矢印がつながっています。

現時点では、全くもってちんぷんかんぷんな構成となっています。
これが旧1弾の世界にどうつながっていくのでしょうか?
わざわざ初期弾天使を登場させるからには、ストーリーに大いに関連あると思われますが
このラインナップからは、あえて復刻してまで登場させる意味がわかりません…。

さあて、どうなるひかり伝!?

21st??

悪魔VS天使編の新作の話題食玩通販問屋さんを発信源として広がっているようで。


「ビックリマン悪魔VS天使編21stアニバーサリーひかり伝」


いやまあ、ツッコミ所はいくつもあるんですけどね。

反後博士が「次は子供向け」と言ってたのは何だったのかなー、とか。

21周年とか言い出すと20周年が途端に安っぽくなるからやめてほしいなー、とか。

神話ではゼウスの父はクロノスだけど安直すぎない?とか。

2000で出てきた深層神とか何とかはまるっきり無視されるんだろうなー、とか。

また神羅万象と発売日ぶつかっちゃうのかなー、とか。

20thアンコール版と同時生産できないとしたら、九州・東北・北海道はどうなるんだろー、とか。


ま、当面は続報待ちですかね。
公式のFLASHが2月には更新されるでしょうから、それまであれこれ予想して楽しみますか♪