今更ですが、今年は伝説復刻版が登場して15年になります。
それまですっかり「過去のもの」だったビックリマンが、
再び表舞台に出現したきっかけになった衝撃的な出来事でした。
後になって、実は2000発売の布石だったという話も聞きましたけど
当時はネットで情報ゲットという風潮がまだ定着していなかったので
限られた一部の人しかその存在を知っていなかったと思われます。
伝説復刻の1弾は、1998年7月に一部店舗でのみ販売されました。
私の近所ではダイエー系列の大型スーパーに入荷されるという情報があり、
掲示板で「売ってるのを見た」という書き込みがあった店に駆け込んだものです。
当時は中身についての情報も事前には流れていなかったので、
数年ぶりの箱買いにドキドキして、近くの空き地で開封してみて
続々とヘッドが出現したのには本当にエキサイトしたものでした。
同時に、プリズムじゃなくアルミのヘッドについてガッカリしたり、
ラインナップが前半に集中していることに不満を感じたりしたものです。
それでも、ロッテがビックリマンを復活させてくれた!という事実に感動し、
ネット上のコミュニティもにわかに活気づいたのでした。
余談ながら、さかのぼること5月ごろには
さらに一部の店に「試験販売版」が出回っていたそうな...。
例の「水泡プリズム」のシールですね。
ここで「やっぱりヘッドは四角プリズムじゃないと!」という
声があったかどうか...はわかりませんけど、
先行販売は通常販売時とバージョンが異なるという悪しき慣習の走りですね(^^;
そしてその年の12月に伝説復刻2弾が登場し、
後半ヘッドの連発に個人的には拍手したものの、
「これじゃ知らない人の方が多いだろうな」とも感じたものでした。
伝説復刻版のラインナップは、当時ビックリマン担当だった
ロッテのソージさんこと荘司氏がピックアップしたそうですけど、
聖神ナディアやダークマターがいなかったり、
インダストや黎元老守がプリズムだったり、微妙にズレてるのも面白いですね。
あのころはあんな復刻でも十二分に感動できたのですが、
さすがに「スペシャルセレクション」「ビックリマン伝説」に至る現在では
感動はもはや出涸らしですね。
それでも出せばそれなりに売れるのですから、BMプロジェクトは楽な商売っすなぁ。