影でうごめく影の主

創聖使影の6人がどういう位置づけの存在なのかは、
情報が少ないこともあって結構ぼんやりしている気がします。

そもそも彼らがパンゲに出現した経緯としては、
「異聖矢に率いられ忍び出た」とシール裏に書かれている通り、
かつて異聖メディアが放った異聖矢に既に宿っていたと考えられます。
つまり実体ではなく、特定の条件下で発動するようプログラムされた
ある種の思念体のようなものではないかと。
例えるならブラックサバスのごとき自動操縦型のスタンドのようなものかと。
(余計わかりにくい?)

造形がなんか壁画のようにガタガタしているのもそのためだと思うのですが、
このことをメディアは気づいていたんですかね?
いずれにせよ、異聖矢がパンゲに到達して発芽→メディアがそれを感知→
創聖使の暗躍と恐怖スーツの起動を察知→ナディアがパンゲに出張
という流れがあったのかもしれません。

ところで創聖使影は何故かスーパーデビルと似た衣装をまとっています。

影パーミンダロス、影エウリピデボン、オルドトス影は阿修羅デビル。
カーボメロス影、ミレトシルル影、影カンブディアスは偽神デビル。

ひかり伝ではブラック戒律の誕生に曼9聖が関わっていたという話がありましたが、
そういう意味では創聖使とスーパーデビルには浅からぬ因縁があるものの
具体的なつながりがいまいち見えてこないのがもどかしいところ。
まして旧シリーズの段階で、反後博士は何を意図して創聖使影のデザインを決めたのでしょう。

仮説ですが、スーパーデビルのあの裃姿は実はデビルがオリジナルではなく、
「デビルよりも上に立つ者」の影響を受けた者に与えられるものだとしたら?

歴史上あの姿に最初になったのは超魔性D・Dということになりますが、
彼のその後はシール上では特に語られていません。
源層の主となる野望を抱いた無敵体の行方は依然として謎のまま…。

思えば、ダークマターによって創られたドラキュロスも、裃っぽい姿をしてました。
D・Dがのちのダークマターで、彼が創聖使にも影響を与えていたとしたら
創聖使影の姿がスーパーデビルと似てくることにも意味がありそうなのですが…。

さらには、この考え方が超魔アイソクラテラにも適用できるかも?

表舞台から忽然と消えた超魔性の暗躍と考えるべきか。
それとも…?

公式同人企画の可能性を探る

身もふたもないことを書いてしまいますが…。

ロッテとグリーンハウスさえその気になってくれれば、
「ただ売れるだけの新しいビックリマン」は作れると思うんですよ。

復刻シールは、キャラの知名度も人気も高いのでそこそこ売れる。
新作シールは、キャラの知名度も人気も低いのでなかなか売れない。
ならば、知名度・人気の高いキャラで新作シールを作ればいい、というのは
非常に理にかなった解だと思うわけです。

とどのつまり、SDガンダムにならって神帝隊と三国志をコラボさせてみるとか
人気の女系天使の別コスチューム版をシール化するとか、
ジパ伝のゴッド神みたいに、スーパーゼウスにも超武装形態を創作してもらうとか。
そのうちハローキティやキューピーとコラボするのもありかも?

古くからのファンには賛否激しいと思いますが、出せば普通に売れると思います。
あとはロッテ大野さんがTVや雑誌でもっともらしい説明で宣伝しまくればOK!?

でもまあ、きっと反後博士が首を縦に振らないでしょうけどね。
(そんな色気が少しでもあれば、化生伝キャラはもう少しカッコよくなってたはず)
それにグリーンハウスにも少なからずキャラに対する思い入れはあるでしょうから、
あんまり衆愚迎合で従来のイメージを損なうキャラは描きたがらないかも…。

とはいえ、サンタゼウスのような前例もあることですし
お祭り番外企画として一度くらい見てみたいですけどね。

8・2・0でハニワの日

本当にハニワの日かどうかはさておき、
ハニワと言って真っ先にイメージされるのは、やはりネロ魔身ですよねー。

巨大な魔力・魔性般若パワーが限界を超えたとき、
魔身を露出し崩壊に至ったというヘビーなエピソードの持ち主です。
魔肖ネロの姿は仮のものであり、本体がネロ魔身である、というのが定説ですが
後に「大教典」にて「魔性般若パワーこそが本体」という説が語られました。

また、「肖」の字には「あやかる」という読みがあります。
ネロの異称「魔偶王」の「偶」は、「人の形に似せたもの」という意味もあるそうです。

ここから、魔肖ネロとは「魔力が人の形を成したもの」と解釈することができます。
そのための媒介となったのが「器」である「ネロ魔身」であり、
それを可能にしたのが6魔極の魔力「幻・暗・重・底・邪・迷」なのだとしたら、
肥大しすぎた魔力が6魔極の限界を超えたとき、風船が破れて空気が抜けていくように
人の形を維持できなくなり、魔身露出に至ったと言えるでしょう。
下手したらそのまま魔身にとどまることすらできなかったかもしれませんが、
それを魔儀垂マントで甲殻体を形成してかろうじて防いだというところでしょうか。

実体でないからこそ、魔力の集中箇所である「鼻」の周辺は
ゆらゆら揺らめく陽炎のごとく「はっきり見えない状態」となってたんですかね?

ところで、なぜに魔力の器が「ハニワ」型なのかというところを考えてみると、
古代の埴輪がまさに「人の代用」として権力者の墓に埋められた説があるためですかね。

ここにルーツ伝で登場した「魔肖ネロン」「魔黒デザートネロ」「魔肖デカネロ」についても
さらに考察を深める必要があるのでしょうけど…
余計に混乱しそうなので、今日はここまで!
…ルーツ伝の公式解説コーナーでネロ系3体が語られなかったのが悔やまれます。