真冬の幕張詣で

「次世代ワールドホビーフェア2012冬」開催、ということで
年2回の定期イベントに出かけてきました。

21.22日が東京大会の開催日だったのですが、
折からこの冬一番の寒波に見舞われて雪やみぞれが降る有様。
一般会場に入るだけでも大変なのに、グッズ販売会場の列に並ぶ人たちは
本気でシャレにならないんじゃないかと気の毒にすら思えます。

さて、ゲッテンカ亡き今となっては目当ては神羅万象ブースのみ。
今回の内容はというと…
・「七天の覇者」全4弾展示
・オリジナルアニメ&CM放映
・チョコ配布(小学生限定)
・ゲームをプレイして覚醒カードゲット(小学生限定)
・チョコ販売(1個購入につきステッカー1枚付与)
・次章「大魔王と八つの柱駒(ピラー)」の予告パネル展示
と、まずまず盛りだくさん。
まあ先週の大阪大会と変わりないようなのでニュース性は薄いですけど。

配布のチョコは当然ながら七天の4弾で、
パッケージに「サンプルです」のシールが貼られてるだけで中身は同じ模様。
チョコ購入でもらえたステッカーは全3種で、横に並べると絵柄がつながる仕掛け。
ゲームは壁面に光る丸ボタンが無数に付いていて、ランダムでどこかのボタンが光って
制限時間内にいくつ押せるかという反射神経系のゲームです。
4弾のSカード以上を1枚見せるとチャレンジでき、
一定ポイント以上ゲットで「白面八岐大蛇サイ」のカードがもらえます。

こういう場面で思うのは、意外と(?)きっちり小学生ファンがいるってこと。
中にはカードファイルを持参してせっせとファイリングしてる子もいたりして、
今時の子供もちゃんと付いてきてることに感心したり。
仮面ライダーや戦隊ヒーローみたいに周期的に内容が一新されることで、
以前のファンを残しつつも新規ファンが入りやすい土壌を形成しているようですね。

まあそれはともあれ、個人的にはチョコ買ってステッカー確保したら
他にすることも無いのでそそくさと退散。
お疲れ様でしたー。

新発表時の恒例行事

ロッテのプレスリリースを受けて、一部のネットメディアで
「ビックリマン伝説」発売の記事が紹介されておりますが、
予想通りというか毎度のことというか、こんな声が聞かれるようです。

「昔は30円だったのに今は84円なのはぼったくり」
「遊戯王カードなどのレア商法が許されるならビックリマンも見習え」
「ビックリマンといえばどっきりさせるシールだろ」
「チョコ無しでシールだけ売れ」or「チョコだけ売れ」
「当時のまま完全復刻しろ」
…。

本当、毎回同じ話ばかりで他人事ながらうんざりするのですが、
そんなに何度も復刻やら駄作やらを出し続けている事実がまたうんざりなのですが。

今回が初の復刻というならまだしも、もう何度目の復刻かという勢いなのに、
それでもこれだけ騒がれるのはビックリマンならではというか、
平面食玩で良くも悪くもこれだけ話題になるのは他にはないでしょう。
だからこそ、半端なことはしてほしくないんですけどね。

そういえば、このタイミングに乗じて宣伝する予定だったであろう
噂の「ビックリマン本」はどうなったんでしょう?

黄金の覇者

「神羅万象チョコ・七天の覇者」第4弾が発売になりました。
1章あたり4弾の構成でもう通算7章目なので、
トータルで28弾目という計算になります。(復刻除く、富嶽伝含む)

当然ながら物語はクライマックスなのですが、
チョコから出るカードで結末が描かれているため、
チャンスポイントでゲットする覚醒カードとの前後関係が少々気になるところ。
それにしても覚醒カードを集めるために必要なチャンスポイント数が
えげつないほど増加していて厳しすぎる状況だったり…。

今回必要なポイント数はなんと48pt。
仮に1箱(20個入り)から8pt出たとしても6箱必要な計算です。
ここまで付いてきた熱心な層から徹底的に搾取しようというのか…。
次章では新規層取り込みのために最初は下がるんですかね。

さてさて、チョコからはチャンスポイント以外にもうひとつ重要なファクターがありまして。
毎度おなじみシークレット仕様の箔押しカードでございます。

今回はエピローグカードに箔押し版が存在するのですが、
キャラ名とカードの額縁部分が金色に輝いていて
これまでにない荘厳なインパクトを感じるカードとなっていました。
こういう突出した要素が、ビックリにも欲しいところなんですけどね。

ちなみに今回もサークルKサンクスでのキャンペーンがありまして、
主人公の実母である人気キャラがあざとく登場しております。
おかげで発売直後から探し回らないと入手できないという面倒なことに…。

さらには先日大阪で開催されたWHFは、早くも次章の告知がなされたそうですが
一時期はなぜ販売が継続しているのか不思議なほど売れてない印象だった神羅万象が
覚醒カードやブラウザゲームの後押しもあってここまで好転したのには驚くばかりです。

「神羅万象10年計画」がますます現実味を帯びてきましたね…。

伝説の先に見える影

公式サイトに「ビックリマン伝説」の特設ページが追加されました。
現時点では看板のみですが、次期シリーズの影をちらつかせて
これでもかと期待感を煽ってきています。
何気に電光ニュースがネタ豊富ですね、口調がウエハーマンぽいですが(笑)

復刻で資金稼ぎしなきゃ新作が作れないとしたら悲しいですが、
今回提示された「いかにも謎の超聖神的なシルエット」は
ひかり伝1弾発売時のような「今度こそ謎が明らかに!?」という期待を誘いますね。
よもや「出す出す詐欺」と言われるほどの風呂敷乱舞になろうとは、
あの当時いったい誰が予想したでしょうか(爆)

しかし冷静に考えてみたのですが、
かつては「謎の超聖神」はビックリマンワールド最大最後のミステリーでしたけど、
ひかり伝でわんさか伏線や設定が積まれて残されている現状を考えると、
謎の超聖神が出されてもまだまだ終わってもらっては困る状況かと。

そもそも、謎の超聖神の正体が明らかになるということは
ビックリマン世界の起源や最高位の意思(エイム)が明らかになるのと同義のはずでした。
…が、謎の超聖神は既に「世界の始祖」という位置づけではなく、
ある段階で作られた一世界である「源層界」に、ある時期に誕生(?)した存在でしかなく、
1440の物語を総括する存在ではあるのかもしれませんけど、それよりも大きな枠組みが示された今となっては
ちょっと微妙な印象があるのも否定できないところです。

いや、博士の中ではビックリマン世界の「核」はあくまでも謎の超聖神と源層界を頂点にした世界観で、
それを構築してきたひかり伝での物語は本流とは異なる「きっかけ」にすぎないという考えだったりするかも?

何を言っているかわかりにくいと思いますが…、
例えるならひかり伝の物語を実際にシールを作る過程にあてはめてみますと

●超聖使たちが2人の超聖神を誕生させる→ロッテ上層部が最初のビックリマン担当者を任命する
●超聖神がいろんな世界を作って介入してかき混ぜる→担当者がまじゃりんこやかわりんごシールを生み出す
●さらに複数の人の手により源層界が誕生→GH、DNPなど関係者が集まり「悪魔VS天使」の企画が固まる
●いろんな因子が絡み合い、謎の超聖神が登場→複数の担当者の中から反後氏が突出し、雑誌などに登場

うーん、何か違うかな…。
ただ、外部要因が「旧ビックリマン世界」を生み出したという点ではある意味同じかと思ったのですが、
だとすると謎の超聖神は旧ビックリマン世界に最も近くて最も直接的な影響力を持つ「異質の存在」なわけですよね。

ともあれ、消えかけていた未来への希望が息を吹き返してきたような印象です。
ファンというのは実に身勝手なものです(笑)