どうして俺達ここにいる?

公式サイトの週刊連載企画、シーズン2も早くも6回を数えました。
私の読解力が乏しいせいか中身をあまり見いだせないのですが、
今回スポットが当たるのは新生キャラのうち若神子と神帝についてです。

聖核伝では旧の1弾から9弾まで弾ごとに3すくみが選ばれていて、
その中でも人気の若神子と神帝が選ばれたというだけ。

男ジャックや牛若がいなくて、アリババだけ神帝というのは
単純にそういう理由だと思うのですが、そこにどんな理由づけがなされるのか??


博士解説によると、まずヤマト王子の場合は手にした剣が未来へとつながる鍵だとか。
一気酔剣→サバイブラスト剣→サン雷剣といったパワーアップの流れを集約したものが
ラファエロココに託された「ヤマトウォー剣」ということだそうで。
その割には聖核伝ヤマト王子の剣はどう見ても助剣の「厄よ剣」なのですが…。
サン雷剣が登場したのはヤマトウォー剣(割魔聖光剣)よりも後だし、
相変わらずツッコミどころに事欠かない解説という印象です。

ピーター神子はというと、右手の星くずが実は聖Rピーターの「惑星珠」だそうで。
(聖Rピーター所持時は「聖星珠」…。星も連結してないし…もにょもにょ)
これぞまさに「嘘も方便」?!

一本釣帝に関しては、「大山鳴動して鼠一匹」の魔鬼動向予知の能力が
ヘラクライストにインプットした「超テンション回路」に通じるのだとか。
やや強引ですが、これはまあアリでしょうか。

そしてアリババ神帝
聖核伝での姿はまさにこれから幾度も起きる数奇な運命を予兆するもので、
騎神アリババ裏面で「聖夢剣で奪われた理力を奪還」とあることや
ルーツ伝・天夢アリババでGサラオで聖騎獣に変身とあることもこれに含まれるのだとか。
相変わらずアリババ=運命に翻弄、という図式から抜け出せないようです。

で、この4天使に共通することは
「若神子として選ばれるに足る力を持った証を、聖核伝の暦画メッセージで表現している」
というのが博士の言葉。
…アリババは悲劇だからこそ若神子足り得たと??

つまりは、ビックリマンのコアストーリーの一大主役たるヘッドロココのサーガを演出するため
そのアクターとして彼らが若神子として選ばれた
、と解釈すればいいのでしょうか。

ロココをパワーアップさせる役割→ヤマト
ロココのパートナーを生み出す役割→ピーター
ロココと関係ないけど聖神皇を創造する役割→一本釣
ロココの旅路を悲劇で演出する役割→アリババ

これが博士の言う「聖なる核」という役割なんでしょうか。

で、残りの若神子については全く触れられていないのですが…。
てゆーか、そもそも聖核伝で彼らが登場した理由と何にも関係ないんじゃ…?

博士がものすごく深いところまで伏線を張って物語を創っていることはわかるのですが、
もう少し後付っぽくならないように、わかりやすい伏線の張り方をお願いしたいところです。。。

雑誌つき第1弾シールセット発売!?

宝島社より「別冊宝島・ビックリマン・シールコレクション 悪魔VS天使編第1弾全シール付き」が発売になりました。

50ページに満たない薄い本ですが、内容は実にしっかり作られているという印象です。
決してマニア向けではないので、「星」「古代神」というような平易な言い換えもちらほらあったり。
それでもストーリーや世界観、ホビー情報の入門書としてはソツがなく、
カラーイラストも多くて往年のコロコロを彷彿とさせるクオリティかと。
これのひかり伝バージョンなんかがあれば読んでみたいと思いますね。

特殊シール系としては、福袋やキャッチャー版が紹介されてました。
一般向けとしてはこのあたりがマニアックさの限界ですかね(^^;
竹村先生の画力は超完本同様に、歪みまくっててヤバい感じでしたが…。



そしてこの本の最大の目玉である付録シール「第1弾全37種」については、
思いのほか忠実に復刻されていて驚きでした。




天使は銀ツヤでなく昔のような銀紙っぽい素材。
裏面もオリジナルと同じフォーマットで余計なロゴや商標も無し。フォントも旧とほぼ同じ。
強いて言えば、スーパーゼウスの印刷がシルク印刷ではないのが難点ではありますが
980円でここまで再現されているとは、完全に想像を超えていました。
シールの切れ目は力をかけるとすぐに切り離せちゃうので、そのまま保存派はむしろ要注意?

惜しむらくは、シート同士が糊(?)で背中合わせに貼り付けられているため
剥がすところで失敗すると印刷が剥げて残念なことに…。

皆さんはドライヤーで軽く温めるなどして、シートを傷めず剥がせるようにご注意ください。

続編が出るとしたら、ヘッドだけ集めたシートが付録ですかね?