20th ANNIVERSARY  
 

ビックリマンチョコの歴史

 
 

〜一気に振り返るウエハースチョコの20年〜

 

 

  悪魔VS天使以前  

ロッテから「ビックリマンチョコ」という商品が登場したのは1977年のこと。
最初は「どっきりシール」というシリーズでした。

  

その後、「ウッシッシール」「まねまねシール」「まじゃりんこシール」などを経て
1985年に「悪魔VS天使シール」が発売されはじめました。

 


  悪魔VS天使シール登場!  


  「ビックリマンチョコ」 1個30円!

瞬く間に子供たちの間でヒットし、お店では一人3個までの購入制限が付いたという話もありました。


伝説の「ビックリマン神社」 1箱40個入りでした。

途中からなぜかお城バージョンに。

別冊太陽「おまけとふろく大図鑑」より。
まさにフィーバー!

「アサヒグラフ」で特集が組まれたことも

「ロッチ」などの偽シールも登場して子供たちを惑わせたりもしたものです。
アニメ・漫画・ゲームなど各種メディアにも進出して話題になりました。

一方で、「ドキドキ学園」「ガムラツイスト」「ラーメンばあ」「ハリマ王の伝説」というような
他メーカーからも同様なオマケシール入り菓子が続々登場。
世はオマケシール全盛期を迎えました。

  
  ケイブンシャ「オマケシール大百科」

しかし1987年、公正取引委員会は「シール素材の価格差が均一でない」ということで勧告を出し、
それを受けてヘッドシールの素材が安っぽいものに変わって全てのシールの確率も同じになってしまいました。

  
  「経済界」88年9月より。

これにより、ビックリマン人気は大きく落ち込みました。
一時期は年間4億個もの売り上げをたたき出した怪物食玩でしたが、人気を取り戻すことは難しく
その後も地道に続いては行ったものの、最終的には第31弾をもって発売終了となりました。

 


  悪魔VS天使ブームのあと  

ところでこの「旧ビックリマン」の末期ごろには、「スーパービックリマン」(50円)が既に発売開始されています。

  「スーパービックリマンチョコ」 ここから1個50円に値上がりし、チョコも現在の大きさに。

当初は旧ビックリマンのセルフパロディのような流れでしたが、途中からオリジナルストーリーを確立。
漫画やアニメにもなってそこそこ盛り上がりました。

その後、悪魔VS天使シリーズの流れはしばらく途絶えます。

復活の兆しを見せたのは1998年に登場した「伝説復刻版チョコ」。
ロッテ創業50周年記念という名目で、ヘッドシールだけを大判サイズで復刻させたものです。
これは数量限定商品だったため、一般にはそれほど知られていないようです。


  「ビックリマンチョコ・伝説復刻版」 左が1弾(全30種)右が2弾(全36種)で、中身は全てヘッドシール。

 


  今のビックリマン  

そして翌1999年には「ビックリマン2000チョコ」が登場。
子供の頃旧ビックリマンにハマっていた世代が念願の「大人買い」をするなどして人気になりました。


  「ビックリマン2000チョコ」 1個60円。後期には当たりシール制度も導入、全12弾。

 

2000年には「超元祖ビックリマン」と題して、旧ビックリマンの続編(31弾完全編・32弾)を発売。


  「超元祖ビックリマンチョコ」。左が「31弾完全編」右が「32弾」。いずれも当たりシール制度あり。

2002年には「BMスペシャルセレクション」として復刻版を次々と発売したのは記憶に新しいところです。


  「ビックリマンスペシャルセレクション」 左からBM、BM2、BM3最終決戦。ヘッド以外のキャラも次々復刻。

こうして旧世代ファンをメインに続いてきたビックリマン悪魔VS天使シリーズもいよいよ20周年。
「20th ANNIVERSARY」の登場となりました。

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