きゅー太の一人舞台


2003年4月中旬 
11日 マリアゴールド
12日 キラ順 or キャラ順
13日 宇宙はつづくよどこまでも
14日 What's Next?
15日 あの時君は若かった
16日 物語消費論的セレクション批判
17日 新たなる戦いを望む者たち
18日 6期の真実!?
19日 世界人類が平和でありますように
20日 劇的ビフォーアフター
 
2003年4月11日(金)  マリアゴールド

パワーアップ前のサタンマリアのプリズムが金銀2種あることはよく知られています。
しかしながら、何ゆえそんな違いがあるのでしょうか?

そもそも「金」と言ってもそれほど明確な金色をしているわけではなく、
両方持っているのに知らずに混同している人がいても不思議ではない程度の違いで
「比べてみればなんとなく金色っぽい」というぐらいの違いでしかありません。
それに昔のシール図鑑などでもサタンマリアが2種あるという解説は登場せず、
ヘラクライストが赤・緑あってそれぞれ別物と認識されていることに比べると
あまりに扱いが違いすぎます。

しかし、アイス版でサタンマリア12種が登場したときパワーアップ前のバージョンは
背景が金ツヤになっていて、このとき初めて「金」という認識が明確になったようです。
その後セレクションで金銀2種が別バージョンとして復刻されたことで
「変身前のマリアは2種」ということが確立したと思われます。


で、ここで当然のごとく一つの疑問が発生するのですが、
この違いは何のために作られたのでしょうか?


それこそヘラクライストだとパワーバランスの違いという理由があるわけですけど、
サタンマリアの場合それに匹敵するような理由はあるのでしょうか。

ここで私が考えたのは、「サタンマリア誕生直後説」です。

例えばカブトムシの成虫は、さなぎから脱皮した直後は羽がやわらかく真っ白だといいます。
それと同様に、悪和合球から誕生したばかりのマリアはまだ金色の光を放っていたものの
成長するにつれて周りの魔気に感化されて金色じゃなくなった
のではないでしょうか。
このときの金色の光はノアの加護だったのかもしれません。


とかなんとか言ってみましたが、実際のところはプリズムに色がついていることに気づかずに
通常のものと同じように生産しちゃったとかいうどうでもいい理由だったりして。



2003年4月12日(土)  キラ順 or キャラ順

ちょっと久々にセレク3の話題を。
これでもセレクばっかりにならないよう気を遣ってます。(笑)

私はシールの収納には普段4×5のファイルを使っているのですが、
2000と違ってセレクは種類ごとの枚数も番号付けも全くバラバラなので
新しい期が出るたびに並び替えることもしばしばです。

そんなこともあり、1期2期の頃はまだ今後どうなるかが全くわからないので
とりあえず順番に並べるしかありません。
なので私も最初はこんな感じにキラ素材ごとにまとめて収納してました。


キャラの並びは基本的に弾の順番で、再復刻キャラのみ後方配置



しかしこれだと、まだ持ってなくて空いたままの場所に入るのが何なのか
パッと見ではわかりにくいし、ヘッドは22種ずつなので
4×5のシートだと2枚ずつズレてどうにもまとまりに欠けます。

そこで5期まで出た現在、思い切って素材ごとではなくキャラごと
並べ替えてみることにしてみました。


右画像の一番右側は空白なので、次のページが透けています



これだと同じキャラが横に並ぶので見栄えもいいし、
足りないシールが何なのかも比較的よくわかります。
ドラキュロスの変身パターンもわかりますし。


ただ、「1期〜2期ver3」と「3期〜5期」というふうに分かれてしまうのが
難点といえば難点です。
かといって2段ずつまとめると縦が5列なので1列ずつずれちゃいますし…。

ちなみに3すくみは20種ずつをシート1枚ごとに並べて、
追加キャラだけを別にまとめることで体裁を保っています。


ケガの功名か、結構いい配置(笑)



ところで2000のグランドフィナーレでは1期から8期まであったので
この方法だとちょうどいい具合に隙間無く埋めることができたのですけれど、
セレク3の場合は今のところキラ違いは全部で7種類

5期ver2もしくは6期が出ればピッタリ埋められるんですが〜(^^;



2003年4月13日(日)  宇宙はつづくよどこまでも

2000にはいくつもの「次元」がパラレルワールドやら何やらで登場しましたが、
基本的にパラレルで登場したのは「新表層」「神樹層」「月転層」の3つ。
「魔法層」は既に新表層の一部とみなしていいかも)
集中豪無編ではこのうち「新表層1960年」「新表層0027年」が別のパラレルとなっていて、
歴史的につながっているもののそれぞれの時間が物語上で同時に進行していました。

それとは別に神の領域である「源層界」「甲神域」が存在しますし、
死者の世界「無間冥王獄」や時空の狭間にある「霊精層」もまた別次元と言えるでしょう。
宇宙を産み出す源「ミューテリオンの海」を擁する「神秘ゾーン」もまた別次元なのかも。

これらの世界をつなぐのが「時層空間」であり「時の糸」なわけで、
それぞれが巨大な縦列並列宇宙層を構成するごく一部にすぎないという概念です。


そしてさらに一歩高い場所からこれらの宇宙を見下ろしているのが「深層」
それよりもっと高い位置から全てを監視しているのが「彼方」と呼ばれる世界。
ここまで来るともう何がなんだかという感じもしちゃいますが。


で、実はシャーマンカーンはその「彼方」から来た存在であり、
神々が定めた計画書「アカシックリポート」が正しく進められているか見守るべく派遣された
超魂光守護星(ソウルレイ・ガーディアン)であるそうな。

そういえばかつて聖魔大戦の頃によくカーンが聖典(予言書)の解読とかやってましたけど、
あれは解読ではなく「これから起きるはずの計画書を読み上げていただけ」だったなら
彼の存在理由には空恐ろしいものがあるように思えてしまいます。


でもそんな奴が偽神デビルに洗脳されかけたり混沌に飲まれてテレビになったりしてるんですから
世の中何が正しいのかわからないもんです。



2003年4月14日(月)  What's Next?

東北・北海道での販売からもうすぐ一ヶ月。
セレク3もどうやらこのまま収束しそうな感じです。

消化不良気味な最終決戦でしたが、このままビックリマンシリーズが終了かというと
とてもそういう風には思えません。
最後の一滴まで搾り取るべく…、もとい、最後まで応援する人がいる限り
まだしばらくは何かしらの形で「ビックリマンチョコ」は続くことでしょう。

というわけで、気が早いですが次期ビックリマンはどんなのが出るかを
ここで予測してみましょう。


●予測その1:シンクロX-2

1弾がすったもんだの末にいつしか消えていったシンクロX。
ストーリー的には2弾以降が十分ありえるだけに可能性はそこそこあるでしょう。
ただ1弾が受け入れられたのは「目新しさ」という部分も大きいでしょうから
いずれにせよブームになるほどのパワーは望めないと思われます。
個人的にはもうひとふんばりして欲しいところではあります。

  実現可能性 50%


●予測その2:全くの新シリーズ

シンクロXは切り捨てて、更に別の新作を開始するというのも大いにありえる話。
ただしこれまでの「異種族間の対戦モノ」というコンセプトが継承されるのか、
あるいは「超念写シリーズ」のような完全な別物になってしまうのか…。
シンクロと同じ轍を踏まないために、あえて別物で勝負してきそうな気もしますね。

  実現可能性 30%


●予測その3:超元祖33弾

ファンが望んでいる度合いからすれば最も期待されているであろう33弾。
ただ32弾の展開がまずすぎただけに、33弾が出るとしても不安の方が大きいはず。
しかし蛇足だった32弾の埋め合わせをして今度こそ完結してくれるのであれば
これ以上望まれているシリーズは無いでしょう。
期待される分当たりはずれが大きいのと、32弾から時間が空きすぎているのがネックかも。

  実現可能性 70%


●予測その4:2000セレクション

ついこないだ終わったばかりという印象を受ける2000ですが、
一回限りで復刻させるとなればそこそこ需要もあるかもしれません。
ただ旧の復刻と違ってオリジナルとの違いがほとんど無いでしょうし、
グランドフィナーレで1弾から7弾までのめぼしいキャラを再登場させているので
今更何を復刻するのかという展開になりそうな予感も。
でももし実現させるならタキシードゼウスの再登場は必須でしょうね。

  実現可能性 40%


●予測その5:総合セレクション

昨年末の公式サイトで行われたアンケートを覚えてますか?
歴代ビックリマンシリーズの中から知っているものを教えてというものでしたが、
あれが次のシリーズの伏線であったならば考えられるのは
どっきりシールから超念写探偵団までの各シリーズからの選抜セレクション。
人気のあったシリーズから何枚かずつを選んでまとめて復刻するわけです。
スーパービックリマンやビックリコもあればかなりいい感じになるのでは?

ただシリーズごとにシールの仕様がかなり違うので
果たしてちまちまと違う仕様のシールを作り分けられるのかということと、
そんなのを出したところで本当に売れるのか、というのが大きな課題ですね。
でも目新しさはあるので、そこそこの瞬発力は出せるのではないでしょうか?

  実現可能性 60%


●予測その6:セレク4〜新たなる決戦〜

これが出た日にゃあきれ返るほか無いと思うのですけれど、
セレク3での未消化っぷりを見る限りでは全くありえなくもないのではないかと。
とは言え「最終決戦で最後じゃなかったのか」という反発は必至なので、
「セレク4」として出すことはまずありえないでしょう。
出すなら「伝説復刻版2」とか?(笑)(厳密には「3」ですが)
それも今年中ってことは無いでしょうね。

  実現可能性 15%


いずれも決め手に欠ける予測ですがいかがなものでしょうか?

ただどんないいコンテンツであっても、地域格差やバージョンチェンジなどの
販売方法次第で悪くなってしまうのが近年の大きな悩みどころ。
そこが改善されない限り、ビックリマンはこのまま衰退の一途をたどることでしょう。

でも一番いいのは、消化不良でもなんでももう構わないから
このまますっぱりと終わってくれることでしょうか…。



2003年4月15日(火)  あの時君は若かった

公式サイトで「スクープ2003!〜ビックリマンをささえた人たち〜 ファイル03」掲載。

予定調和の談義をスクープと銘打つのはいかがなものかとは思いますが、
10数年前の大フィーバー当時のことを工場担当・相談室担当・営業担当のお三方
しみじみと振り返りながら「あの頃は大変だったなぁ」と語っておられます。

こういう企画自体はとても興味ありますし、当事者のお話だけに読み応えも十分。
もっと深く聞きたい話も多く、改めて旧の異常人気を思い知らされます。


…ですが、裏を返せば「2000以降ではあの頃ほど盛り上がらなかった」ということで、
今現在も一部地域でセレク3が売られているというのに昔を振り返るばかりでは
ちょっと夢が無いというか、ある意味現実逃避という気すらしてしまいます。

「子供達がビックリマンを見てる目って輝いていたよね」というコメントがありましたが、
今がそうじゃないのは対象が大人中心になってしまったことだけではないのでは…。


昔はすごかった。だが今はどうか。


そこに話を持っていかないと、新たに得るものは無いのではないでしょうか。
せめて「まだまだがんばるよ」という一言ぐらい欲しかったというのは言い過ぎでしょうか?



2003年4月16日(水)  物語消費論的セレクション批判

1枚のシールは物語の1ピースであり、チョコを買うことによって物語を消費する。

今から10年以上前に、大塚英志氏は著書「物語消費論」
ビックリマンシールとそのブームについてこのように考察しています。
(現在は角川文庫から「定本 物語消費論」として再編されたものが出ています)

そうであるがゆえにビックリマンは一つのムーブメントとなり得た、という解釈なのですが
ということは物語としての意味を持たない「復刻」や「バージョン違い」
(旧と同じようには)ヒットしなくて当然とも言えるのではないでしょうか。

集め方は人それぞれですが、大別するとキャラコンプ派素材コンプ派に分かれます。
キャラコンプ派はまさにシール1枚1枚が持つ「情報」(絵柄含む)に重きを置いており、
素材コンプ派が病的にバージョン違いを追い求めるのとは大きく違います。

そして物語消費論的な視点は、明らかにキャラコンプ派を対象にしています

実際にブームを作るのはキャラコンプ派であり、素材コンプ派というのは
基本的にそこから派生する存在にすぎないと思われるのです。

現在の一連の復刻によるブームというのはあくまでも一過性のものであり、
本当の意味でのブームとはなり得ないと考えられます。
そのため、メーカーは商品を育てるつもりならバージョン違いに頼る、
すなわち素材コンプ派に頼るのではなく、キャラコンプ派を満足させることに
もっと努力すべきでしょう。
その点、オリジナルが混じっていたセレク2はまだ良かったのですが…。


とどのつまり、所詮復刻は復刻に過ぎず面白みが乏しいので
そろそろ新作で一山当てないともう後が続かないぞ、と。



2003年4月17日(木)  新たなる戦いを望む者たち

予想ネタというのは得てして当たらない傾向が高いのですが、
1月14日の一匹舞台「3期以降に登場する可能性が高いと思われるヘッド」
というのを予想してみたのを覚えてらっしゃいますでしょうか?

・異聖メディア
・ラファエロココ
・シヴァマリア
・ダークマター
・魔肖ネロ
・ワンダーマリア
・ダークヘラ
・魔胎伝ノア
・聖梵インダスト



…まさかここまでハズしまくるとは思いませんでしたよ。

堅実なところを狙ったはずなのですが、まさか一つも当たらないとは。
いや、当たる当たらないというより、まさかこれらのメジャーヘッドを
一つも復刻しないまま終わるだなんてさすがに予想できませんでした。

(まだ終わったと決め付けるのは時期尚早かもしれませんが…)


こんな中途半端な姿勢だから、「セレク4」を望む声なんてモノが
あちらこちらでわらわらと浮かび上がってきているのでしょう。

あれだけセレクに辛酸をなめさせられてきたにも関わらず、
ラインナップが消化不良気味だというだけでセレク4を望むのは正気とは思えません。
ホロの魔肖ネロやワンダーマリアを望むというのはまだわかるのですが、
ダークヘラやら異聖メディアやらはそうまでして復刻を願うほどのものでしょうか。

セレク3の一部として、既に始まってしまったプロジェクトの中で出されるなら
早く出せなぜ出さぬという声が起こるのは至極当然としても、
不本意ながらもとりあえず終了したプロジェクトをたたき起こしてまで希望することは
マトモな発想とはちょっと思えないのですよ。


少なくとも、わずか数枚の変更のために欲しくも無い山のようなダブりを抱え込む
あの苦行のような日々を再び受け入れるに足る価値があるとは思いにくいのです。

でもきっと何らかの形で出るでしょう。
そのときは私もきっとまた買うでしょう。

しかし自分から望んでそのような状況を希望するほど、私も若くは無いですね…。



2003年4月18日(金)  6期の真実!?

「アメリカとイラクが戦争をしているというこのご時世に、
“最終決戦”などとは不謹慎だと思わんかね?
少し自粛したまえ」



という社長の発言により、東北・北海道で販売される予定だった
6期・7期のシールは製造されないままお蔵入りとなってしまったのでした。






というのはもちろんウソ。
しかし、ありえないとは言い切れない…?(笑)



2003年4月19日(土)  世界人類が平和でありますように

昨日の話題に多少関連して、最終決戦ネタにひっかけて
セレク3パッケージのイラク戦争パロディ版というのを考えてみた。


まず前面のゼウスとかの部分をブッシュやフセインの顔に変更。

「最終決戦」はそのまま。

ついでに「悪魔VS天使シール入り!」は「悪の枢軸VS米国シール入り!」に。

「BZマークが出たらブラックゼウス(ホログラム)がもらえる!」を
「BLマークが出たらビンラディン(アルカイダ)がもらえる!に変更。



ああ、不謹慎。

万が一このネタに触発されて実際にそんな画像を作っちゃう人がいても
当局は一切関知いたしませんので念のため…。



2003年4月20日(日)  劇的ビフォーアフター

調子に乗ってまたまた画像加工一発芸シリーズ
(いつからシリーズになったのやら)


ありそうでなかった、あるいはあったかもしれないけどあまり見ないもの。


パートカラーに染まっていない聖Vヤマト




こうしてみると結構スッキリして、まるで別物のようです。
さしずめ虹層球突入直前、といったところでしょうか。


そうなると、こちらは突入後ということに。


染めすぎな聖Vヤマト




残り6人についてはめんどいのでやりません。


 
<過去            INDEX             未来>