きゅー犬の一匹舞台

2002年8月下旬 
21日 絶対無理リニューアル誤
22日 影が薄いのは光のせい?
23日 3度目の最終回へ
24日 Time goes by
25日 線は点の集合体
26日 期待度マイナスからの挑戦
27日 アンチ・アフター
28日 自作シール考察、再び
29日 いつのまにかフィナーレ
30日 過去(旧)・現在(2000)・未来(シンクロX)!のウワサ
31日 8月度月例報告
 
2002年8月21日(水)  絶対無理リニューアル誤

12弾のリニューアルキャラは、その大半がエサカ先生の負担を減らすべく
なるべく簡単な手直しで済むキャラをピックアップしたと思われますが、
でもレシピエロやアパ帯刀天みたいな単なる色違いで済ますぐらいなら
ファンとしてはもう少し面白みのあるキャラを選んで欲しかったところ。

例えば三面鬼神の顔を減らして「一面鬼神」にするとか、
(一面鬼神は凶悪魔編アニメで出たキャラ。ディエスが出るぐらいだから過去キャラOK…?)
あるいは仮名レオン斬帝がデビルに化けている最中とか、
(これは斬帝に半透明のデビルを重ねてモーフィングとかすれば簡単そう)
他にも天然色プリン太郎もアリだと思うし…。

でも、同じことなら一度に90種出しきるんじゃなくて、
最初は50種ぐらいで徐々に10種ずつぐらい変更していったほうが
買う側の興味も持続するしエサカ先生の仕事量も分散されるし
良かったんじゃないかなーとか思ってみたりする今日この頃。

何ゆえ90種にこだわったのかが一番の疑問なのですが…。
BIGや大百科が2000円だったのと同様の無意味な足枷だったりして?



2002年8月22日(木)  影が薄いのは光のせい?

照光子はロココたちの行く手を照らすため、次界への旅には同行せず
ひとり天聖界に残ることになりました。
彼が戦線に出撃したのは、その後聖戦士軍団が次界入りしてから。
つまり照光子は天聖界から次界までの道筋を照らしていたわけです。

しかしここで素朴な疑問。
そんなに遠くまで光が届くものなのでしょうか?

いくら聖光源の若神子と言えどもそこまでの力があるとは思いにくいです。
せいぜい無縁ゾーンから悪球エリアまでぐらいじゃないでしょうか?

さらに次界門から先はアローエンジェルが聖架光で道案内したわけで、
そうなると照光子の役目というのは既に終了している感さえあります。

となると、次界門から魔幻迷宮までの間、照光子は何をしてたんでしょう?

兄・神光子が螺エリアで出撃した際に照光子もちょこっと活躍してましたけど
それから先はきっと烈神照光になるため特訓していたのではないでしょうか。
おそらく仲間たちに少しでも早く追いつこうと一生懸命努力したことでしょう。
アーチ天使やスピルーツの手助けなど一切無く、自力でパワーアップしたんですから。

ま、パワーアップ後もほとんど目立たなかったわけですけれど(^^;



2002年8月23日(金)  3度目の最終回へ

公式ストーリーが一挙2話掲載!
先週なぜか更新が無かったのでどうするのかと思われてましたが、
なるほどその手がありましたねー。
読む方はホント大変ですが、クライマックスに向けて怒涛の展開となりました。
てゆーか、あのページ数でも内容詰め込みすぎで消化が追いつきません(^^;

冨岡さんはアニメの脚本家だから、きっと集中豪無編も全52話を想定したペース
進めていたのではないかと思われます。

だとすればシンクロXの発売が決定したことで、長々と2000を引きずるわけにいかなくなり
8月中の終了を前提としたシナリオの見直しがあったことは想像に難くありません。
ビーストの扱いもただ周囲を破壊し尽くしただけという感じであっさり終わっちゃったし、
真天聖軍もビーストが相手とはいえ、あまりにあっさり崩壊しちゃったような。
サプリメン党やゲンカクらのエピソードももっと広げられたはずだと思います。

しかし最終回は大増10ページとか前後編とか、更なるボリュームアップがないと
とてもじゃないですが大団円まで持っていけないような…。
一体どうなるんでしょう?

引っ張るだけ引っ張って「続きは冬コミの某同人誌にて!」とか言わないでくださいよー。



2002年8月24日(土)  Time goes by

集中豪無編が難解な要因のひとつは、いくつもの世界が交錯しているためと思われます。

虹天紀0027年の虹天銀河新紀元和合1960年の聖魔和合界
この2つの舞台が行ったり来たりというだけでもややこしいのに、
神の領域や無間冥王獄は時間の概念が無いため、両方の時代とはまた別次元で展開。
パラレルワールドである神樹層もまた別次元として存在。
時空を超えることができるアズールやカヴォードが過去世界にも未来世界にも
あっさり出入りしちゃうせいでますますややこしくなっているわけです。

とりあえず「1960年」と「0027年」もまたパラレルワールドという関係で存在していて、
ストーリー上の時間軸に沿って並行推移していると考えるのが手っ取り早いですかね。
ひとつの世界の過去&未来、と考えるとますます混乱してしまいます。
(もちろんそう考えないとつじつまの合わないことも多いんですけど)

混乱のもとになりがちなのは、「1960年の甲神域」というような概念を持ってしまうこと。
深層や神の領域は時間が関係ないので、超聖神たちも「虹天紀の超聖神」とはならないはず。
ゴドブレスと戦った超聖神は、ダーツィンヴォリアと行動を共にしていたので
少なくとも「1960年の超聖神」というわけではないですよね。
しかし超聖神が時代にとらわれた存在、すなわち各時代に固有な存在ならば
「虹天紀0023年の超聖神」が1960年にゴドブレスと戦ったことを
「1960年の超聖神」は1960年の甲神域から見ていた
ことになります。
そうなると、なんだかおかしなことになりはしないでしょうか?
(この時点で既にかなりややこしい^^;)

しかし、そうなると大きな疑問が一つ。
同じく神の領域にいるはずのアンドロココとシヴァマリアについては、
どう考えても1960年の存在としか思えない記述が多いのです。
あまつさえ、シヴァマリアにはW仏KINGが接触してくる始末。
時層空間ならびに源層界には、甲神域や深層とは違い「時間」があるのでしょうか?

さらに疑問なのは、ジョーカードはいったいいつの時代の存在なのか。
「虹天紀0027年のどこかにもいるはず」というカヴォードのセリフがありましたが、
ということはジョーカードは時空を超越してはいないのかも?
でも時層空間がタイムトンネルの側面を持っていることは、アズールがデミアンとフシールを
過去に送り出したときの様子から明らか。
その時層空間に自在に出入りできるのに、自分自身が時間移動できないというのは
なんか不自然な気がするんですが…。

ああああああああ、ホントにややこしいっ!



2002年8月25日(日)  線は点の集合体

線と線、線と面ならともかく
点と線は「交わる」とは言わないような気がするのですが。



2002年8月26日(月)  期待度マイナスからの挑戦

最近のネタは「12弾」「公式ストーリー」「シンクロX」ばかりですけれど
実際他にネタが無いので少々のことはご勘弁ください(--;

そんなわけで今日の話題は発売直前、またしてもシンクロX
実物がまだ無いので推測ばかりなのが逆に想像できて面白いのですが、
それほど期待されているシリーズでもない、というのは
コロコロの記事がたったの1ページだったことからも明らかです。
(ビックリマン2000のときはもっと大々的でしたからね)

もっとも今後の売上次第で扱いも変わるのでしょうけど、

 1:特集ページ増
 2:マンガ連載開始
 3:付録に限定シール


この3つのハードルを越えられるかどうかがポイントですね。
今は小学館も「ビックリマンプロジェクト」の一翼を担っている関係上
仕方なくシンクロXを取り上げたような感じですが、
今後全国で「ガッシンクロス!」の声が響くようならば
上記3つの実現もそう遠くはないのではないでしょうか??

特に、マンガ連載が始まってそれが妙に面白い展開になったりしたら
マンガがシールを後押ししてくれる可能性だって大いにあるわけです。

漫画家さんとの相性がばっちりとシンクロしてくれればいいんですけどねー。


ドッキリダービーのときみたいに、毎月2ページのギャグマンガだと辛いなぁ。



2002年8月27日(火)  アンチ・アフター

「反後という前任者の影響を強く受けている昔からのファン、
『反後ジュニア』とでも言うべき人たちがかなり厳しい反応を返してくる」


これは2000がまだ3弾ぐらいの頃ですが、とある雑誌のインタビューで
荘司さんはこんな感じのことをコメントしてました。

その後も旧ファンが2000の世界観に対して抱く不満やいらだちは消えることなく、
旧世界との接点が深くなった集中豪無編以降は更に増大したような気さえします。
いや、ストーリーだけじゃなくシール自体でも旧懐古な意見が未だに多いですよね。

「2000には2000の良さがある。過去は過去、未来は未来。」
と言ったところで、「ビックリマン」という同じ看板の下にある以上は
どうしても割り切れないものなのでしょう。
冨岡さんは世界観をひとつにまとめようと奮闘されたわけですが、
そのことが逆に反発心を増大させる一因になったりしてそうな予感。

反後ジュニア。
反後博士には申し訳ないのですが、「反」「後」という2文字
から出てきたものに対する発」と読めてしまいます。

旧は旧。2000は2000。
今更ながらそんなことに思いを馳せるきゅー犬でした。


2002年8月28日(水)  自作シール考察、再び

以前「一人舞台」の初期に、私は「自作シール」がブームになりつつあること
私なりの危惧を抱き警鐘を鳴らしたことがあります。
2001年4月12日の「一人舞台」参照

当時は画像加工技術やプリンター機能の向上が著しく、
このままでは既存のレアシールが偽造されるのでは、というのが主な内容です。
(他にも「アレンジ系は好かん!」とか、結構辛口な内容でした^^;)
しかしあれから1年あまり過ぎた今、かなり違った方向に進展しているみたいですね。


自作シールの主流は、私が見た感じ次のものに大別できるみたいです。

1・完全自作キャラ
2・未シール化キャラ
3・既存シールキャラのアレンジ(コスプレ系含む)


これらはパロディや妄想など様々な意図で作成されているようですが
基本的には同人誌と同じような流れで確立しているみたいですね。
未シール化キャラのシール化などは、ロッテから正規に作ってほしいと思うぐらい
グレードの高いものも多いと聞いています。
もはや「自作職人」はある意味、「コレクター」「同人」に次ぐ第三の種族と言えるのかも。
それぐらい「自作シール」はビックリマンファンの間で定着してると言えそうです。
レアシールの偽造問題もほとんど無く、私の取り越し苦労だったみたいですし。


しかしぶっちゃけた話、私は今でも自作シールには抵抗の感を禁じえず、
一部の同人誌同様にちょっと敬遠してしまいます。
それでも前回のネタを書いたときよりは寛容に見れるようになったかな、と
勝手に思い込んだりしていますが(^^;

自作のレベルが上がれば上がるほど、「神聖なる(?)公式シール」に近づけば近づくほど、
なんとももどかしい感じがしてしまうのです…。


んー、やっぱ私の頭が固いんでしょうかね?



2002年8月29日(木)  いつのまにかフィナーレ

グランドフィナーレはver8で終了という感じがいよいよ強くなってきましたね。
ver9が出るとしてもシンクロXのせいでもう流通する余裕が無いですし、
これだけ間が空いては多分もう出ないというのが大筋の見解ではないでしょうか。
個人的には「verきゅー」はネタとして面白いのですけれど、
ホントに出たら笑い話にもならないでしょうから、このまま打ち止めにしてほしいところ。

しかしそうなると、実に中途半端な終わり方という感じがしてしまいます。
ver5で終わっていれば例のプロジェクトスタッフメッセージで綺麗に締めれたのに、
キラ・非キラ交代という実験的なバージョンでおしまいというのは、
なんというか、全然フィナーレ感がありません。
早く終わってくれと散々言っておいてナンですけど、この終わり方はなんだかなあ…。

そういやファイナルゼウス(仮)は結局どうなったんでしょう?
SDXシール?ウワサの大百科2の付録?それとも企画倒れ??


ところで7月8日、こんなことを書きましたっけ。


> 後世の人はきっとこう言い伝えるであろう。
>
> ver5までで止めとけばよかったのに、と。
>



ぐむー……。



2002年8月30日(金)  過去(旧)・現在(2000)・未来(シンクロX)!のウワサ

集中豪無編、ついに完結!
これにてビックリマン2000の3年にわたる歴史に名実共にピリオドが打たれ、
悪魔VS天使の長い歴史に今再び幕が降ろされたわけですね。

一部の伏線や謎が未消化のままになってしまったり、
結局デミアンがパワーアップした意味ほとんど無かったり、
「オラに元気を分けてくれ!」でセルの自爆を回避したり、
上っ面だけ見れば確かにツッコミどころは無数にあります。

けどメインはそこじゃなく、登場人物たちの「心」だと私は思うのです。

デミアンとフシール、タケルとアズール、トーサンダーとプロフェード、
その他大勢のキャラクターがみんな「ドラマ」してますよね。
それはきっと「心」を持つ命たちの物語だからこそ。
そこらへんの演出はさすが細かく描かれてます。

ホアノモスやシルク八頭神やギルグリム伝師や元々の善なるものなど
その所在やその後が気になるキャラも数多くいますけれど、
一連のドラマの流れの中では運悪く出番が無かった、
無理に出そうとすれば収拾がつかなくなる、ということなのでしょう。
…単に忘れてたのかもしれませんが(^^;

それにしても、第1話の掲載が去年の8月1日。
最終回掲載が8月30日。まるまる13ヶ月ですね。
(休載期間もありましたけど^^;)
毎週金曜のお楽しみが無くなってしまい実に残念ですが、
今はまだ余韻に浸っていたい…といった感じです。

それにしても、案外読んでなかった人が多いような気がするのですが
そんなんで12弾集めて面白かったんでしょうか…?
確かに慣れないと読みにくいかもしれませんし量も多いですが。
楽しみ方は人それぞれですけど、物事は多面的に見た方が楽しいですよ。

10月になってコンテンツが無くなっちゃう前に…。



2002年8月31日(土)  8月度月例報告

8月はあっという間に過ぎ去り、ついにビックリマン2000最終章
シンクロXの発売を目前に控え、残暑厳しい中でも秋風の空気を感じます。

長かったグランドフィナーレとの戦いもずいぶん落ち着きました。
まだver6、ver7、新ハッピーシールなどで未入手がいくつもあるので
闘い自体はまだしばらく終わらないのですけれど、
公式ストーリーも完結しチョコも新入荷されなくなり、
いよいよもって本当のフィナーレとなりつつありますね。

2000は旧に匹敵するほどの存在に成長したと私は思います。
常に新しいチャレンジを続け、2000固有の価値観を構築し
平成のビックリマンの名に恥じない存在になったのではないでしょうか。
もちろんパート違いや地域格差に代表されるマーケットの問題もありますが、
それを差し引いても「ビックリマン2000はおもしろかった」と言い切れるかと。

スタッフの皆様お疲れ様でした。
負けじと戦いつづけたコレクターの皆様もお疲れ様でした。(笑)

しかし戦いはオワラナイ…!




 
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