いわゆる「女の子向けビックリマン」として登場したシールシリーズです。
イラストはサンリオのキャラクターのようなかわいらしさを強調したデザインで、シール表面を剥がすとおまじないが刻まれた「鏡」が現れるようになっています。
（注：この「鏡」の面はダブルシールの二枚目ではなく、台紙に直接印刷されているものです。）

スーパービックリマンとほぼ同時期に登場。4弾まで続いたのち、パステルミステリーに移り変わりました。
なお、このシリーズに限りピーナッツウェハースチョコではなく、モルトパフとよばれるものが入ったチョコだったそうです。

『シール構成』

基本は<女神><魔女><妖精>の3種類。しかしビックリマンの悪魔VS天使シールのように３者の間に対立関係が存在するわけではなく、それぞれ仲良く共生しています。

各弾は3×9＝27枚ずつ(ただし第４弾のみ計15枚)。その中にはヘッドシールに相当するキラシールが女神・魔女・妖精それぞれ１枚ずつ含まれています。なお第２弾のみ、ホログラムシールも登場しました。
キラ以外は上記のように台紙部分におまじない（呪文）が印刷されています。
シール自体は銀色の半透明アルミシールなため、シールの縁が損傷しやすいのが大きな欠点です。

水の妖精アクアラ・剥がし前と剥がし後

ただし4弾のシールにはこの「鏡」は無く、その代わり裏面に温めると色が消えて
隠されている文字が見える温感細工が施されています。

災いの女神Dエシュ・温め前と温め後

『ストーリー』

天界や妖精界などで各女王のもと仲良く暮らす３種族。特にストーリーというものは存在してませでしたが、第３弾から第４弾にかけて異変が起こりました。
ドジな魔女ミスリルが災いの女神エシュを封じ込めた鏡を割ってしまったため、復活したエシュが復讐のため女神や妖精、魔女たちを次々とアニマルチェンジさせてしまったのです。エシュの魔力を解くために、先代女王たちの力を受け継いだ次期女王たちが立ち上がる！

『トピックス』

シリーズ初の女の子向けシールということで、かわいらしいイラストとよくわからないおまじないが盛り込まれています。実際に一般の女の子に受けたのかどうかはわかりませんが、少女雑誌「りぼん」で特集が組まれたりとそれなりに活発だったようです。

『コレクションレベル』

傷みやすいので状態の良いシールを入手するのは大変かも。
さらに4弾（ステージ4）のシールは最終弾特有の希少さのため、レートも高めになりがちです。

『シールリスト』

→こちらにあります。