『コンセプト』 魔女の鏡シリーズが(やや消化不良気味に)終了したのち、装いも新たに登場した新シリーズです。
その名の通りのパステルカラーと色鉛筆調のイラストが特徴的なシリーズでしたが、なぜか第1弾のみで唐突に打ち切られました。第2弾もすでに作成が進んでいたらしいのですが…。
これ以降、ビックリコの名を持つシールは登場していません。
『シール構成』
ストーリーの中核を担う重要キャラ(魔王子・堕落の魔女・聖騎士・聖守護)は蛍光色を用いたちょっと豪華なシール(計8枚)で、暗闇では彼らの力の元となる紋章が浮かび上がります。
(意外に知られていませんが、実はダブルシールになっています。蛍光部分が1枚目で、2枚目がキャラの描かれたオーロラシール。)
それ以外には「クリスタルチップ」を形作る妖精シールが18枚、人物キャラのいない「マジカルチップ」のみの普通のシールが4枚。計30枚です。(これらはダブルシールではないですが、シールをめくった台紙面におまじないが書かれています。)
いわゆるヘッドに相当するようなキラシールは存在していません。
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妖精シール
No.15 時間うさgia |
マジカルチップ
No.30 封魔の聖冠・愛の輝石 |
『ストーリー』
千年の昔、聖光石オニキスを守る聖騎士・鬼綺素(オニキス)がクリスタリア世界を支配しようと
悪魔に魂を売り渡してしまったところから物語が始まります。
怒った女神クリスティアは鬼綺素を像に封じこめ、封印として「封魔の聖冠」を被せました。
そして現在。ふしぎの森の「時間うさgia」 が魔王子の像と衝突!
封魔の聖冠を落としたまま走り去ってしまい、封印は解かれてしまいました。
千年の眠りから目覚めた「魔王子・鬼綺素」は他の聖騎士と女神の命である8光石を奪い、
人々を堕落させ死へと誘う「堕落の魔女・魅魔(ミーマ)」 と共にこの世界を支配し始めます。
天空の山の「聖守護フレイム」は兄の「聖騎士ルビー・パウワ」を
ふしぎの森の「聖守護フローラ」は恋人の「聖騎士エメラルド・ハート」を
光の海の「聖守護マリーン」は従兄の「聖騎士アクア・ブレーブ」たち
8人の聖騎士を救い出すために動きだしました。
まず3人の聖守護たちは、情熱・愛・勇気の3つの光石を封印している魅魔の魔力を
唯一敗る事の出来る3つの聖呪文を完成させることで、3人の聖騎士を復活させる事に成功。
さらに3人の聖騎士の力を得て魔王子の力を封じた隙に、魔女・魅魔には
フローラの花飾りが変化した聖宝石「愛の輝石」を、魔王子・鬼綺素には
女神の聖P(セイントパワー)が宿る「封魔の聖冠」を額に被せて、闇P(ダークパワー)を封印し
再び石の像に戻したのでした。
というのが、第1弾までのストーリー。その後予定されていた第2弾の物語とは…。
封印が完全でなかったため、「ブラックうさgia」に身を変えて逃げ出した鬼綺素。
そこに現れた魅魔の妹・憎魔(ゾーマ)は、魔空間バグリンシアを作り出し、
鬼綺素はブラックホールの中の不思議な世界バグリンシアに逃走。
3人の聖守護たちは必死に後を追いますが、憎魔の憎しみに満ちた魔法の力で仲互いさせられ、
マリーンは「魔鏡の城ゾーン」、フレイムは「時キノコの森ゾーン」、
フローラは「恋の魔宮ゾーン」へと迷いこんでしまうことに。
果たして3人は友情を取り戻し、聖騎士を救うことが出来るのでしょうか?
『トピックス』
長く続いたビックリコのリニューアルでしたが、不評だったのか1弾のみで終了してしまいました。
しかし2弾のストーリーが雑誌で紹介されて期待をもたされていただけに不満の募るファンも多いとか。
いずれにせよ「女の子向け」という新市場を開拓すべく登場した「ビックリコ」は、およそ1年で消えてしまったのでした。
『コレクションレベル』
魔女の鏡シリーズよりは比較的よく見かけます。
蛍光オーロラシールはその他のシールよりレート高めですね。
『シールリスト』
→こちらにあります。
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