2003年6月11日(水) |
グリーンハウスが今ブーム? |
イベントが終わった今なお激震の続くねとらん者トレカ。
これがここまで興味の対象となり得た最大の理由は、やはり何と言っても
グリーンハウスの米澤さん・兵藤さんがイラストを手がけていることですよね。
このお二方がしかもビックリマンチックなイラストを描き下ろしたということで、
言うなればただそれだけで、多くのビックラーの関心事となったのだと思います。
これが、全く別の誰かがビックリマンを模したデザインで描いたというだけならば
ここまでのムーブメントにはならなかったでしょうね。
それこそ単なる「質の悪い便乗商法」として、パチモノ以上の扱いは受けなかったでしょう。
しかし、よりによって本家本元の絵師が手がけたとなれば話は別。
「ビックリマン」ではないものの、ビックリマン好きな人にとっては
あのなじみ深いテイストは興味をひくに十分な代物ではないでしょうか。
少なくとも両氏の絵柄は、反後博士の作る世界観と両輪を成す
ビックリマンの大きな醍醐味であることは間違いないところでしょう。
元々今回の企画はネットの某所で流行していた「ネットキャラをビックリマン的に描く」という
局所的なブームに便乗して商品化した「パクリ企画」だとも言われていますけど、
そこに本家の絵師を引き込むことに成功した功績は大きいですよね。
おかげで33弾が出そうにない今、久々に描き下ろしイラストを見ることができたわけですから
ネトランさまさまと言ったところでしょうか(笑)
今後、同じように両氏にイラストを依頼してビックリマン的なアイテムを出すところが増えたりして?
例えばハロプロがモー娘のビックリマン的グッズを出したり、
どこかの会社が日本の武将や海外の偉人なんかをカードにしたり、
おもしろそうですが、かなり集めるのが大変になって手に負えなくなりそう(^^;
そして逆輸入的に、ロッテでもマリーンズの選手をイラスト化してシールにしたり…。
って、それはもう15年前にやってましたっけ(笑)
書きも書いたり850回!
当たり前ですが、今から読み始める人は850回分の過去ログを見返すことになりますね。
大変ですねー、どうでもいい内容の方が多いでしょうけど怒らないでくださいね(苦笑)
しかし自分で言うのもなんですけど、この一人舞台は基本的に日記ではないので
何の脈絡もなくレアなネタを振ってみたりすることも(まれに)あるのですけれど、
後になってからそのネタをもう一度見ようと思ったときに
それが一体いつ頃書かれたのか、どのあたりを見ればいいのかというのが
さっぱりわからないってことありませんか?私はしょっちゅうです。
しかも一覧は最新30回分しか表示されないしタイトルだけ見ても意味不明なことも多いし。(爆)
そこで、資料性の高いネタを集めた「一人舞台寄り抜き集」みたいなコンテンツを
作ってみるのもいいかもしれませんね。
誰か私の代わりにまとめてくれませんか?(笑)
ところで、前回の750回のときはタキシードゼウス騒動について触れましたが、
あれから何も進展無いですね…。
こりゃ完全に風化しちゃいましたか?
今後2000に関して何かイベントが起きるようなこともそうそう無いでしょうから、
それこそ10数年後の復刻まで待たなければならないかも。
ちなみに650回のときはシンクロXのネタを振り返りました。
550回のときにはハッピーシールの話をしましたっけ。
450回のときは四荒魔が引き合いに出されましたけど、
そういやこの100回刻みのコーナーの趣旨ってそもそも何でしたっけ?
次は950回、予定では9月20日です。
だいたいどっきりシールが全国を一巡した頃でしょうか。
そこそこ売れて2弾が望まれるか、あるいはさっぱり売れず次のシリーズが期待されるか…。
どんな展開になっているか楽しみですね〜。
次代キャラが登場した頃、3すくみのキャラ設定というのは
それまで同様にあるテーマについての3つの関連項目を選び出し、
それを基にして天使・悪魔・次代が作り出されてましたよね。
ところが24弾の3すくみに関しては、ほとんど全てのキャラにおいて
「悪魔 + 天使 → 次代」
という図式が成り立つような取り合わせになってます。
ちょっと強引なものもありますが、下記にまとめたのでご覧下さい。
No.277 オカン坊(冷気)+サウ軟坊(暖気) → 蒸気ボーイ(水蒸気)
No.278 流魔(水流) + 聖タービン(タービン) → エレキコング(水力発電)
No.279 ニトロ似闇(ニトログリセリン) +マッド王(珪藻土) → ダイナ舞子(ダイナマイト)
No.280 舌G鬼(下敷き) + フリフリ9諸王(振るアクション?) → 静伝鬼士(静電気)
No.281 魔イナソン(マイナス電荷) + 聖プラソン(プラス電荷) → リニア浮子(リニアモーター)
No.282 奇重鬼(起重機) + 天老滑車(滑車) → 天童猛太郎(モーター)
No.283 魔コロ太(コロ) + 聖原士テコ(テコ) → 快ジャッキー(ジャッキ)
No.284 爆魔(爆発力) + 聖エントロP(エントロピー) → ピストング男爵(ピストン機関)
No.285 多層回魔(多層回路) + 聖インテリアン(インテリジェンス) → プログラマハ(プログラム)
No.286 怪奇ウルムーン(月) + 天使シーマザー(海) → サファビー汗(波)
No.287 仕掛苦2(仕掛け) + 聖ダイアル(ダイヤル) → ゼン舞太(ゼンマイ)
No.288 光ファイ魔(光ファイバー) + 灯大帝(ともし火) → 超光子(光通信)
次代にもいろいろありますけれど、この弾では天使と悪魔の争いの中で
両者の特質を受け継ぎ融合して誕生した次代が多いということでしょうか。
そういう意味では「次代らしい次代」といえるのかもしれません。
しかし、マッド王やフリフリ9諸王なんかは次代を登場させるために
無理やり作ったキャラという感じがしてちょっと気の毒かも(笑)
異種交換というのはいつでも非常に難しいです。
同じジャンル同士でもレートを釣り合わせるのは一苦労だというのに、
違うジャンル同士だと自分の提示が高めなのか低めなのかすらわからない。
メジャーどころならまだ1枚ごとの価値もある程度はわかるものの、
マイナーシールの異種交換となるともはや手探りに近い状態です。
これが交換会の場で直接トレードする場合ならまだいいのですけど、
メールでの交換となると「こちら提示」→「相手確認、相手提示」→「こちら確認、再提示」
という手数を踏まなければならず、しかもその都度「これは妥当なのかな」と
気にしなければならないため、結構労力が必要となります。
交換会なら第三者の意見も聞けるのですけど、自分と相手だけだと難しいですね。
これがまた、シール同士ではなくグッズやアイテムが絡んでくるとまたややこしく、
それが「プレミアというわけじゃないけどあまり見かけないモノ」だとさらに難易度アップ。
さらに「どうしても欲しいというものじゃないけど、交換してもらいたい」となるともうお手上げ。
それこそオークションに出してもらって、その上で落札する方がよっぽど気が楽ってもんです。
もっとも、さすがにそんなケースは今まで一度もありませんが(苦笑)
とは言え、私とかの場合だともっぱらこういう異種交換がメインになっちゃうので、
交換依頼のメールをもらうと嬉しい反面「さてどうしよう?」と悩んじゃうのでした。
2003年6月15日(日) |
例えば「トラプーロイ」の語源とか |
20弾以降、雰囲気を一新したかったのかどうかはわかりませんが
それまでの命名パターンをあえて踏襲しないキャラが多く登場しました。
天使なら「聖」「天」「王」、悪魔なら「魔」「鬼」、お守りは「助」「守」が付くのが定番。
しかし20弾以降ではそれらはかなり少なくなり、あまりひねりの無いネーミングや
単純に二つの言葉を組み合わせたネーミングも頻出したものです。
(でもその後すぐに元に戻ってきてますが^^;)
例えば、No.241 悪魔:フーロン 天使:オゾーン 次代:CGUY
あまりといえばあまりにそのまんまな命名です。
だからといって「負論ガス」などと比べるとどっちもどっちな気がしますが。
No.252 悪魔:ビャクドン 天使:ラベライム 次代:フレグレイスの場合、
ビャクドンは「白檀(びゃくだん)」、ラベライムは「ラベンダー+ライム」、
フレグレイスは「フレグランス」というのは比較的わかりやすい部類でしょう。
特に次代は変わった命名のキャラが多いようですが、
これは名前に天使や悪魔のような法則性が無いからかもしれません。
No.248 トラプーロイは「だまし絵」という意味の「トロンプロイ」が語源で、
No.262 スコルキャットは「コールキャット」つまり「招き猫」の要素を含んでいます。
No.265 七天ヤッキーは「七転び八起き」のダジャレですし、
No.269 商人ベノバはベネチア+ジェノバの合成造語です。
知ってました?
それにしても細かいところまで良く考えられていると言っていいのか、
それとも思いつくままやっつけ仕事で命名しちゃってるということなのか。
真相は博士のみぞ知る…??
2003年6月16日(月) |
由緒正しきピア家の末裔? |
ディオ・コッキーの「ディオ」というのは苗字らしいですね。
何せ彼自身が「ディオ家がどうたらこうたら」と言っていたから間違いなさそう。
同じくベリー・オズも「ベリー家がどうたらこうたら」言っていたような気がするので
彼の場合も苗字の一種だと思われます。
由緒正しい家系の割には、一角キングがベリー姓じゃないのが気がかりですが。
しかしピア・マルコの場合。
ピア家などというものが存在するはずもないのですが、こりゃ一体何でしょう。
(もし苗字だったら、父親はピア・ロココで母親はピア・マリアということになるのか?)
しかもパワーアップしたらサン・マルコとかになっちゃってます。
ますます苗字らしくありません。そもそもビックリマンキャラに苗字なんてあるの?(爆)
同様にプッチー・オリンの場合はというと、
元々プッチー・オリンというのは仮の姿であり、「プッチー」としかしゃべれないから
便宜的に「プッチー」と周りが呼んでいただけのこと。
(聖梵ムガルも何ゆえそんなおもろおかしい姿にしたのやら(笑))
つまり「プッチー・オリン」とは「プッチー」としゃべるオリンのことなのです。
ここで話を少し戻します。
このケースをピア・マルコの場合に当てはめると、「ピア」としゃべるマルコということになります。
おお、確かにマルコは「ぴあ〜」とかしゃべってます!
そうか、そういうことだったのかー。
てことは、もしかしたら設定段階において
オズには「べり〜」、コッキーは「でぃお〜」という口癖が用意されていたのでは?
うわ、かっこ悪ぃ。
2003年6月17日(火) |
ねとらん者トレカ・激震再び |
あの騒動から早や10日。
ねとらん者トレカのレアカードが通販で買えるようになったそうです。
理由としては、編集部に「当たらないぞ!」という苦情が殺到したためだとか。
「一般のトレカよりは封入率を高めにしたのですが」という笑えないコメントもありましたが
1冊880円もする雑誌をそこらのトレカと同様に考えるとはひどい話です。
てなわけで、レア系カード6枚セットにアルバムとマウスパッドを特製パッケージにして
ほとんど原価で販売することに踏み切ったのだそうな。
でも、果たしてこれってどうなんでしょ?
私は以前書いたように、十冊以上購入した末にコンプセットをゲットできたのですが
それでもかかった金額としては軽く1万円オーバー。
しかし世の中には、自力コンプを目指して何冊も買い続けている人や
オークションで大枚をはたいて購入してしまった人などがいるわけで、
既に2万3万使ってしまった人も数多くいると思います。
なのに、こんな形でレアカードが売り出されてしまっては
これまでの苦労は何だったんだ?とガックリ脱力し、
むしろ怒りを覚える人の方が多いのではないでしょうか。
かといって他にどんな救済案があるかと言われるとなかなか思いつかないのですが、
この方法はコレクターズアイテムとしては実に大きな問題です。
結果的にとはいえ、完全に踊らされた形になってしまったのですから。
ちょっと安易な方法に逃げてしまったのではないでしょうか?
コレクションの醍醐味はその達成感と優越感に拠るところが大きいです。
コンプセットでは、達成感は無いですが優越感はまだありました。(^^;
しかし今回の措置では、コレクションの醍醐味は全く失われてしまいます。
(もちろん純粋にカードが欲しいという人も多数いるでしょうけど)
カードが手に入るのは嬉しいけど、なんだか割り切れない気持ちでしょうし
既に何冊も買ってしまった人はその分だけやりきれない気持ちになっているでしょう。
「完全な再販」というのは、いくら強い要望があろうとも
コレクターズアイテムではやっちゃいけない禁忌だと思うのは私だけではないと思います。
ところで、私はさっそく1セット注文してしまいました。
手元にノーマルコンプが1セット余っているのでもう1セットぐらい欲しかったのと、
「書き下ろしイラストのスペシャルパッケージ」というのが気になったのと
あと万が一にも素材違いの別バージョンだったりしたら本当に笑えないですからね。
2003年6月18日(水) |
ラピスラズリの立場なし |
ちょっと納得いかないこと。
カーネルダースとカーネルダークが光融合して新聖族が誕生したとき、
彼らの名前はカーネルダースが治めていたエリアの名前、
すなわちエリアの元ネタになった宝石名から名づけられています。
つまり
アウグス子’sと猫ライ一世の場合はダイヤメーションエリアだからダイヤ貴帝
卯帝と光亀帝の場合はルビコンエリアだからファルビー王
という具合です。
ところがアン寅ネットと狸アヌスの場合、エリア名はパールディメンションなのに
融合後の名前はアフロ珠妃。
真珠の「珠」の字が入っているとはいえ、「アフロ」って何ですかっていう話ですよ。
さらにダリ丑とミ蛙帝の場合はエメラジェンスなのにエネロルド王。
エメラルドとエネロルド。似てるようで似てないこの微妙な感じが気持ちワルイです。
しかしこれらはまだ許せるとしても、どうにも納得いかないのは申る伯と蟹大帝の融合。
エリア名はラピスード。元になった宝石名はラピスラズリ。
なのに、融合後の名前は「トルコン士」って宝石変わってるやん!
いや、ラピスラズリもトルコ石も両方とも12月の誕生石なので
元ネタ的にはギリギリセーフなのですが…。
なんか素直に納得できないんですよねえ。わざわざ変える必要無いのに。
ちなみに、セントジュエルが帰結晶して完成した大統一聖石アレキサンドライトですが、
アレキサンドライトそのものは6月の誕生石でもあるんですよね。
なのにやたら立派なポジションになってしまったのは、
太陽光と白熱灯では全く違う色に見えるというその特殊な性質が
マルコの聖魔2面性を象徴しているから、なのかもしれません。
ただ、アレキサンドライト自体の名前の由来はアレキサンダー大王ではなく、
ロシア皇帝アレキサンドル2世にちなんだものらしいですけど(笑)
2003年6月19日(木) |
ホログラムキャラの上位互換要求 |
旧ではホログラムシールは全部で11種登場しました。
ホログラムは七色に変化するので本来の設定配色がわからないのですが、
アイス版や伝説復刻版などで通常着色バージョンを見ることができます。
アニメでの彩色とはかなり異なる場合がほとんどですけどね(笑)
(特にワンダーマリアの色は紫系だと思い込んでいたので、
アイス版が出たときの違和感はかなりのものでした^^;)
ところが今現在、通常彩色が不明なままのホログラムキャラが2組います。
Pオリンとユピテルヘッドです。
厳密には旧ビックリマンとは言いがたいかもしれませんけど、
スーパーヘッドシールとして近年登場したばかりの彼らの場合
ホログラムシールしか存在しないので通常の色がわかりません。
Pオリンはまだアニメの姿に似ているからなんとなく感じはわかるものの、
ユピテルヘッドにおいては想像すら難しい状況。
クロスゼウスの色合いをそのまま持っていっていいのかもわかりませんし、
額の双子星と頭上のリングが「黄色」だろうというぐらいしか確定要素がありません。
もし今後、また何らかの復刻企画が持ち上がったときには
Pオリンとユピテルヘッドの「アイス版仕様」を作っていただきたいですね。
需要は限りなく低いかもしれませんけど(笑)
2003年6月20日(金) |
壊れる世界・壊れない世界 |
ビックリマン2000の世界はアニメ版スーパービックリマンの流れを受け継いでいるので、
それまでの世界はアノド封印時に全て崩壊してしまったことになっています。
その上で現超聖神たちは旧世界に似せて天聖界やら天地球やらを作り、
ゼウスやデビルという主要な面々を指導者とするべく復活させたらしいのですが、
以前の世界が崩壊したのならロココやマリアもオリジナルではないのでしょうか?
しかし集中豪無編での扱われ方を見る限り、あれだけじゃちょっとわかりにくいのですが
彼らが現超聖神を手助けしたらしいので、ロココとマリアはオリジナルっぽいです。
つまり、源層界にいた彼らは世界崩壊を免れたらしい、ということ。
それはまた何故なのでしょう?
アノド封印に伴い消滅した世界はあくまでもアノドが創り上げた世界のみ。
つまりアノド以前から在った場所はその影響を受けないと考えられます。
伝承によれば、遥かな古代にアノドは源層界に舞い降り、
表層界を創造して自ら超聖神と名乗った…ということになっているとか。
要するに、源層界はアノド以前から在った場所なので大丈夫だった、と。
うーん、理屈は通りますけどそんなのアリ?
もうひとつ気になること。
神樹層と呼ばれる漫画版スーパービックリマンの世界。
あっちの世界にいたアノドはどうなってしまったのでしょう?
いやいや、アノドは世界層をまたがって共通に一人だけ存在していて、
アニメ世界の方で封印されたから漫画世界でもいなくなったんだよー
…という解釈は果たして妥当なのでしょうか?
もしそうだとするならばですよ。
何故に神樹層は崩壊しなかったのですか?
どちらもアノドが創った世界ならば、どっちも消滅してしまうはずです。
となると、やはりアノドはそれぞれの世界層に存在していて
漫画世界の方では世界を崩壊させないようにうまく封印できたってことでしょうか。
それともカヴォードが何かやってたとか?
(そういやカヴォードはなんで神樹層にいたんだろ)
でも深層からやってきたアノドは2人も3人もいたりしないと思うのですが…。
これってパラドックス?
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