きゅー太の一人舞台


2003年6月下旬 
21日 動かざる大本山
22日 気まぐれな神さま
23日 NOVA!
24日 超・因縁のライバル!
25日 「おみやげ版シール」ってどーよ?
26日 勝手に未収録作品集
27日 マイナーレアリティ・リポート
28日 まさにどっきり…
29日 恐怖の再登場魔界!
30日 新・月刊舞台裏通信6月号
 
2003年6月21日(土)  動かざる大本山

公式サイトに未だ動きなし。
どっきりシールは本当に7月1日に発売されるんでしょうか?(苦笑)
鈴鹿で看板が1枚出ただけで、ロッテからの正式な情報ってまだ無いんですよね。

それとも、公式サイト自体を大幅リニューアルして大々的に発表するつもりが
予定が遅れていて身動きできない状態だったりして。(^^;

ただ、どっちにしても今のシンクロXのタイトルはどうにかした方がいいですよね。


公式サイトがリニューアルされるとしたら、きっとどっきりシールの感じを活かして
ボタンをクリックしようとしたら「ハズレ」と出てきたりとか、
カウンターじゃないただの画像(しかもキリ番)が貼られていたりとか、
そういう遊びを凝らしたものになってそう。


ただ、そこまで飾り立てるほどのコンテンツがあるとは思えないのですが(爆)



2003年6月22日(日)  気まぐれな神さま

深層の神・バオラムハバさんは下界で困った人の声を聞くと
手を差し伸べずにはいられないとってもおせっかいなありがたい神さまです。

パルージアを転生させて集中豪無発生の一端を担ったり、
霊精層に沈んでいたゴドブレスを救い上げたり、
殺された邪ベールを魔凶次元で再生させたり

まさにビックリマン2000の全ての元凶
もっともバオラムハバさんはグランデロア・グランリーニュの監視のもと
使命を遂行しただけなんでしょうけど、誰がそんな歴史を実現させたがっていたのやら。


しかしそんなバオラムハバさんは昨日今日ポッと出てきた神さまじゃなくて
それこそアノドが世界を創ったよりも前から深層にいる偉い神さま。

もし以前からちょくちょく手出しをしていたら、歴史はどうなっていたのでしょうか?



ブラックゼウス「おのれヘラクライスト〜!ワシはいつか必ず蘇るぞ〜〜」

バオラムハバ「その声、深層に届いた。復活したければただ一言願え」

ブラックゼウス、即時復活!(笑)



魔スターP「どこだ!魔紀元神器はどこにある!」

バオラムハバ「その声、深層に届いた。神器が欲しければただ一言願え」

魔スタリオス、即時封印解放!



スーパーデビル「くそー、いまいましい天使どもめ!次こそは!」

バオラムハバ「その声、深層に届いた。天使を倒したければただ一言願え」

天聖界、即時消滅!



スーパーゼウス「ぐぅぅ…。よくもやったな、デビル!」

バオラムハバ「その声、深層に届いた。悪魔を倒したければただ一言願え」

天魔界も即時消滅!



そして誰もいなくなった…。



2003年6月23日(月)  NOVA!

次界胎后ノヴァが出た当時、その名前からして魔胎伝ノアとの関連が噂されましたよね。
名前が似ているばかりか、ともに「タマゴ」を産む重要キャラということで
旧シリーズとのつながりを意識した人も少なくなかったと思います。

ところが、その後の展開を見ると特に何の関連も無さそうです。
ただ、ノヴァはアノドが降臨した時代には既にいたみたいなので
ノアとの接触ももしかしたらあったりしたのかもしれません。


しかし、ノヴァのシール裏はいろんな意味で衝撃モノでした。

まず名前がダジャレじゃないというのが第一の衝撃。(笑)
もっとも、ダジャレをやめるために冨岡さんも周囲の説得に苦心したとか(爆)


そして、裏書きに堂々と「超聖神」と書かれていたのが第二の衝撃。
これまでのシリーズを通して、「超聖神」の3文字がシールに出たことは一度も無く
せいぜい「謎の聖神影」止まりでしたから。
(ただし「アノド」の名前はスーパービックリマンで何度か出ていました)


さらに第三の衝撃は、裏面イラスト
仮名レオン斬帝と共通のイラストですが、はっきり言って何の接点も無いこの二人。
どちらも第5弾ヘッドというだけの無意味なツーショットです。
つくづくこの当時の2000シールに対して製作側のこだわりの薄さが伺えます。


ところでこの当時の設定では、五造大神は
「万物創生の神『超聖神』が天使や悪魔よりも上の存在として作った」
となっていましたが、集中豪無編では
「宇宙構成元素をそれぞれに担った、神々の種子より生まれ超聖神様より力賜りし者」
と説明されています。

この頃のシール裏書は吉川さんメインなので深く追求するのはヤボな話ですが、
アノドに直接創られたのでなくアノドに力を与えられたという設定に変えたのは
スーパービックリマンでの「封印崩壊」から回避させるためだったのでしょうか?



2003年6月24日(火)  超・因縁のライバル!

悪魔VS天使シリーズ全般を通して出演しているキャラとして
代表的なのはやはりゼウスとデビルの二人でしょう。
しかしゼウスがほとんど毎回同じ名前で似たような姿なのに対し、
デビルのほうはかなりの変化を遂げていますよね。

スーパーゼウスは旧では一度も再登場することなく、
スーパービックリマンにてサイバーアップしたもののそれっきり。
2000では一時期「スーパーゼウスZ」になったぐらいで大きな変化はありません。
(姿こそ埴輪携帯電話になりましたが(笑))

一方、スーパーデビルは旧でもデビルハード→ルーツレスデビルとなり
スーパービックリマンでもデビルゼウス→ブラックゼウスに変身。
姿もさることながら、性格がすっかり魔王っぽくなってしまいました。
そして2000になると、カオスデビル→カリスマデビルX→ジェノサイドデビルへと
変身を重ねて名前も変わりっぱなし。
落ち着きが無いというか向上心旺盛というか、とにかくコロコロ変わりました。

まぁ、最後はハエになって消し飛ばされてしまいましたが(^^;
今にして思えば、あれほどの悪魔がタケルとその仲間達の力だけで倒されたというのは
いくらなんでもあっけなすぎでしたね…。



2003年6月25日(水)  「おみやげ版シール」ってどーよ?

ビックリマンシールというのは、弾ごとの販売期間が決まっているので
長くても3ヶ月、短いと1ヶ月たたないうちに市場から無くなってしまいます。

しかし、ここで逆転の発想。
もし弾変更のないビックリマンが登場したら??

つまり、半年たっても1年たっても変化しないままのビックリマンチョコ。
無論、それだけじゃすぐに売れなくなってしまうのは明白です。
なので、売り方の方を工夫します。

いつでもいくつでも買えるから変更が必要になってしまうのであって、
限られたときにしか買えないようなら、変更の必要性は低くなりますよね?


そこでずばり、地域限定シリーズというのはどうでしょうか?

既に駅や空港などでは地域限定のお菓子っていっぱいありますよね。
あれのビックリマン版で、お菓子の味付けに違いを持たせるのでなく
シール自体に地域色をつけてお土産感覚で買ってもらうのを期待するわけです。


例えば、“ロッテワールド東京”限定ビックリマンチョコ
1個200円で、中身は採算度外視の豪華素材なシールのみ。
絵柄は、ゼウスやロココが各種アトラクションを背景に立ってたり…。
買うためにはロッテワールドに入場しなきゃならないので貴重品?


他にも札幌限定とか大阪限定などの地域限定版を販売。
中身は大阪版だと「なにわゼウス」「まいどフェニックス」など(笑)
札幌版なら「時計台ゼウス」「雪んこマリア」なんかどうでしょう?
九州版では「ばってんデビル」「南国ロココ」とかおもしろそうじゃないですか。

これらはヘッド以外も含めて一地域に10キャラぐらいずつ作れば十分でしょう。
全国6地域で出すとして、トータル60種なら結構いい感じじゃないですか?


おそらくマニアはすぐに交換などで揃えてしまうでしょうけれど、
観光客相手のお土産として売るなら1年ぐらい中身が変わらないほうが
安定して売れつづけると思います。
お土産仕様なら1個100円のチョコ5個入りとかにしておけば、
集める楽しみもあるし地域色豊かでもらった方も嬉しいかも。
単価が上がればシール素材もいいものになるでしょうし(^^;

もちろん、時間をかけてじっくり集めるためにも弾変更は極力控えめ。
悪くとも3ヶ月に一回ホロプリズムの変更とかならまだ許せる範囲かも。
(そうでもないかな?)

変更を前提にしなければ、ある程度の量もまとめて生産できるでしょうから
安定供給できるし生産数の調整もしやすいのではないでしょうか?
あ、ただし最初の1ヶ月だけはマニア相手に大増産する必要があるでしょうが(笑)


雑誌に特集されてちょっとしたブームになったりしたら、
結構いい商売になると思うんですけど、どうですか担当さん?(爆)



2003年6月26日(木)  勝手に未収録作品集

勝手に「ブラックジャック26巻」を作り販売・逮捕


なんでも、とある会社員が手塚治虫の「ブラックジャック」の単行本全25巻に収録されていない
未収録作を10作集めて無断で「26巻」としてオークションで販売、摘発されたそうです。

完成度が低いことや不快な印象を与えるという理由であえて未収録なものばかりだそうですが、
ファンであれば一度は読んでみたいと思うのも無理からぬこと。
ましてこの手作り26巻は「関係者も驚くほどの完成度」だったということで
そこまで完璧な未収録作品集なら、違法と知りつつも欲しくなってしまうかもしれません。
これがオークションで10万円というのはいくらなんでも高いと思いますが…。


しかし、コレクター業界でもこういうことは起こりえますよね。
例えば、超元祖シリーズが出るより前は今以上に31弾以後への渇望が高かったため、
自分で勝手にキャラや物語を作るばかりか、シール化してイベントで販売していた人もいました。
これは半ばオリジナルなキャラなので今回のニュースとは少し違うのでしょうけれど、
売る側買う側の心理としては同じような部分があるんじゃないでしょうか?

それにもし没キャラの原画などが流出し、それを自作シール化する人が現れたら
それこそ今回のケースと同じようなことになるかもしれません。


とは言え、漫画の場合はその「内容」が大きなウエイトを占めるので
ファンとしては「読みたい、内容を知りたい」という気持ちが先行するのに対し、
コレクターの場合は「所有したい」というのがおそらく第一なので
オリジナルではないもの、自作モノにはそこまで熱心にはならないかも。


ただし、流出した原画そのものに対してならとんでもなく熱心になりそうですが(笑)



2003年6月27日(金)  マイナーレアリティ・リポート

「超念写探偵団」は本当につまらないシリーズでした。

ヘンなモノクロ写真に温感冷感加工がされている1枚目のシールと
その下に霊や妖怪を描いた2枚目シール(初期は手書き、後にCG)のW重ね。
その霊とかの名前が脱力モノのダジャレばかりなのが寒すぎて
このシリーズは怪談モノなのか失笑モノなのか、焦点がまるで見えませんでした。


私がこれを集めていたのは、ひとえに「ビックリマン」の1シリーズであったため。
パッケージの隅っこに申し訳無さそうなサイズで「ビックリマン」と書いてあったので、
他に集めるようなものも無いし、手持ち無沙汰なのでつい集めていたという感じです。
事実、ビックリマンじゃない他のシリーズには興味なかったですし。


しかしながら当然売っている店も少なく、そして買っている人も近所では多分私だけだったでしょう。
いつ見ても大量に売れ残ってましたし、ほっとくといつまでも次の弾にならず困ったものです。


それが今、当時のあまりの売れなさに反比例するかのように
マイナーシールコレクターの間ではかなりの高騰ぶりを見せている
ようです。
それより古いどっきりシールやまじゃりんこシールなどよりも更に市場に出回ってなく、
今から集めようとするとそれこそ持っている人を探すだけで一苦労。

当時買っていた私らにしてみれば、ほんの少し前まで誰からも欲しがられることもなく
悪魔シール並みの不良資産だったので結構気軽に放出していたのですが、
最近じゃなかなかそうもいかなくなっちゃいました。
私は剥がす分までは集めてなかったのですが、今から剥がし用を集めるのは相当大変そう。
こんなことならダブりをもっと大事にしときゃよかったと思う今日この頃です。
(交換会では一時期ゴッソリと持っていかれましたからねえ…、トホホ。)


しかし、交換会で出会う人以外にどんな人がこの辺のマイナーシールを集めてるのか
全然実態がつかめないのがなんとも不思議。
一体誰がプレミア価値を吊り上げてるの??



2003年6月28日(土)  まさにどっきり…

今後、「まさにどっきりシールですね」という発言をNGワードといたします。


「ねえ、復刻版シールで入れ替えがあるみたいですよ」
「ほんと!?まさにどっきり(以下略)」


「関東ではまだ発売日が決まらないみたいだけど、ある日突然売り出したりして?」
「そうなると、まさにどっ(以下略)」


「うお、どっきりシールのはずなのに中からタキシードゼウスが出たぜ!」
「それってまさに(以下略)」



皆さんも、どこかで「まさにどっきりシールですね」という発言を見かけたら
心の中で「NGワード!」とつぶやきましょう。(笑)



2003年6月29日(日)  恐怖の再登場魔界!

初期のシール裏書に出てくる地名は結構投げっぱなしの適当なものが多く、
一度出ただけでそれっきりな地名が数多く存在します。


例えば、4弾天使タイムマシーン帝の裏書には「高低次元界」という名が登場しますが
だからといって特にどうという展開も無くそれっきりです。
1弾天使黄門天人「晴天界の長老天使」とのことですが、それってどこですか?
7弾天使アラー神斗「アラビアン聖域の天使」だそうですが他では聞いたことありません。


このように、ストーリーに直接関連のない地名はその場限りの名前ばかりなのですが、
この手の地名には珍しく2度登場した地名がひとつあります。

それは、3弾悪魔ハズレ魔像と8弾悪魔断層魔の裏書に登場しているのですが、
まずはその裏書を見てみましょう。


「ハズレ魔像」

町内の福引きや抽選会のウワサを聞くと必ず飛び込んで来る悪魔。
のり移られたらもうズレズレ魔界にまっさかさま。


「断層魔」

足が地につかないズレズレ魔界より出現した魔底極魔人1/2。
魔化石発掘の魅力に囚われるとズレっからし。合魔貝魔底力増



そう、その地名とは「ズレズレ魔界」
ハズレ魔像に連れ去られたら、地に足のつかないこの世界にご到着〜。
偶然の一致だとは思うのですが、この二人が同源士(?)なのはなんだかおもしろいです。


ところで断層魔は魔底極が出身地だと思っていたのですが、
そもそも6魔極って本当に地名なのでしょうか??ぐむー?



2003年6月30日(月)  新・月刊舞台裏通信6月号

というわけであっというまに6月も最終日なわけで、

7月1日の「どっきりシール」発売を直前にしながら特に大きな動きもなく
(でも既に一部では出回りだしているらしいですけど)
どこを見ても実に淡々とした様子です。

みんな別に関心も無いんでしょうねえ。
でもこれまでの少人数多数購入から大人数少数購入に移行していけば
息の長い商品になるだろうと思うのですが、どうですかねえ?
てゆーか、普通は最初からその路線を目指すべきだと思うんですが(^^;


おっと、6月の出来事といえば忘れちゃいけないのが「ねとらん者トレカ」
関心ないとか言いつつ、結局買っちゃった人も多いんじゃないですか?(笑)
旧ビックリマン以来の久々に純粋なワクワク感を与えてくれましたよね。
その代わり出費も高くつきましたが…。(^^;

これが今後のロッテ・ビックリマン戦略に何かしらの影響を及ぼす可能性も
無きにしも非ずといった感じでしょうか?
もしくは別企業からも二匹目のどじょうを狙った商品が出てくるかも。
って、ネットランナー自体が他人のふんどしで相撲を取るような雑誌ですが(爆)


ビックリマンビジネスは現在上り調子なのか下り調子なのかよくわかりませんが、
まだしばらく続きそうだというのは間違いないですかね。


 
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