2003年5月11日(日) |
どっきりシールに見る昔のバージョン違い |
ちょっとしつこい気もしますが、今日も今日とてどっきりシールの話題。
ネットを見て回って思うのは、やはりというか何と言うか、
そもそもの「旧どっきりシール」をよく知らない人がかなり多いということですね。
何せ26年前に発売されたシリーズです。
今のコレクターの中でも、リアルタイムで集めていた人はきわめて少ない部類でしょう。
私も「元々のビックリマンはそういうシリーズだった」という伝承でしか知らなくて、
悪魔VS天使以前のシリーズに興味を持つようになったのはごく最近です。
おそらく大部分の人は「特ダネ写真シール」とか「ジョーダンシール」とか言われても
さっぱりイメージが浮かばないのではないでしょうか?(^^;
なので、今回はちょこっとだけどっきりシールについて紹介。
本当はこの「Q天銀河」のコンテンツとしてまとめた方がいいのですが、
反応が乏しいとやる気が出ないので今はやっつけ仕事で精一杯です(爆)
えーと、まずコンセプトはさすがにご存知ですよね?
透明シールに絵柄が印刷されていて、それを貼ってどっきりさせるというものです。
絵柄は一見写真っぽいですが写真ではなく手書きのイラストです。
そんなトリックアート的要素がこのシリーズ最大の持ち味と言ってもいいでしょう。
旧どっきりの場合は、絵柄の種類は全126種。
1弾あたり18種ずつで構成されていたようなので、全7弾まで出ていたと推測されます。
特に最終弾であるNo.109以降が最もプレミア化しております。
そして、従来型コレクターにとっては避けて通れないのがバージョン違い。
私も散々「どっきりシールはコレクション向けじゃない」と言っていますが、
それでも集めるならバージョン違いにも目を光らせたいところです。
どっきりシールのバージョン違いは、裏面の文章について2種類あります。
一つは「るいじひんに注意」という文章があるものと無いもの。
類似品表示のあるなし |
事実、類似商品が登場したことを受けて警告の意味でつけられた文章ですが、
私が確認した限りでは、類似品表示が無いのはNo.1〜48とNo.91〜126まで。
No.49〜90までは類似品表示があるものしか存在しないと思われます。
そして類似品表示があるのはNo.1〜90まで。No.91以降は類似品表示無しのようです。
ややこしいので表にしてみます。
No
|
類似品あり
|
類似品なし
|
1〜48
|
○
|
○
|
49〜90
|
○
|
×
|
91〜126
|
×
|
○
|
後半弾の時期には類似品が無くなったか何かで、表示の必要性が無くなったのでしょう。
(ただし出回った数が少ないだけで実は存在しているという可能性もあります。要注意!)
そうそう、類似品表示には「※るいじ品にご注意ください」というものと
「※このシールの類似品がでていますので注意しましょう」の2通りありますが、
これはその上に「きりぬいてつかったほうがおもしろいよ」という一文の有無で分かれています。
そして切り抜いて使った方がおもしろいかどうかは絵柄ごとに決まっています。
つまり、同じ絵柄のシールでは「るいじ品」と「類似品」はどちらか一方しか無いはずです。
そしてもう一つの違いは、「ロッテ」という表記があるものと無いもの。
普通に考えると「ロッテ」と書かれていないのは偽シールのようにも思えますが、
モノを見る限りではいわゆる「ロッチ」的なコピーシールとは思えないため
最も初期のシールは無記名だったものと推測されます。
「ロッテ」表示のあるなし |
ロッテ無しのシールは今のところNo.19〜54までしか確認できていません。
しかしそうなるとNo.1〜18(第1弾)が無いのは逆に不自然なので、
これももしかしたらごく少数だけ存在している可能性が高いのかも。
当時は後の弾になっても前の弾のシールが混じっていたというウワサもありますし…。
そうそう、ロッテ無しのシールの類似品表示有無については、全て表示無しです。
そりゃ類似品を意識してたら真っ先にロッテ表示を先につけるでしょ(笑)
さて、7月発売の現代版どっきりシールについてですが、
旧版と同じく透明シールで作られると思うので、いわゆる素材違いというのは無さそうです。
ただし紙の色が黄色じゃなく水色だったり白だったりするとか、
メダマの絵柄なら目の色を変えるとか、インクの絵柄ならインクの色を変えるとか、
あるいは旧版同様に裏面の文章を一部変えてみるとか…。
でも、意図的にそういう変更を入れられるとやっぱり萎えちゃいますよね。
だってそれはどっきりシールのコンセプトとは合ってないんですから。
2003年5月12日(月) |
女王の下半身に秘められた謎 |
我ながらなんちゅうタイトルだ(爆)
えー、数あるビックリマンキャラの中で、何故か全身像が描かれていないキャラが一人います。
そう、28弾パート2ヘッドの明星魔クィーンです。
(スーパービックリマンではAMAZOアムールと伊邪那アスカも上半身だけですけどね)
で、当然の疑問。
なぜこいつだけ下半身が描かれなかったのか。
これは当時から大きなナゾとされてます。事実、現在でもなぜなのかはわかっていません。
有力な説としては、「下半身が悪魔渦に飲み込まれたままだから」というオカルト的なものや
「パワーがありすぎてシール枠に入りきらなかった」という意味不明なものなど様々で、
実にいろいろな人がいろいろな考えを巡らしてきました。
(悪魔渦に飲まれてるなら、きちんとそういう絵柄にすると思うんですが…)
さて、ここで私も一つの説を唱えてみようと思います。
例によって既に誰かがどこかで発表済みの説かもしれませんが、よしなに。
先日公式サイトで公開された、へっぽこヘラクライスト没画を覚えてますか?
どう見ても単なるコスプレ兄ちゃんで、カブトが異常に似合わない奇妙奇天烈なスタイル。
何よりも、どうやってもシール枠に入りそうに無い適当すぎる頭身が実に不自然でした。
ラフデザインの段階では、シール枠に入るかどうかというのはさほど意識されないようです。
ときに28弾は、通常のヘッド12種に加えてパート1では一本釣・ピーター・フッドの4枚合体が、
そしてパート2ではデューク・アリババの12枚合体のイラストがあったわけで、
言うなればグリーンハウス的には仕事量が倍増していた時期と言えるわけです。
いくら創聖使影が落書き的な絵柄(?)とはいえ、この仕事量はそう簡単にこなせはしないでしょう。
ましてデュークは12枚バラバラになるため、絵柄の配置調整もかなり大変だったと思われます。
しかし締め切りは待ってはくれませんから、この時期はかなり忙しかったのではないでしょうか。
つまり。
グリーンハウスはあまりに忙しかったため、ラフデッサンだった明星魔クィーンを
そのまま手直しすることなく無理やりシール枠に押し込んだ結果、下半身が描かれなかった…
…とは考えられないでしょうか?
ストーリー的に大して重要なキャラではないですし、これはこれでまあ良しという具合に
妥協されて現在に至る、というのが私の説です。
…ロマンもへったくれもありゃしませんね。失礼いたしました〜。
2003年5月13日(火) |
集中豪無編用語の基礎知識 |
ビックリマン2000公式ストーリー集中豪無編を読んでなかった人や
途中で読むのを止めてしまった人にとって、2000終盤のキャラに対する理解度は
果たしていかほどのものなのでしょうか。
例えば「ビーストデミアン」・「デミアン依童」・「フルメタルデミアン」の関係は把握してます?
デミアンがフシールの死によって精神的にボロボロになったところを
ジョーカードにつけこまれて捕らえられたのが「デミアン依童」。
そのデミアンの体にカリスマデビルの魂(カオスデビル)が入り込み、
完全にコントロールされた状態が「ビーストデミアン」。
デビルの魂から解放されて元の時代に戻ってきたのち、精神的に立ち直って
カヴォードやジャッジの装備を受け継いだのが「フルメタルデミアン」。
こういう基本的なことを手短に解説しているサイトも意外に少ないようなので、
知らなかった人も多いのではないでしょうか?
(多くの解説サイトの場合、どうしても長くなって結局理解が難しいですからね)
今となっては2000の解説ページもいかほどの需要があるかわかりませんけど、
「読んだ気になれる集中豪無編案内」なんてのを作ってみてもおもしろいかも?(^^;
…という構想は前々からあるのですが、めんどくさくて未だに手付かず(爆)
2003年5月14日(水) |
スティッキー・フィンガーズ |
公式サイトにてヘッドの制作秘話・最終回が公開されました。
今回も幻の没イラストがふんだんに登場し、「若神子が若くねぇ!」とか
「ヴィーナス白雪、まんま雪だるまじゃん!」とか「キックキング、キモッ!」とか
これでもかといわんばかりにツッコミどころ満載だったわけですが、
やはり一番強烈なインパクトを与えてくれたのは最後に紹介されていた
「チャックンカッター」ではないでしょうか。
あろうことか、両目と口がチャックで閉じられてしまっています。
中世の拷問じゃないんですから…、トラウマになりますよこれ。
でもあれって「チャックンカッター」じゃなく「チャックン神童」の没バージョンじゃないでしょうか?
いくらなんでも変身前と違いすぎですし、神童の採用イラストの方が似てますからね。
チャックンカッターは採用イラストでも「なんてダサいコスチュームなんだ!」と
結構不評だったのですが、これでもまだかなり改善されてたんですね。
一人だけ19弾に再登場しなかったりで不幸な影がつきまとうチャックンですが
(18弾「鉛岩王」の中身がチャックンだという説もありますが、だとしてもねぇ^^;)
よもやこんな最大級の不幸が襲う寸前だったとは。
よかったなぁ、チャックン。
「超悪魔」と聞いてあなたは何を思い浮かべますか?
「すごい悪魔」だから魔肖ネロや魔スターPなどを連想した人は
割と素直な人。ネット詐欺などにはくれぐれもご用心を。
「超」「悪魔」を直訳すると「スーパー」「デビル」だから
スーパーデビルを連想した人はそこそこ頭の切れる人。
でもあくまでも「そこそこ」だから図に乗らないように(笑)
「超悪魔?11弾のアレでしょ?」とコトも無げに言い放った人は
結構細かいことまで知っている人。
ちなみにアレとは「大門魔」「魔里壁」「崩輪魔」の3人のことなのですが、
こいつらが超悪魔呼ばわりされたのって、単に体がでかいからでしょうか?
というわけで、今回のテーマは「超悪魔」。
とは言え、少なくとも大門魔以外は単なるザコの域を出ないのですが…。
聖戦士軍団の行く手を阻むべく、次界ロードの入り口に現れた超悪魔たち。
そういや次界門の前には切り立ったガケが立ちふさがっていたはずですが
大門魔は一体どうやってガケの向こう側に移動できたのでしょう?
まさかえっちらおっちら移動したあとにわざわざガケを作ったのでしょうか。
しかし、天使はみんな飛べるからガケなんて無意味なはず。
まぁ律儀に橋をかけちゃう方もどうかと思うのですが…。
とか言い出したら、実は門を開けなくても上空を飛んでいけば問題無さそうですよね?
現に聖梵ミロクとかは平然と上空を漂っていたわけですし(笑)
無意味なのかどうなのかはわかりませんけど、そんな感じで
次界ロードへの入り口を妨害していた超悪魔3人衆ですが
次界必達天使と有限時増力神童の合聖アクションで突破されちゃったのはご存知の通りです。
(ここらへんの設定名はビックリマンらしさの最高潮ですね)
ところで、開門された大門魔はその後どうなったのでしょうか。
門といっても悪魔なのですから、そのまま天使たちを通しつづけたのもおかしいので
消滅したか天魔界に帰ったかしたんでしょうね。
でも、そうなるとご丁寧に扉を開けなくてもそのまま攻撃して倒した方が早かったのでは?(笑)
スーパーゼウスが「全能の神」と呼ばれているのに対して、
シャーマンカーンは「全情の神」と呼ばれています。
しかし「全情」って何ですか?
というわけで、「全情」について検索してみました。
リファたどられても困るのであえてハイパーリンクはしません(笑)
http://www.zij.co.jp/sinyo/zenjo.html
全国信用情報センター連合会のサイト。
「全情連」です。ってオイ!
http://www.msc-pc.net/kenntei/zenkyou/zen1.htm
全日本情報学習振興協会のサイト。
今度は「全情協」ですかい。
http://www.zenjouken.com/
全国情報技術教育研究会のサイト。
「全情研」…。はぁ。
http://www.pubanzen.mofa.go.jp/
海外安全ホームページ。
こちらは「安全情報」だそうで。
結局「全情」についてのまともな情報は得られず。
一体全情とは何なんだーー?!
聖フェニックスには「聖神子」という別称がありますが、
何故かロココになってからは聖神子とは呼ばれていません。
恐れ多くも「聖神の子」ともとれる名前を戴くとは何様という気もしますが(笑)、
ヘラクライストが「聖神皇」、聖常キッソスが「聖帝子」と呼ばれていても
ロココには「次界創造主」以外に特別な呼ばれ方が無いのです。
なので、普通は他のシールの裏書にヘッドが登場する場合は別名で出るのに
ロココの場合はそのまま「ロココ」と表記されているのです。
聖神ナディア裏書やヤマト爆神裏書などが代表的です。
同様に、マリアにも「次界超魔身」という以外に特別な呼び名がありません。
と言ってもマリアの場合は、他のシール裏に登場する場合でも
「先行超念魔体」(魔スターP裏書)という呼ばれ方をすることがありましたが、
デカネロン裏書やマリア・ショウ裏書でも「マリア」と書かれております。
これって、初期キャラだから設定が不十分というだけの理由でしょうか?
それとも何か別の意図があってわざと…??
ところで、そのロココとマリアの合身後の姿であるFuzzyM.Rについては
「13番目の新界王(カーネルダース)」と言われていますが…。
この設定、いつのまにか無かったことになってそうですよね(笑)
噂では、今度のどっきりシールは復刻版+現代版の2枚看板で行くそうですね。
現代版は通し番号が旧版の続きからとのことで、なかなか味なマネをしてくれます。
いわば「超元祖どっきりシール」という感じでしょうか。
旧版はNo.126まで、7弾の時点で終わっているため、今度のはさしずめ8弾ということ?
しかし、どっきりシールにそこまで細かいことをやられても
かえって混乱を招くだけのような気も。
一体どれだけの人が「No.127〜」というナンバリングの意味を察することが出来るのやら。
あと復刻版は本当に復刻のようですが、これはやはり地域別の入れ替えがありそうですね。
入れ替え入れ替えで最終的に100種以上復刻しちゃったりして。ああ怖い怖い。
しかし、こうなると今後「旧ビックリマンシールの定義」が少しややこしくなりそうです。
「こちらは旧シール希望なのですが」
「はい、旧(どっきり)シールです」
「ぎゃふん」
うわぁ。
シールを集めていて常々思うのですが、一体どこまで集めたら「ゴール」と言えるのでしょう。
最初はチョコやアイスで市販されたうちのキャラコンプから始まって、
素材違いやバージョン違い(旧に関してはチョコとアイスを区別することも含む)を経て
次第に懸賞物や非売品、エラー品といった特殊な部類にエスカレートしていきます。
(もちろん個人差がありますから、キャラコンプで終わる人も多いわけですけど。)
同時に収集対象を別ジャンルに枝分かれさせる傾向も多々あり、
悪魔VS天使の次はスーパービックリマンだったり2000だったりまじゃりんこだったり、
そのうち他社製品やシール以外のグッズにも手を出すようになることもしばしば。
まあそういう枝分かれの話はひとまず置いておくとしまして、
一つのジャンルに限った場合、どこがゴールと言えるのでしょうか。
普通に考えたら、存在する全てのシールが手に入ったらゴールですよね。
することが無くなればそこで終了。極めて明快な解答です。
事実、多くのジャンルではあるところまで行けばめでたくコンプリートとなるわけで
この考え方は特に間違ってはいません。
しかし、ことビックリマンに関しては上述にもある「懸賞物や非売品、エラー品」という
飛びぬけてレア度の高いシールの存在が大きな障壁となっています。
特に試作品やエラー品はごくごく少数しか存在しなかったり一点ものだったりで、
何種類あるのか全体像が見えないこと、そしてあまりに確率が低いことのため
それらを「集める」ということは事実上不可能と言えます。
もっともそれはビックリマンだけが特殊なわけではなく、なまじ知名度があるため
オークションなどで世に出てくる機会が他よりもあり、気にする人も多いというだけ。
おみくじらやバトシーラーにだって幻の激レアサンプル版シールとかあるかもしれません。
(バトシーラーは試供品版2弾やゲーム付録版3弾が実際に存在するのでシャレになりません)
そうは言っても、たとえ1枚でも世に存在するならば気持ちが揺さぶられるのがコレクター。
例え完全収集が事実上不可能であるとわかっていても、未入手なものが存在するとなれば
なかなかゴールに達したとは思えないわけですよ。
結局どこで線をひくことが出来るか、という問題でもあるわけなんですけどね。
エラー品の中でも誤植などはまだ同じものが多数出回っている可能性がありますが、
印刷ズレや裁断ミスなどの場合はこの世に二つとあるかどうかはわかりませんし、
そういうタイプのエラーは全てのシールに存在しうるわけですから。
でも、それでも気になっちゃうんですよね。
そんなわけで、飽くなきビックリマン探求道は半永久的に続きそうです。
良く言えば「ライフワーク」。悪く言えば「生涯ダメ人間宣言」。
ああ、こんな私に誰がした??
2003年5月20日(火) |
子は親の所有物にあらず |
ビックラーの場合、自分の子供の名前に
「聖」とか「天」とかいう字を使ったらそれだけで
「あー、やっちゃったか」
とか言われそう。
さらに調子に乗って「勇理」とか「和合」とか「是宇主(ぜうす)」とかつけたら
四方八方から「…そう、よかったね」という力無い声が聞こえてきそう。
こんな話題を振ってはみましたが、筆者はまだ独身です。
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