きゅー太の一人舞台


2003年5月上旬 
1日 5月ですよ!
2日 ビックリ日本昔ばなし
3日 ビックリマン憲章を検証する
4日 きゅー太の2003年5月4日
5日 吉野家
6日 「どっきりシール」は吉と出るか凶と出るか?
7日 急性コレクターと慢性コレクター
8日 鈴鹿バージョンの大明暗
9日 You Know the アニメワールド?
10日 故・塩沢兼人さんを偲ぶ
 
2003年5月1日(木)  5月ですよ!

まさに「もう5月!」てな気分です。
「え?まだ5月なの?」というような人はいないでしょ(笑)


で、問題なのは5月1日午後8時現在、未だに鈴鹿関連の発表が無いってことで。


こんなゴールデンウィークとはいえ、週末は貴重な3連休です。
早いとこハッキリさせてくれないと困るって人も多いでしょうに。
今ごろ工場でアンカットシート確保してもらって関係者にサインもらってチョコ手配して
担当者はすったもんだの大忙しであろうことはまあ大体予測できるのですが、
なるべくなら決まり次第早急に情報出してもらえるとありがたいんですけどねえ…。


まあ、未だに悪魔VS天使のトップページに「グランドフィナーレ」の看板がギラついてるようでは
公式サイトの優先順位はそれほど高く見てないのかもしれませんね…。



2003年5月2日(金)  ビックリ日本昔ばなし

旧BMでは童話やおとぎ話をモチーフにしたキャラクターが多いです。
なにせ記念すべき最初の3すくみからして「桃太郎」ですからね。
この「桃太郎天子」「きびだんご三助」「鬼ガシ魔」は実によくできたキャラで、
主役・脇役・悪役が見事に3すくみ化した好例だと思います。

しかし、総じて童話系のキャラはあまりカッコよくありません。
わざと崩してあるのか、モチーフとしてもどこかおかしい場合が多々あります。


例えば「金太郎」
なぜロボットなのでしょう?
単なる「怪力小僧と熊の相撲」という以外に広がりのない物語だからとはいえ
ロボット化した理由というのがさっぱりわかりません。
しかも復活後はTEKUNO助以外ロボットじゃなくなってるし(笑)

続いて「かぐやひめ」
悪魔が「オノ・鎌」ってなんでやねん(^^; 大事な道具じゃないですか。
それ以前に物語そのものとの関連が薄い薄い…。
かぐや観音のブサイク度も大いにマイナスです。

「一寸法師」も、主役を差し置いて「こづち」が天使ですからね。
もっとも、主役が悪魔化した「浦島太郎」には及びませんが(爆)

「かちかち山」も、うさぎを天使として本当によかったのか少々疑問ですし
「ぶんぶく茶釜」も主役を悪魔におとしめた上で坊主が天使とはこれいかに。
西洋に目を向けると「シンデレラ」ではガラスの靴が悪魔ってそれこそ無茶苦茶な…。


全てにおいて主役・脇役・悪役が揃っているわけではないので
かなり苦しい解釈を強いられたケースも多いのでしょうけれど、
ワンパターン化するのを避けるためにわざとそうした部分もありそうです。


それにしても、旧BMではこれほど童話系のネタを使ってしまっただけに
2000で童話系のキャラは全く登場しませんでしたね…。(^^;



2003年5月3日(土)  ビックリマン憲章を検証する

憲法記念日ということで、今日は昔なつかしの
「ビックリマン憲章」について考えてみましょう。

ビックリマン憲章とは、当時タンゴ博士の名のもの提唱されたもので
下記の3項から構成されています。

一、私はシールを、決して売り買いしないことを誓います。

二、私はチョコもおいしく食べながら、シールを集めることを誓います。

三、私はシールの交換を通じてお互いの友情を深めることを誓います。

右の三つの誓いを守り、楽しくあそびます。



当時から何かと問題になっていた事項などに釘をさすためのもので、
結構リアルな注意書きとなっています。

しかし、実際にこの3項を遵守しつつシールを集めることは可能でしょうか?


第一項については、個人的にはタブーな話題であるとは思いますが
金銭取引でないとまず入手できないようなシールが多々あることも事実
特に昔集めていたけど今は集めていない人から譲ってもらう場合、
シール交換というわけにいかずビックリマン憲章を相手にまで押し付けることもできないわけですし。

なので、この第一項は自分で金銭管理に責任の持てる年齢であれば
適用外でいいんじゃないか
と思うのですが、それはいいわけでしょうか?(苦笑)
蛇足ながら、私の場合はネットオークション等で買うことはありますが売ることは一切してません。


第二項については、いわゆる「チョコ捨て禁止」ということですね。
これもタブーな話題に近いのですが、実際にしっかり守っている人も多いものの
「いちいち食ってたら体がいくらあっても集めきれない」というのも事実。
知りあいに配ったり長期保存できるような工夫をしてがんばる人もいますけど
食べきれなくてやむなく処分してしまう人を責めることもできないでしょう。
人間、健康第一ですからね。それでもなるべくは食べるべきだと思いますが。


第三項はですねー、守ってますよ、はい(笑)
むしろ近年の交流は当時とは比べ物にならない全国規模で拡大しました。
交換会やイベントを通じてリアルな交流が深まり、今では結構な人脈になってます。
シール交換による最大のメリットと言っても良いかもしれません。


まあ大前提としてビックリマン憲章は子供が対象ではあるものの、
シールを集めるという点においては大人も子供もないですからね。
ただ、パート違い乱発&意図的なレア作成を繰り返すロッテサイドにも
何がしかの規律や規範を作っていただかないと割が合わないですよねー?



2003年5月4日(日)  きゅー太の2003年5月4日

5月3日午後11時40分
シールの詰まったリュックを背負って自宅を出発。

5月4日午前0時10分
自宅最寄り駅から乗車。意外に人が多い。

5月4日午前1時10分
大垣行き臨時便に乗り換え。
先に乗っていたR氏と車内でまじゃりんこやセレク3の交換を行う。
ほとんど寝つけず、午前5時20分名古屋に到着。

5月4日午前5時55分
名古屋を出発。電車内で同じく関東から来ていたJ氏と偶然合流。
3人でそのまま鈴鹿サーキット稲生駅へ。駅到着後、15分ほど徒歩。

5月4日午前8時10分
鈴鹿サーキット到着。前日より来ていたというS氏一行と合流。

5月4日午前8時30分
30分早く開場。ぞろぞろとロッテのイベントブースを目指す。

5月4日午前8時40分
ロッテブース到着。チョコ売り場にまだ大量に在庫があることを確認したのち、
さっそく福引の行列に並ぶ。

5月4日午前9時
一回目の福引。1000円で10回回す。(一度に10回までしか回せないルール)
結果はコアラのマーチ1個、ドラえもん時計1個、シールシート8セット。

5月4日午前9時5分
チョコが5期Ver1であることを知って購入を取りやめて再び福引へ。

5月4日午前9時40分
二回目の福引。行列には家族連れを中心にやたら人が並ぶ。同じく10回回す。
結果はドラえもんグミ1個、Drリンおしゃれセット2個、シールシート8セット。

5月4日午前9時45分
行列に疲れたので、コアラのマーチを食べながら休憩。
そういやシール交換は全くしなかった。

5月4日午前10時
ほとんど売れていないチョコ売り場の裏手に次期シリーズ情報があることを聞き、
さっそく見に行く。「どっきりシール」の情報。
同時にチョコ売り場の影に試供品らしき赤い化粧箱を発見。

5月4日午前10時40分
三回目の福引。暑い。今回も10回回す。行列の時間はピーク時で一回4〜50分。
結果はもう散々。
アンカットシートやサイン色紙がどんどん減ってゆく。
対象的にチョコは一向に減らない。

5月4日午前11時
景品のコアラのマーチが尽き、代わりにセレク3チョコ2個が景品になる。
チョコの売り場がブース正面にも設置されるがたまに子供がバラ買いする程度。

5月4日午後12時
福引に並んだり並ばなかったり。景品はさらに減り、アンカット小やサイン色紙がなくなる。

5月4日午後12時30分
最後のアンカット大がなくなり、福引終了
私はグッズ類はひとつも当たらず…。

5月4日午後1時30分
ロッテ天野さんが黙々とチョコの箱を段ボールに戻して並べ始める。悲壮感が漂う。
段ボールは未開封もあわせて53カートンもの売れ残りを確認。

5月4日午後1時30分
イベントスタッフの方と談笑。昔のコロコロイベントの話題で数人と盛りあがる。

5月4日午後2時
スタッフ用の部屋の近くでソージさんを発見。

5月4日午後3時
することもなくなり、全員会場から出ることに。さらば鈴鹿、また来年…?

5月4日午後4時
白子駅でうどんを食べる。この日やっとまともな食事。

5月4日午後5時
数人と名古屋市内のまんだらけなどへ行く。特に何も買わず。おもしろかったけどね。

5月4日午後7時30分
飲み会も気になるところだけど、それほど時間も無かったので一人帰宅の途につく。

5月4日午後11時30分
ようやく帰宅。重いリュックはほとんど使わないままで、いらないDrリングッズなどが重さを助長。


長い長い一日が終わり、結果として5期Ver2・6期が出なかったことでチョコは1箱も買うことなく
アンカットもサイン色紙も当たらなかったので、行かなくても支障は無かったかも。

それでも関西の人と久々に会えたり新情報を知れたり、イベントとして楽しめましたし
やはり行ってよかったですかね?



2003年5月5日(月)  吉野家

そんな事より読者よ、ちょいと聞いてくれよ。一人舞台とあんま関係ないけどさ。

昨日、鈴鹿のコロコロホビーGP行ったんです。鈴鹿
そしたらなんか人がめちゃくちゃいっぱいで並べないんです。
で、よく見たらなんか垂れ幕下がってて、ビックリマン、とか書いてあるんです。

もうね、アホかと。馬鹿かと。

お前らな、ビックリマン如きで普段来てない鈴鹿に来てんじゃねーよ、ボケが。
ビックリマンだよ、ビックリマン
なんか親子連れとかもいるし。一家4人で鈴鹿か。おめでてーな。
よーしパパ福引き回しちゃうぞー、とか言ってるの。もう見てらんない。
お前らな、限定シールシートやるからその列空けろと。

ビックリマンってのはな、もっと殺伐としてるべきなんだよ。
行列の前後に並んだ奴といつ喧嘩が始まってもおかしくない、
刺すか刺されるか、そんな雰囲気がいいんじゃねーか。女子供は、すっこんでろ。

で、やっと並べたかと思ったら、隣の奴が、アンカットシート、とか言ってるんです。
そこでまたぶち切れですよ。
あのな、アンカットなんてきょうび流行んねーんだよ。ボケが。
得意げな顔して何が、アンカットシート、だ。
お前は本当にアンカットシートを欲しいのかと問いたい。問い詰めたい。小1時間問い詰めたい。
お前、アンカット持ってるって言いたいだけちゃうんかと。

ビックリマン通の俺から言わせてもらえば今、ビックリマン通の間での最新流行はやっぱり、
サイン色紙、これだね。
グリーンハウスのサイン色紙。これが通の狙い方。
グリーンハウスってのは素朴な味わいが多めに入ってる。そん代わりCGが少なめ。これ。
で、それに米澤氏&兵藤氏。これ最強。

しかしこれを当てると次からロッテ社員にマークされるという危険も伴う、諸刃の剣。
素人にはお薦め出来ない。
まあお前らド素人は、コアラのマーチでも食ってなさいってこった。


※元ネタ:http://2next.net/x/y_history.html



2003年5月6日(火)  「どっきりシール」は吉と出るか凶と出るか?

しばらく鈴鹿ネタで話題をつなげていけそうな予感(笑)


さて盛り上がりに欠けまくった今回のコロコロホビーGP in SUZUKA
そんな中でも当面の話題となりそうなのは、やはり注目の新シリーズですよね。

26年の時を経て、あの「どっきりシール」が大復活!


…と言っても、これまで悪魔VS天使シリーズを集めてきた人にしてみれば、
正直言って拍子抜けというところではないでしょうか?
「こんなの売れない」「がっかりした」「どうせ復刻するならもっと別なのがよかった」など、
様々な意見が既に飛び交っているようです。


しかしまあ、そりゃそういう意見も出るでしょう。当然の意見だと思いますよ。
ですが、私はこのロッテの判断が間違いだとは思いません。
なぜなら、悪魔VS天使とどっきりシールとはコンセプトが全く異なるからです。

「またきゅー太はロッテにゴマすってばっかり」とか思わないで、ちょいと聞いてくださいよ(苦笑)


これまでのシリーズは悪魔VS天使に代表される、いわゆるキャラクター型シール
その本質は集めることにあります。

しかしどっきりシールやウッシッシールのようなコンセプト型シールの場合、
そもそも集めることが目的として作られているわけではないのです。
(当然ながら集める人もいますけど)
だから、これまでのコレクターが「集めない」のはむしろ当然のことなのですよ。
むしろ「ビックリマンだから仕方なく集める」という方が素直じゃないです。(^^;


一応は「初代シリーズの復刻」という体裁をとってはいますが、
おそらくメインターゲットは小中学生だろうと思われます。
もちろん往年のファンが懐かしがって購入する割合も見込んでいるでしょうけど、
どっきりシールは何の後ろ盾も無い状態からヒットした、それなりに地力のあるシールです。

何の予備知識も無い子供たちにウケる可能性って意外に高そうな気がしませんか?

とは言え、このご時世では爆発的にヒットするということは難しいでしょうけど、
素朴にちょっと買ってみたいという思いにかられるシリーズだと思います。


そんなわけで、とりあえず従来型のコレクターにはつまらない展開になるでしょう。
でも、大コケするかもしれませんが従来型コレクターに頼らないまじめな商法ならば
今回のどっきりシール再登場は個人的には大いに評価したいところです。

これでコレクターのプレミア至上主義とロッテのバージョン違い乱発がおさまれば、
病んだシールホビー業界もちょっと一安心というところではないでしょうか?



2003年5月7日(水)  急性コレクターと慢性コレクター

現在いるコレクターと呼ばれる方々の大部分は、
昔は集めていたけど途中で止めて2000の前後で再び返り咲いたという人だと思います。

そんな方々のシール収集の原動力というのは、
幼少期に買いたくても買えなかった、集めたかったけど集めきれなかったという
トラウマを克服するというもの
ではないでしょうか。


「旧でできなかったことを2000で成し遂げる」
という目的のもと、必死に奮闘しつづけた人が多いはずです。
だからこそ5弾P2などでその目的が頓挫した瞬間、やる気を失い収集を止めてしまった、と。
そこまで必死に食らいつくほどの動機ではなかったということかもしれませんけど、
事実途中でリタイアした方も相当な数いましたよね…。

ところで超元祖が発売されたとき、「旧と同じテイストのイラスト」ということで
2000よりも前向きに集める意欲が湧いてきて、後半弾のストーリーや新河烈士団を知らないのに
とにかく夢中で集めた人も
結構いたんじゃないでしょうか?

そしてセレクション。
立て続けに出た数々のシリーズによって“旧へのリベンジ”という大前提が薄れかけた頃、
「懐かしのキャラへの思い入れ」という最大級の要素を持ち合わせたこのシリーズがヒットしました。
とは言え、思い入れの度合いが低くなるにつれておのずと盛り下がっていきましたが(^^;


結局のところ、現在いるコレクターの多くはそんな空気に乗せられて
中身よりも「旧との重ね合わせ度」で集めてきたような気がします。
最初は「ビックリマンという名前」にひかれて、次に「雰囲気」、そして「キャラクター」
ぶっちゃけた話、中身は何でもよかったんでしょうね。

だからこそシンクロXは売れなかったし、今度のどっきりシールについても
「旧・悪魔VS天使」とのつながりが無いからこそ否定的な意見しか出ない。
「思い入れが無い」「こんなのを復刻しても」という的外れな話ばかりです。

思い入れが無ければ復刻としてじゃなく新しい物として接すればいいだけなのに、
(ましてや単なる復刻じゃなくて新しい絵柄もあるっぽいのに、)
まるで肯定的な意見が出てきません。
基本的にキャラクター型シールコレクターとコンセプト型シール愛好家は別モノであるとしても、
どっきりシールはそんなにつまらなさそうですか?


やはり今のコレクターというのは、何の思い入れもないものに対しては
ほとんど興味がわかないのでしょうね。
チョコの販売が終わった瞬間に一気に冷めちゃって、これまで築き上げてきたコレクションを
あっさり売り払っちゃうという人がいる
というのもある意味納得です。
結局のところ、現在まで続いてきた平成のオマケシールブームを支えてきたのは
集め方はディープだけども本質は希薄な急性コレクターたちなんですよね。
元々ブームというのはそういうものなんでしょうけど、なんか寂しいものです。

もっとも、ブームが廃れつつある今現在も残っている人たちは
集めているうちに自分なりの価値を築き上げてこれた方々だと思います。
そういう慢性コレクターたちが今後どれだけ残っていくか…。
ロッテが大きく方向転換しようとしているならば、今がまさに分水嶺なのかもしれません。


ブームが終わった今だからこそ気づく、コレクター層の深浅具合。
なんとも皮肉なものではありませんか。



2003年5月8日(木)  鈴鹿バージョンの大明暗

今日も今日とて鈴鹿ネタ。(笑)


「鈴鹿でセレク3が販売される」という情報がイベント当日のわずか2日前になって
ようやく公式サイトで公表されたのですが、最も肝心な「バージョン」が何なのか
結局事前に明かされることはありませんでした。

もしかしたら限定バージョンが出るのかも?という状況ではありましたけど
結果として売られたのは大して珍しくもない5期ver1
なにせうちの近所(神奈川県)では普通にセブンイレブンに並んでましたからね…。
これならまだ4期の方がずっとマシという感じですよ。


これが5期ver2や6期ならば、鈴鹿に来ていたコレクターは一人4〜10箱ほど買ったことでしょうが
5期ver1ではもう気の毒なくらい売れてませんでした。
「限定モノなら過剰に買うけど流通モノなら無理に今買うことはない」という思考が働くのか、
中部や関西ではそこそこは需要があるはずなのに、現地の人もどうにか1箱買うという程度。
つくづくイベントでの物品販売の難しさを思い知る結果となりました。

「欲しいと思われるものじゃないと売れない」のは当たり前の話ですが、
ことビックリマンの場合、「欲しいと思われるもの」は「先行品」もしくは「限定品」といった、
「他人との差別化が図れるアイテム」に偏っている風潮が強く見られます。
「持っていると自慢できるようなアイテム」と言い換えてもいいかもしれません。
これはおそらく、プレミア感以外に商品としての魅力が乏しいのが原因でしょうね。


もし5期ver2が出ていたら、鈴鹿に来ていた人はウハウハで買い漁り何コンプもしちゃうでしょうが
行かなかった人が「ロッテふざけるな」と怒りまくって掲示板も大荒れになったであろうことは
想像に難くありません。
私もせっかく足を運んだのだから新バージョンが出てほしいという気持ちは少なからずありましたが、
実際に出なかったことで行かなかった大部分の人はほっと胸を撫で下ろしたわけで、
これ以上の混乱をきたさずに済んだのは最良の結果と言えるでしょう。
行った人も「あーあ、残念」というため息だけで済んだわけですし。


しかし現地に向かう電車の中で聞いたのですけど、前日にロッテに電話で質問したという人の話では
「東北で出すつもりで作ったけど売れ行き不振でお蔵入りしていた5期ver2を売ります」
と明言していたとか。
この話がウソでないとして、一体どこでどう間違ってそんな話になったのかがかなり疑問なんです。
もしかしたら、売れ残っていた中に本当にver2が混じっていたのかも…??


だとしたら、いずれ100円ショップとかに安く払い下げられたチョコから5期ver2が出たりして……。

でも私が見た限り、売れ残っていたカートンに記載されていたロット番号は全て同じだったので
ver2入りというのは考えにくいのですけどね。




2003年5月9日(金)  You Know the アニメワールド?

そういえば6月からスカパーで旧BMアニメが再放送されるそうですね。

第1話からきっちり放送されるみたいで、今から加入するにはどうすればいいかとか
DVDレコーダーを買うべきかとか、嬉しい悲鳴をあげている人も少なくないようで。


しかしながら、以前にも一度書いたと思うんですが私はアニメにはトンと無関心でして、
当時は結構熱心に見てたはずなんですが今となってはほとんど他人事
「再放送?そりゃまあ結構なことですなぁ」と陰ながら見守る程度でござんす。

自分で言うのも何ですが、私ほどの熱心なファンでありながら
アニメに関心の薄い人というのはかなり珍しい部類ではないんじゃないでしょうか?
基本的にそこがコレクターと同人の境界なのかもしれませんが、
当時リアルタイムでコロコロやアニメを見ていた生え抜きのファンであるならば
ある程度は両方の資質を併せ持っているものですからね。
そういや2000のアニメも毎週録画してビデオも購入したものの、
アニメ終了後はただの一度も見返してなかったっけ…。


とは言え、じゃあ全く見たくないのかといわれると
「資料として確認したいこともあるので、時間があれば一度見直してみたい」
ヒネた答えを返すでしょう。全く素直じゃありません。(^^;
もし普通に地上波で放送されたらきっちり録画するでしょうし、
DVDで出たら(金銭状況にもよりますが)購入を検討するはず。
って、今ウチにはPS2すら無いのですが(笑)
なので、基本的にキライなわけじゃあないんですよ。

じゃあ何が気に食わないのかというと、あのアニメ独特の冗長なエピソード
無駄な恋愛シーンなんかが見ててイライラするのです。
シールと関係ない場面よりも対決シーンもっと増やせ、とか思っちゃいます。
…もっとも、多くのアニメファンにはそういう場面こそが最も肝心な部分なんでしょうけど(^^;
その辺り、シールストーリー的なビックリマンワールドを望む私にとっては
志向に合わないところなんです。
だから、見れないなら見れないで別にいいか、と思うわけなんですが、
これってファン失格ですかね?

まぁいずれにせよ、今現在私のところではスカパーが見れる環境にないので
結局はやっぱり他人事なんですけど…。
でも再放送が実現したということは、それだけ少なからず希望した人がいるということで
世の中まだまだ捨てたもんじゃないですねえ。(笑)



2003年5月10日(土)  故・塩沢兼人さんを偲ぶ

5月10日は今から3年前、ベリー・オズ役の声優として知られた
塩沢兼人さんが不慮の事故で急逝された日です。
(3年目は「三回忌」ではないのでご注意を)
もっとも、他にも多数の有名なアニメでハマリ役を持っておられたため
オズ役として紹介されることはほとんどありませんでしたが、
二枚目的な三枚目というオズの役柄には実にマッチしていた方だと思います。

私もアニメには思い入れの薄い方ですが、新ビックリマンは例外的に
純粋な娯楽アニメとしても楽しめる作品だったと思っています。
それはひとえにマルコ・オズ・コッキー・プッチーのキャラが立っていて、
話が無闇に発散したり不条理なレールの上を走ったりしなかったことで
うまい具合に設定とストーリーが融合していたからでしょう。
(旧のアニメは話の持っていき方が強引な場合が多かったですから)

そういや超元祖31弾完全編が登場したとき、殿・ベリーオズのシールを見て
言いようの無い気持ちを抱いた人も少なくないのではないでしょうか。
超元祖の流れを受けてアニメでも続編を…という声も多少ありましたが、
メイン声優の方々が揃わないようではやはり素直には喜べないですね。


アニメ終了から13年、そしてこの訃報から早や3年。
時の経つのは早いですが、記憶は色あせないものですね。


 
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