2003年3月1日(土) |
もしクレオパトラの鼻が1cm低かったら… |
いやあ、公式サイトで興味深いシリーズが始まりましたねー。
旧ビックリマンの作画担当だったお二方が当時を振り返る企画で、
第1回は聖フェニックス完成に至る反後博士との「戦い」を語っておられます。
で、嫌でも目に付くのは掲載されている没案の数々。
若々しくも凛々しさのある実際のフェニックスとは似ても似つかぬ
あまりに脱力感のあるマヌケ面の数々。
もし途中段階でそのまま決定されてシールになっていれば、
その後の展開すら変わってきたかもしれませんね。
例えば図1の案が通っていたら、ヘッドロココはこんな感じになったはず。
(図1とは公式サイトのコーナーページでの図番です。以下同様)
そして図2の案ならば、こんな情けないロココになっていたかも…。
左側なんかまるで牛若です。一体どういうイメージで描かれていたのでしょうか。
そして究極とも言える図3。
これがアンドロココになったら…。
ギャフン!
さらにヒ○ミGOを意識しまくりの図4のバージョンだとこのように。
うわぁ…。こりゃマジで歴史が変わりますね。(爆)
それにしても、お二方は今でも新作を描く気マンマンといった感じで
ファンとしては33弾などについつい期待感を膨らませてしまうところ。
しかし裏を返せば、今現在は新作を描く予定が無いということなんですよね…。
(しかも「タンゴさんのパワーはボク達が継承」ってことは、もう反後博士は関わらないみたい…)
新作イラストは見たいですが、ビックリマンとしての形やストーリーが不十分で
内容が32弾みたいなレベルならむしろ願い下げ…。
ファンとしては複雑なところです。
今年は江戸幕府が開かれてちょうど400年。
もし「あっぱれ大将軍」を復活させるなら、これはまたとない機会です。
思えば去年の公式サイトでの謎のアンケートには出てこなかったあっぱれ大将軍。
やはりシールサイズの規格が違うというのが最大の要因なのでしょうか?
それでも他のシリーズとの合同企画ではなくあっぱれ大将軍単独の復活企画なら、
シールサイズについては特に問題にはならないと思われます。
となると、復活を妨げる一番のネックはその知名度の中途半端さでしょうか。
単独で主役を張れるほどの人気があるわけでもなく、
どちらかといえば地味なシリーズだけに復活させるだけの価値が乏しいと思われているのかも。
もっとも、どうせ出すなら復刻じゃなく新作がいいですね。
温感冷感変身のコンセプトだけ継承してキャラは全部新しく設定しなおして、
舞台も幕末あたりをモチーフにしたら結構楽しそう。
旧作を知らなくても楽しめて、知っていると2倍楽しめるのがベスト!
…でも、あっぱれも反後博士の作なので今となっては実現が難しそうですね…。
でも、今あっぱれ大将軍がリメイクなり復刻なりされるなら、
きっとホロプリズムも投入してムダに派手にしちゃうような気がします。
なにせホロプリがないとお得意のバージョン違い戦術ができないですからね〜。
やっぱ復活しなくていいです(^^;
2003年3月3日(月) |
“スペシャルセレクション・スリー” |
2003年3月3日。
3並びのこの日こそ、セレク3の話題をするのに相応しい日…
…ってここ最近はセレク3関連の話題ばかりですよね(笑)
セレクではお子様向けとは一線を画すためか、やたらシックなパッケージデザインと
従来ではありえなかった英語表記が積極的に用いられています。
つまり最初から資本のある層をターゲットにしていて、
第一標的が子供、第二標的が大人だった2000とは反対なのは周知の通り。
まぁ2000も最終的には「暴走」しちゃって、そこそこついていけたのは大人だけなのですが
とりあえず今回はそういう話ではないのでスルーします。
突然ですが、パッケージなどにこんな表記がされているのはご存知でしょうか。
「BIKKURIMAN SPECIAL
SELECTION THREE」
何の事はない単なる商品名の英語表記なのですけれど…
私が気になったのは最後の「THREE」の部分。
わざわざ英単語にしなくても、そのまま「3」でいいと思いませんか?
この部分が妙に間延びして、ダサく見えてしかたないのですよ。
確かに映画などでも2作目は「○○2」、3作目は「○○3」と表現しますけど、
「○○ツー」「○○スリー」とは普通は書きません。
それにセレクの場合なら「SPECIAL
SELECTION Part3」とか「SPECIAL SELECTION 3rd Edition」とか
どうせならこういう表現の方がもっともらしく思えるんですけど(^^;
なのに、よりによって「THREE」。
シックなデザインが台無しだと思うのは私だけでしょうか。
奈々子って誰やねん(爆)↑
というわけで、今回は通算750回目の舞台となります。
コツコツ続けて足掛け3年目。
実は関係者筋にも読者の多い…かどうかは全く定かではありませんが、
兎にも角にも750回です。いつもながら時の経つのは早いものですよ。
昨年の11月に650回を迎えたときはシンクロXを振り返ったものでしたが、
セレク3は振り返るには早いのでそれはまだやめておきましょう。
しかしこの100回の間、コレクター業界がかつてない激震にゆれたのは記憶に新しいところです。
タキシードゼウス騒動。
あれからまだ100日も経っていないのに、既に話題はほとんど聞かれません。
(100日たってもまだ喧喧諤諤の状態だとそれはそれでとんでもないですが^^;)
公式サイトもフォロー無しですし、このまま忘れ去られていくのか
あるいは忘れた頃にとんでもない形で復刻登場となるのか…。
ただ、こう言っちゃなんですけど、既に忘れられようとしているならば
もう復刻とかしないでひっそりと闇に葬るのもアリかもしれません。
というのは、出したら出したでまた一騒動起きて余計にモメそうな気がするからです。
2000自体が終了して半年ほど過ぎてしまったわけですから
どうやろうとも不自然な形になるのは否めないわけで、
そうなると大多数が納得できる出し方というのがちょっと考えつかないのですよ。
まあ、こういう話をすると復刻を願っている人の反感を買いかねないので
ここら辺でこの話題は止めておきます。
850回を迎える頃には何か進展してるかもしれませんし…(^^;
2003年3月5日(水) |
タワーリング・インフェルノ |
いや、頭では違うんだってちゃんとわかっているんです。
その頃はリアルタイムでチョコ買ってましたから間違えるわけがないんです。
でもなんかわかんないけどつい思考のベクトルが捻じ曲げられることってありません?
わかってるんだけどついつい違う言葉を思い浮かべちゃうようなことって。
そうそう、あれですよ!
アニメ「スーパービックリマン」のオリジナルキャラの中に、
妖怪スネーク魔人みたいな女性悪魔で「スネーク魔Q陰」ってのがいたんですけど
覚えてる人いますかね?
確か読み方は「スネークマックィーン」だったと思うんですけど、
シール化してもおかしくない立派な名前だと思いません?
ですよねー?
で、多分それと混ざっちゃうんですよ。
だって「魔」で「クィーン」でしょ?そりゃ混乱しますよね??
さて、ここまで読んでくれたあなたに問いたい。
明星魔クィーン(みょうじょうデビルクィーン)を
「みょうじょうマックィーン」と脳内で呼んでしまうのは、
いけないことでしょうか?
2000の11弾で超聖神になったスーパービックリマンの主人公たちが登場したときは、
ちょうどコロコロコミックで先行情報が流れなくなった矢先のことだったこともあり
ネット上でも結構話題になりましたよね。
ただ私が思っていたよりも案外静かだったので、これもSBMの知名度の低さのせいかと
少々さびしくもありましたっけ。
(それでも同人さん方面は騒然としてたかもしれないですが)
さてその4人ですが、SBMの当時はいわゆる「四神」になぞらえて
朱雀(鳳凰)、青竜、白虎、玄武のモチーフで描かれることもたびたびありましたが、
それが2000になるとそれぞれ火・水・風・土の4元素になってしまいました。
まぁ四神がそもそも4元素との関連が深いのでさほど驚くことじゃないですけど
「元素」となるとつい連想してしまうのがパンゲラクシーの6大層ですよね。
パンゲの場合は火・水・風・土に加えて金・森の6種類が存在し、
その後の汎神たちの登場でそれが「元素」だと確定されました。
そもそも金と森はどうにも付け足しっぽい空気が漂う層なのですけど、
明治のバトシーラーでも火・水・風・土・金・木に光・闇を足した8元素だったので
このあたりの発想はどこも似たり寄ったりのようです。
(て言うか、本当は陰陽五行とか風水とかの思想によるのでしょうけど割愛^^;)
で、ちょっと脱線しましたがビックリマン2000世界の元素がパンゲと同じ6種だとするならば、
超聖神たちが4元素ということであと2つ、金と森の元素を持つ者がいるはずです。
と、ここでアニメのSBMを見ていた人はピンと来たはず。
アニメ版SBMでは、アノド完全封印に必要な聖戦士は超聖神になった4人のほかに
スーパーゼウス・スーパーデビルを加えた6人ということでした。
てなわけで、残りの2元素もまた本来はこの二人が担うべきだったのではないでしょうか??
金はやはりゼウスでしょう。なにせ腹に書いてあるぐらいですから(笑)
で、森はデビル…って何の縁も無さそうですけど、まあしょうがないですね。
でも実際にはゼウスとデビルは封印のさなかで消滅し4人だけが生き残ったわけです。
2000へ続いた物語では、超聖神たちが昔の世界を復活させる際に
指導者として旧世界をよく知るこの2人をカミゲノムとともに蘇らせたらしいです。
(結局デビルは再び邪悪の道を歩んでしまったわけですが)
でも元素体としての再生ではないので、彼らが元素を担っているわけではないですね。
なので金と森の元素は誰かが引き継ぐこともなくそれっきり…。
牛若とダンジャックが遺した元素は一体どこへ行ってしまったのでしょうか?
かつてアイスで1弾から順番に復刻されていた頃、
ある地域で日程の都合により5弾の発売が飛ばされたことがあったそうなのですが
そのとき消費者からずいぶんと苦情を受けたという逸話が昔何かの雑誌に載ってましたっけ。
これは言うまでもなく若神子登場の弾だったというのが最大要因だったようですが、
つまりはそれだけ神帝ファンの勢力というのは大きいと言えるでしょう。
だからだと思うのですが、ロッテはやたら神帝の人気というものを気にするというか
人気が欲しいときには神帝を出す、という思考回路が根付いているようです。
例えば旧26弾以降のパンゲ編における神帝三昧。
あるいはUFOキャッチャーにおける1弾3すくみ+5弾天使という偏ったラインナップ。
とかく「困ったときの神帝頼み」という安易な手法が見え隠れするように思えます。
たまたまかもしれませんけど。
そこにきて今回のセレク3ではこれでもかと言わんばかりに神帝を投入し、
入れ替えもさせずずっと5神帝・7神帝・ゴーストアリババを出しつづけています。
(唯一ジャーニ・ヤマトだけが例外ですが)
コレクターの間ではいいかげん飽き飽きしていると言う声もかなり聞かれ、
まさにセレク2でのマルコ・オズ・コッキーと同様の扱いになっています。
しかし、神帝を入れ替えずずっと出しつづけるのは
冒頭に書いたような「神帝を待ち望むファン」を重視してのことなのでしょう。
「自分の地域だけ神帝が出ない」となれば、各地の神帝ファンが黙っていませんから(笑)
(単純に他のキャラを出すよりも一般ウケが良くて売れるから、と言う方が適切?)
そんな露骨な人気争いに敗れたマルコやドラキュロスは変更の憂き目に遭い、
数少ない新入り枠を巡ってマイナーヘッドの激しい入れ替えバトルが続いているわけで…。
ちなみに、上記の話と全く同様な理由で居座りつづけているのがスーパーゼウス。
でもこちらは人数がひとりしかいないのが唯一の救いでしょうか?
天聖界の8聖源や天魔界の6魔極はよく知られていますが、
なぜかほとんど知られていないのが天聖界の7聖泉。
アーチ天使たちが誕生した地ということは知ってても、
それぞれの地名までは知らない人が大半だと思います。
とりあえずまとめると以下の通りです。
オアシス天如 聖水泉
オーロラ王神 聖氷泉
如面菩薩 聖座泉
明星クィーン 聖明泉
レスQ天女 聖海泉
ポンプ大帝 聖空泉
クリスタル天子 聖晶泉
これを見て気付くのは、ほとんどヒネリが無いということ。
豊光動夢遊霊幻界の8聖源や幻暗重底邪迷の6魔極と比べて
オアシスの「聖水泉」、オーロラの「聖氷泉」などかなり安直です。
如面菩薩に至っては「聖座泉」ってなんじゃそりゃ?
そのためインパクトも小さく、見過ごされがちなのではないでしょうか。
もうひとつ、キャラのせいだと思うのですが
水関連の聖泉が3つもあるのはバランス偏りすぎですよね。
ポンプ大帝もこの感じだと「聖流泉」などのほうが合ってそうですが、
そうなるとさらに水関連が増えるのでやむなく「聖空泉」となったのでは。
これら7聖泉の名前はこのとき紹介されたっきりで、
その後の出番らしきものは一部が神帝の剣の名前に流用されたぐらい。
(男ジャックの遊晶剣、ピーターの星氷剣など。…ってこれだけか^^;)
天魔界6魔極も登場したのは一度だけなのに、この違いは何なのでしょうね?
忘れた頃にシンクロX。
今でもセレク3を探しに出かけた先にたまに見かけるシンクロXチョコ。
その店ではほぼ確実にセレク3を見かけることができず非常に邪魔です…。
コレクターぐらいしか買う人はいない+コレクターはもう買わない=誰も買わない
という図式が成立してしまっている以上、あとは賞味期限が切れるのを待つだけかもしれません。
ところで以前シンクロXの公式サイトにキャラクター相関図が掲載されましたが、
そこにちょっと興味深いものが描かれていたことに気づいていましたでしょうか?
アーニマンのTOPは大老マンモ守。
モノリックのTOPは女王SAI母。
ダークロンは元々アーニマン他からの寄せ集めなのでTOPはいないみたいですが、
モンスタンのTOPはというと、たぶんいるのでしょうけどシールには出てきません。
しかし例の相関図を見ますと、右上の方にこんなものが描かれています。
そこにはモンスタンのTOPが存在することが明記されています。
しかも字がつぶれてよく見えませんが、どうやら「後の弾で登場」と書かれているようです。
つまりモンスタンのTOPは、設定だけは既にあって今後登場する予定があるわけです。
といっても、この相関図が作られた頃とは事情が違ってきている可能性も高いので
相関図があるからといって2弾が出るとは限らないのは言うまでもありません。
しかし第2の封印戦士や闇魔神アトロ、新たな別次元の存在については
シンクロ公式ストーリーでも触れられているため、非常に興味を引かれる部分。
ジャックとミミエルが向かう2弾の舞台がどんな世界なのか気になるところなのですが、
セレク3のあとにシンクロ2弾は登場することができるのでしょうか…???
2003年3月10日(月) |
デューク・アリババ召還計画 |
未だにデューク・アリババのセレク3登場希望の声は根強く聞かれます。
しかし12枚合体という他に類を見ない形式な上に特定の裏書も無く、
セレク3用に作り直すには通常よりも大きな手間がかかることが予想されます。
またオリジナル同様にダブルシールで出すという方法も、
シンクロXが出た当時は実現可能性がまだ高かったものの今では絶望的です。
デュークの一部であるフィアンや明星魔も普通のシールとして出ちゃいましたし。
しかし、まだそんな状況でも無理やりデュークを出すとするならば
一体どんな手がありえるでしょうか?今回はちょっとその辺りを探ってみましょう。
計画1:頭身は縮めろ!
本来は12枚合体ということで4:3のサイズに収まっているデュークですが、
通常の正方形(しかも名前部分があるためむしろ横長)に収めるのは至難の業。
そうなるとデザインをしなおして頭身を低くすることが要求されます。
しかしそれでは復刻とは呼べない上、デザイナーの仕事も増えてしまうので
(デザイナーの仕事量はむしろ多い方が消費者には良い傾向なのですけど)
おそらくは全体の縮尺をそのまま小さくして正方形の中に押し込めると思われます。
でもこれはスーパーゼウス同様、左右に無駄なスペースができるというぐらいで
それほど見栄えが悪くなるということは無いでしょう。たぶん。
計画2:裏面をでっちあげろ!
無いものは作る。
セレク2でサンタゼウスや賀正ゼウスの裏書が書き下ろされたように、
ここは一発デュークの裏書を新たに作ってしまいましょう。
ただし調子に乗って裏書を何種類も作らないように(爆)
計画3:裏書無ければ無いでもいいじゃん?
もし計画2が頓挫した場合、しょうがないので裏書無しでいきましょう。
ただし、出すのはBZマークつきのみ。
つまりセレク3のヘッドには通常の裏書とBZマークの2種類あるわけですが、
デュークに限りBZマークバージョンしか作らない、と。
かなり無理やりな話ですが、これなら普通の裏書が不要なのでアリかも。
…恐ろしくレートが高くなりそうでこわいですけど(^^;
計画4:いっそ忠実に!
セレク3のヘッドは1期あたり22種もあるのですから、そのうちの12種を使って
デュークの12パーツとごっそり入れ替えてしまいましょう。
それぞれのシールは表はデュークの一部、裏は影パーミンダロス、などなど。
つまりオリジナルの2枚目の絵柄+オリジナルと同じ裏面というわけ。
入れ替えの12枚は5神帝+7神帝でジャスト12種。
もしパッケージキャラの聖Vヤマトを残したければ(今更そこにこだわるとも思えませんが)
代わりにゴーストアリババを削って12枚ということにしましょう。
ただしデュークを知らない人にしたらいい迷惑。
「裏にはハムラビって書いてあるのに、この変な絵柄は何だ?!」とか。(爆)
計画5:ならばアンカットで…。
バラバラパズルの状態で出すのが無理なら、いっそホログラムBZの代わりに
アンカットサイズのデュークが当たるようにするというのはどうでしょうか。
とりあえず現行のBZとデュークのどちらかを選択できるようにしておけば
応募数も増えてバンバンザイ?
ただし裏面はやはり影パーミンダロスなどのまま。でもアンカット状態だから、ね?
というようにあれこれ検討してみましたが、いずれもいまいち実現性の薄そうなものばかり。
デュークの再来はやはり一筋縄ではいかなさそうです。
むしろSSCとして亀アリババがシール化される方が先だったりして?
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