きゅー犬の一匹舞台

2003年1月下旬 
21日 異聖あれど異魔あらず
22日 セディとセーラの物語
23日 人生はワン・ツー・パンチ
24日 誰が為に素材は変わる
25日 最終大復刻企画?
26日 天使はひれ伏し悪魔は踊る
27日 冬の終わりのハーモピース
28日 次界魔豊光動夢遊霊域のナゾ
29日 誰かアンコールした?
30日 最終戦線北上中
31日 1月度月例報告
 
2003年1月21日(火)  異聖あれど異魔あらず

16弾の3すくみはお守り以外は曼聖羅側のキャラで、
天使・悪魔両方がロココたちの敵として向かってきたと言われてます。

てことは、ですよ。

曼聖羅では天使と悪魔は敵対せず、ずっと協調のままだったということで
ナディアがムリヤリ聖魔を争わせたことに比べるとずっと平和的ですね。
(結果的にはそのおかげで曼聖羅に勝てたのかもしれませんが)


さすがは神が直接統治する癒しの世界
どういう流れで曼聖羅に聖魔が生まれ居ついたのかはわかりませんが、
もし曼聖羅に寿命が来なければ永遠に安泰な楽園だったのかも…。

しかし、そんな曼聖羅でもヘッドは天使系キャラばかりで、
創聖巡師の怪奇姿こそ悪魔っぽいですが、悪魔系ヘッドというのは
何故か一人も存在していません。

アントロイメは曼聖羅系悪魔ですがヘッドじゃないですし、
創聖童鬼も姿はアレですけど一応は天使。
創聖使は属性判別すら不能ですが、少なくとも曼聖羅キャラではないですね。

創聖巡師がいるんだから創魔巡師がいてもいいのにね〜。
それとも、ここでも「天使は創る者・悪魔は壊す者」という概念が…?


P.S.
あまり関係無いですが「創魔師」という肩書きを持つキャラならいますよん。
こいつです。(笑)



2003年1月22日(水)  セディとセーラの物語

その物語の原題は「Little Lord Fauntleroy」
19世紀、アメリカの作家バーネット女史により執筆された小説で、
主人公はイギリスの少年セドリック・エロル
当時の社会情勢などを背景に、彼の数奇な運命を描いた名作と言われています。


この小説の邦題は「小公子」


照光子とは、読み方が同じというだけで何の接点もありませんね…。


ちなみに「小公女(A Little Princess)」も同じくバーネット女史の作。
照光子の兄として「神光子」でなく、妹として「照光女」が出たりしてたら
もうちょっとその後の出番も増えたんじゃないでしょうか??(笑)



2003年1月23日(木)  人生はワン・ツー・パンチ

今日は1月23日
ゆえに本日のテーマは「1・2の三助」でお送りします。(笑)

いやはやしかし、あの絵柄はまずいんじゃないでしょうか?
なにせ頭が1つに胴体2つ
小うるさい人権団体が噛み付いても不思議じゃないです。
当時はともかく今ならメーカー側が自粛しかねません。
そういう意味ではセレクションで再登場する可能性は低そうです。
いや、別に出てくれなくても一向に構わないのですが(^^;

そういえばあの三面鬼神の「顔」も、当初は「まずいんじゃない?」
内部で話題になったこともあるとか。
32弾のビーストゼウスの片目も本当はザクッとふさぎたかったそうなのですが
クレームを避ける為にまぶたの傷跡だけにした、と聞いたことがあります。
結構気を使ってるものなのですね。

それにしても1・2の三助は、司令部である頭が1つなのに
「足がもつれてダウン!」だなんてもう情けないったらありゃしません。

そもそも二人三脚ならば「1・2、1・2」で十分なのに、
「三」が入っちゃうからリズムが狂っちゃうんじゃないでしょうか?(爆)



2003年1月24日(金)  誰が為に素材は変わる

> セレク3も2期が本格的に出回りだし、中部・北陸発売も間近に迫りましたが
> いよいよ怒涛の期違いラッシュ突入となってしまうのでしょうか。
(1月14日の一匹舞台より)

…突入しちゃったようですね。
まさか本当に素材違いを乱発してくるとは思いたくなかったのですが、
2期だけで3バージョン同時展開というのはいくらなんでも無茶しすぎ。
既に3期のウワサも聞かれますが、かなり頭が痛い状況です。

セレク2は素材が角プリとライングローブだけだったのに、
今回のこの方針は何なんでしょう?
キラ素材については調達が難しいとか手間がかかるとか言ってる割に
いろんな素材を好んで多用しているのがどうにも腑に落ちません。


素直に角プリだけでいいじゃん!


見た目の印象を変えたいなら、背景色をつけたり消したりするなり
それこそキャラをごっそり入れかえるなりすればいいのに、
なんで在庫管理の面倒な「キラ替え」に頼るのでしょうか。
予定通り順調に売れるのならともかく、絶対思うようには行かないでしょうから
そのしわ寄せが最終販売地域とかに押し寄せてくるのは目に見えてます。

素材を替えずに一部のキャラ入れ替えだけに留めると、
変更の無かったキャラが売れ残る、とか考えてるんでしょうか?
確かにそういう声もありますし、素材替えで全てのヘッドが一新されれば
妙なキャラ格差も発生しないし集め甲斐もあるかもしれません。
実際、もう持ってるキャラがダブるよりは良いとも言えます。

でもそれは既に持ってる人に何度も買わせるための策であって、
新しいお客さんに対する配慮ではないですよね。
同じ客に80種以上あるものを3度も4度も買わせたい、という方針そのものが
そもそも大いに破綻していると思うのですがどうなのでしょう?
売ってしまえば後は客の個人責任というのもどうかと思います。


中部北陸では2期からがメインなので、1期の角プリは少数。
しかし最も旧らしくて人気の高い角プリがほとんど出ないとなると、
それだけで「ちょっとそれって何なのさ」という感じ。
まさか「1期はどうせ通販で買ったんでしょ」とか思ってないでしょうね…?


「その地域でしか買えないバージョンを乱発する」という手法は
昨今の食玩業界でもそうそうあるものではないと思います。
普通はそんなことしなくても売れる商品は売れるわけだし、
売れない商品はそんな手間をかけるまでもなく消えていくのが常。
そうなるとビックリマンが続いていること自体が極めて不思議なことなのかも。
実際ほとんど儲かってはいないみたいですけど、それが悪循環の原因かな。

しかしそもそも、客の側から「素材を変えてくれ」という要求が
そんなに出ているようには見えませんし、むしろその逆だと思うのですが
ならば一体誰のためのバージョンチェンジなのでしょうか??

「コレクター」はバカじゃないと務まりませんが、
「消費者の看板をかかげたコレクター」はバカじゃないですからね…。



2003年1月25日(土)  最終大復刻企画?

セレクでのちまちました復刻状況に業を煮やして、
「いっそ1弾から順番に全部復刻しろ!」という暴論をよく聞きます。

で、決まって言い返されるのは「絶対途中で打ちきられる」というもの。
3弾4弾までは順調でも10弾を越えるころにはかなり厳しいでしょうし、
まして20弾まで行くとは到底思えません
中途半端になるぐらいならやらないほうがいい、という結論になるわけです。

そこで、きゅー犬はこんな商品企画案を考えました。
名づけて「ビックリマン1440」
全31種の超豪華版です。

ここまでの話でピンと来た人もいるかもしれませんが、
「ビックリマン1440」がどういう商品かといいますと
1つのチョコに1つの弾のシールがまるごと全部入っているのです。
つまりちょっと大きめのパッケージを開けると、シールが37〜60枚まるごとポン!
それが全31弾分あって、中は開けてのお楽しみ(爆)
31弾までの全1440種があるので「ビックリマン1440」というわけです。

もちろん素材はできる限り当時の素材に近いもので復刻…
と言いたいところですが、まあそこはセレク並みでも我慢しましょう。
人気のない20弾前後の弾には復刻福袋シールなどを入れることで
釣りあいをもたせるというのも面白いかも。
そして31種の他にシークレットとして31弾完全編+32弾も復刻(笑)
なので実質的には1440種以上なのですが、まあ細かいことはご勘弁。

ただ、気になるのはやっぱり値段ですよね。
1弾分まるごととなると1個1000円以下にするのは難しいでしょう。
けどどうにか800円程度に抑えることができれば、
全31種プラスαとしても集める人はかなり多いかも。

どーですか山本さん?(笑)



2003年1月26日(日)  天使はひれ伏し悪魔は踊る

初期のヘッドの裏面は、必ずそのヘッドの姿が中央に描かれてました。
これはもともと3すくみの裏面イラストと同じ流れで、
そのキャラと他のキャラの相関を示したものだと思われます。
つまり3すくみなら共通マークの3キャラを描き、
ヘッドは下々の者に囲まれて「ヘッドは偉い」と誇示しているわけです。

それが徐々にストーリーに関係のあるイラストに傾倒しますけど、
実に12弾までのヘッドは全てそのキャラが描かれてます。
(ヘッドロココ最終武装などはかなりギリギリですが(笑))


ところでスーパーゼウスだと「ハハーッ! ヒレフセーッ!」
天使やお守りたちが崇め奉っている様子が描かれています。

でも誇張しすぎ(爆)
こんなシーン見た事無いですよ。


同様にシャーマンカーン「ハハーッ!オオシエクダサ〜イ!」とありますが
なんでカタカナでしゃべってるんでしょ。(笑)


そしてスーパーデビルの場合。
「デビルさまぁ〜 ゾンビ〜ッ」

誰がゾンビじゃ!(爆)

しかも見た事無いような「いかにも悪魔っぽい悪魔」が混じってるんですけど、
あなた、一体、誰?(笑)



2003年1月27日(月)  冬の終わりのハーモピース

聖魔和合の後ハーモピースになってサ俺たちが誕生した!!
ギルシアンクロスに聖風が靡きマヤセッ剣が唸るお任せよ


これはご存知ベリー・オズの裏書です。
「ギルシアンクロス」は「ギリシャの衣装」という意味でしょうか?
でも「マヤセッ剣」だけは全く元ネタの手がかりがつかめません…。


それはともかく、今回着目したいのは「ハーモピース」について。

語源がハーモニー(協調)+ピース(平和)というのはすぐわかるのですけど、
「聖魔和合の後ハーモピースになった」とはどういうことでしょう?


ネットを見まわすと、大半が「次界がひとつにまとまった形」というように
エリア名だと解釈しているところばかりでした。
確かに聖魔和合のあと、FuzzyMR.の裏面イラストのように
次界は火山の噴火(創火噴流)でひとつに融合してます

しかし、私はそうではなくてハーモピースとは時代名だと考えます。
すなわち「聖魔協調の平和な時代」という解釈です。

そう考えた理由は、ひとつは古代ローマの「パックス・ロマーナ(ローマの平和)」
世界史に造詣の深い反後博士ですから、これにちなんで造語したとしても
不思議ではなくむしろ自然です。
ちなみにパックスロマーナとは、その名の通り平和な時代の呼び名です。

もうひとつの理由は、オズと同じ19弾のイージーボットの裏書

ロックと神童時代を共にして次界最終戦にダッシュ四苦八苦
デビル蹴散らしで来る和成期は俺たち主人公でハーモピース?


「ダッシュ四苦八苦」はダッシュ四駆郎のパロディですがそれはともかく、
「ハーモピース」という用語が登場するのは実はオズとイージーボットのみ
そして「来る和成期は俺たち主人公でハーモピース?」という言葉は
「和合成立後の時代は(俺たちの手で)協調と平和の時代にするんだ」
というふうに意訳できるわけです。

それに、ハーモピースという呼称がその後全く登場しないのは
「聖魔和合→ハーモピース期→新たな抗争が勃発」というように
20弾以降はまた平和じゃなくなったから、という解釈もできると思うのです。

また、この裏書の時点ではまだ戦闘中で融合次界ができる前のこと。
なのでハーモピースがエリア名だというのはちょっと無理がありそうです。


しかし、ネット上だけでもエリア説かなり多く広まっているので、
もしかしたら私の知らない文献にエリア名っぽく書いてある物や
具体的にハーモピースについて解説してあるものがあるのかもしれません。

もし情報をお持ちの人がいましたら、掲示板でもメールでもいいので
ちょいと教えてください。



2003年1月28日(火)  次界魔豊光動夢遊霊域のナゾ

天聖界8聖源と次界の間には不思議な関係があると言われてます。

よく引き合いに出されるのが、次動ネブラとヤマトの関係
「動」の名を冠したエリアに聖動源出身の若神子が到着したことで
ヤマトはヘッド化し物語が大きく進行したという見方もできます。
そうは言ってもエルサMの聖典に「ヤマトが先頭に立て」と書いてなければ
もしかしたら
「一本釣爆神」なんかが誕生してたかも。(笑)

続く第2エリア「ウィズダムベルト」の5つの巨孔には
それぞれ霊・遊・幻・豊・界の名前がついていました。
(これって誰が付けたんだろ?)
ヤマトには1エリアまるごとあったのに、5人で1エリアというのは
かなり不公平な感じですが、ともかくここで5神帝が見事ヘッド化。

となると、次界のどこかに「夢」「光」の名を持つエリアが…

…無いんですよね、これが
まるで最初からアリババと照光は活躍しないことが宿命だったかのように。


ですが、実は第3エリア「無次元」は元々は「夢次元」でした。
しかしこの地を狙う曼聖羅の策謀により、
創聖使とミロクを使って聖夢源出身のアリババを戦線離脱させて
夢次元に辿りつけないようにしていたのです。
そして若神子のいなくなった夢次元は無次元となり、
そこへ曼聖羅軍が侵攻を開始したのです。



ウソです。(爆)


しかし夢と光のエリアが無いのは事実
ワンダーマリア裏書の「次界魔豊光動夢遊霊エリア」とは
豊光動夢遊霊の名を持つ魔域があるということなのでしょうが、
(次動ネブラも智道も最初は魔域化されてましたからね)
もしかして幻と界が入ったから夢と光は外されたんでしょうか?(笑)



2003年1月29日(水)  誰かアンコールした?

セレク3ではセレク1で登場したヘッドが「アンコールキャラ」とかいう、
要するに人気キャラ使い回し政策によって再登場しましたよね。

現在までスーパーゼウス・シャーマンカーン・ヘラクライストなどが
再び復刻されたわけですけれど、ゼウスやヘラクライストは人気ありそうですが
カーンはそれほど重要ではないような気が(爆)

てゆーか、カーン出すぐらいならやっぱスーパーデビルを出して欲しいですよね。
どうも昔からデビルは扱いが低いような気がしてなりません。
そうは言ってもこれまでのラインナップを見る限り、1パートに背景色つきキャラは1枚だけ
という制約でもあるかのようですけどね。
(デカネロンが黒プリズムじゃなかったのもそのせいかも?)

おそらく今後もちらほらと再登場キャラが出てくるのかもしれませんが
それにしても素材が違うだけでセレク1と何の違いもないというのがちょっといただけません。

アンコールキャラというなら裏面に「アンコール」とでも付け足すとか
(それだけじゃかっこ悪いですけど)
あるいは裏面を2色印刷にするとか、何らかのプラスαが欲しかったです。

まあ、再登場だということをアピールする必然性がないのなら
特にいじる必要もない…のかもしれませんけど…。

ただ復刻するだけのスタッフにあれこれ望むこと自体、無謀なのでしょうか。
それともマニアックなことを要求しすぎ?



2003年1月30日(木)  最終戦線北上中

ようやく関東でのセレク3発売が決定しました!

いや、そもそも関東で発売しないということはまずありえないでしょうから
ここは「発売日が確定した」という方が妥当かもしれません。
(逆に東北以北で発売されない可能性もゼロではないような)

しかし最初に関西以西で発売されたのが11月のこと。
関東上陸まで実に3ヶ月待たされたことになるわけですけど、
今回の販売地域遷移の方針って何だったんでしょう?

夏場に東北あたりから発売開始された超元祖32弾などは、
チョコが溶けないよう少しでも気温の低い地域から…という
納得のいくコンセプトがあったわけなんですが、
セレクに関しては1も2も関東→関西・中部→西日本→北日本
という感じだったのに今回に限ってかなりイレギュラーな展開です。

今回関東を後回しにした理由を考えてみますと、
まず関東は最大の市場なのである程度の売上は確保できるということ。
それに関東が先だと他地域の人が関東の問屋などで購入する機会が増えること。
そしてシンクロXから間も無いため、できるだけ間隔を空けたかったこと。


というようなところじゃないでしょうか?
あるいは単純に「いつも関東が最初なのはいやだ」という声を受けてのことかも。
はたまた関東の有力者が「早く関東で出せ」ということを言わなくなったとか?(爆)

しかし今回も最後が東北・北海道となるとまた厳しくなりそうです。
今回はセレク2と違って素材替えにも容赦無いみたいなので、
(セレク2では売上が伸びなかったのか、グランドフィナーレが好調だったのか?)
果たしてどうなってしまうのか今から不安ばかりが募ります。

まぁ出るとしたら3月下旬以降でしょうから、
最悪でも真冬の東北を歩き回ることにはならないようで一安心…?



2003年1月31日(金)  1月度月例報告

まぁ今月は何と言ってもタキシードゼウス騒動
これに尽きますね。
そこまで2000に思い入れのある人が多かったとは知りませんでしたよ(笑)

それにしても、ここまでの大騒動になるとは思いませんでした。

あちこちで殺気立っていてかなり異常な空気を醸し出してました。
ちょっとでも反対意見を言おうものなら集中砲火を食らいそうな、
あたかも一昔前の学生運動でも見ているような印象を受けました。
声高に叫ぶこと自体が悪いとは思いませんけど、
相手に大人の対応を求めるならこちらも大人の姿勢で望まないと
話し合いにならないのではないでしょうか…?

とは言え、およそ半月が過ぎて一時の熱気もだいぶ冷めてきたようです。
単に騒動が風化して同じことがまた繰り返されるようでは論外ですが、
これを機にロッテが少しでもコレクター的な視点
ものを見てくれるようになればいいのですけどね。

でも逆に、コレクターに対して悪いイメージばかりが目に付いたようなら
かえってマイナスにしかならなかったりして…。



 
<過去            INDEX             未来>