きゅー犬の一匹舞台

2002年7月下旬 
21日 最終形態は「バカラ長老」?
22日 プリズミック・ポリシー
23日 ビックリ黄金狂時代
24日 ビックリマン2000−R
25日 風雲グラフィナ城
26日 神と命の戦争
27日 ロットミステリー 〜消えた7日間〜
28日 起・結・承・転
29日 バイオバイザ、略して「バイバイ」
30日 積年の不満をこめて
31日 7月度月例報告
 
2002年7月21日(日)  最終形態は「バカラ長老」?

いくら月日がたったからといって、バカラの老け具合は異常じゃないでしょうか?

ほとんどのキャラが年齢を感じさせない中、ひとり老人化しちゃってますよね。
逆に明らかに年上なはずのトーサンダーがあんなに若々しいのは信じられません。
天霊山の温泉はそんなに美容にいいのでしょうか?(笑)

バカラもやはり若いときの無茶が祟ったのでしょう。
筋トレも過度にやりすぎると反動で肉体がぼろぼろになると聞いたこともありますし
封印していた左目の力を何度も解放したことも一因だったり?
娘のわがままに振り回されて気苦労が絶えなかった時期もありましたっけ。
調子に乗ってカオス風呂なんかに浸かっていたのもまずかったのかもしれません。

しかし見た目はすっかり老け込んでもパワーそのものは衰えてないみたいですし、
虹天銀河の統合スーパーヘッドとして大忙しの毎日を送っています。

まさかあの老人姿は何かしらのカモフラージュで、全体がパカッと割れたら
中から若々しい新生バカラが出現!?

…んなわけないか。(^^;



2002年7月22日(月)  プリズミック・ポリシー

いつしか“ホロプリズムの博覧会”となりつつある12弾ですけれど、
ver7では擬似角プリまで使用されていよいよ「何でもアリ感」を増してきてますね。

ところでこの擬似角プリのシールを見ていると、思い出すのは韓国版シール
あれは擬似ではなく(復刻?)角プリでしたが、ふとあの当時と同じような違和感を覚えました。
旧ではヘッドにのみ許された角プリが一般シールにも使われているというのは
何ともいえないもどかしい感じがしたものです。

しかし細かいしがらみは抜きにして実際のブツを見てみると、
やっぱ角プリは豪華な印象があります。
比べてしまうと横流れドット柄がひどく貧相に見えてしまうほどです(爆)


一方、ver7の悪魔キラはver3でも使われたプリズナー
これがまた従来までの不文律を大胆にぶち壊してしまっています。
そう、天使側素材・悪魔側素材の分離法則が破られたのです。

これまで何度も再登場した素材というのがありますよね。
レインストリート、ドット柄、ファイヤーワークなど。
しかしそれらは天使側・悪魔側という枠組みから外れたことはありませんでした。
つまりレインストリートが使われたのはずっと悪魔だけ、ドット柄は天使だけ。
8/15追記:誰も指摘してくれなかったけど、2弾P3悪魔はドット柄じゃん(爆)

なのに今回のプリズナーは、天使悪魔両方に使われた素材となってしまったのです。
これって聖魔和合?いえいえ、そんな取ってつけたような理屈は通らないでしょ。
現場の事情は知る由も無いですが、これまでのポリシーさえ捨ててしまって
12弾を覆ったカオスはますます勢いを強めてパッション指数は下落の一途。
せめてこれまで築き上げてきたポリシーだけは最後まで護ってほしかったです。
(これまでが単なる偶然だったのかもしれませんが)

再び擬似角プリに話を戻すと、旧の象徴的存在だった角プリズムは
2000ではあえて使わない
のがポリシーだと思われてきたのでこれまたショックです。
些細なことと言われそうですが、その些細な部分にこそ美学を感じるのもまた事実。
それだけに今回のver7は単なるバージョン違い以上の衝撃を与えてくれました。
勝手に過大評価しすぎてる、と言われればそれまでですが(^^;


もう何があっても驚きませんよー。
あまりに素材不足が深刻で「シンクロX」で使う蛍光素材やWシールを流用した
とかいうことでもない限りは…(爆)



2002年7月23日(火)  ビックリ黄金狂時代

旧ビックリマンは一個30円で1箱40個入り。
箱買いしてもわずか1200円(税抜)でシール40枚が手に入ったいい時代でした。

当時はヘッドがどこに入っているかというのが大きな関心事で、
「黄色い袋の方が出やすい」「ヘッドは箱の対角線上にある」というような
根拠の無いウワサがまことしやかに流れていたものです。


ところで17弾以降でヘッドが他の3すくみと均等になる以前、
ヘッドはなかなか出にくい貴重品と思われていましたけれど
今になってよくよく考えてみれば決してそんなことはありませんでした。

だって、1箱買えば1枚は入っていましたよね?

もちろん当時の人気ぶりからして箱で買うこと自体が困難だったわけですけど、
確率的には1/40だったので1箱に1枚というのは当然の結果だったわけです。
(この確率は、“通常よりも2倍当たりにくい”という触れ込みで登場した
“超ヘッド”聖梵ミロクが1/80だったことからも明らかです)

しかもヘッドが同時に2種3種登場した12弾以降あたりからは
1箱からそれらが2種3種出ることも多々ありました。
今から考えれば信じられないほどの大盤振る舞いだったわけです。


しかし逆に、天使・お守りは1箱からおよそ7〜8種ずつぐらいしか出なかったため、
ヘッドが手に入っても弾のコンプはなかなか困難だったのです。
(ここだけの話、ヘッドは天使かお守りの「位置」に入れ替わりで入っていたので
その分あるべき天使お守りが欠けてしまうというのもありました)


そして40個中、悪魔が残りの約25個を占めていたという恐怖!
ヘッドの確率自体は結構良かったものの、それをあまり感じさせなかったのは
3すくみの絶妙な配合バランスがあったからかもしれません。
まして一度に3個ずつしか買えなかったという時代背景を前提に考えれば、
これは公正取引委員会にイチャモンつけられても反論できないですよね。


でももし仮に当時のままのシール封入構成が実現されたとしても、
すぐにカートン買いに走ってしまうような人が大勢いるような現状では
とてもじゃないですが昔のような感動は味わえないことでしょう。

こうして思い出は一層美化されていくのですね。るるる〜。



2002年7月24日(水)  ビックリマン2000−R

首が飛んだり銃で蜂の巣になるキャラまで出てしまった公式ストーリー
そのうち「この物語には暴力的な表現が含まれています」とか書かれて
R指定になっちゃうんじゃないかと心配になってしまいます。

てゆーか、今更子供向けじゃないとかどうとか言うのもむしろバカらしいですけど
チョコレート菓子の公式サイトに載る内容じゃないという思いを禁じえない今日この頃。
ロッテへの負感情が高まり“細い瞳のビースト”と化した冨岡さんの暴走は
このまま8月末まで続くのでしょうか?!(爆)

次界卵編の頃は悪魔一人を倒すにも「血」や「殺し」をイメージさせないように
天源核に吸い込ませるという手法をとっていたぐらいだというのに、
テレビという制限を解かれたらここまでイっちゃうものなのでしょうか。うーむ。

でもまあ、映像が無い分盛り上げるためには過剰な演出も必要なのかな。
面白いんだけど、なんだか途中から違うものを見ているような錯覚に陥ってしまいます。
「となりのトトロ」を見ていたはずが、いつのまにか「火垂るの墓」に変わってたみたいな。



2002年7月25日(木)  風雲グラフィナ城

「よくぞ生き残った我が精鋭たちよ!」
谷隊長のこの名ゼリフがわかる人はきっと私と同世代(笑)

ここまで幾多の関門を潜り抜け、ようやくフィナーレまでたどり着いた猛者たちの前に
あまりに強力な最後の敵が待ち構えていました。

圧倒的な攻撃力と鉄壁の防御でまさに無敵を誇る敵陣の前に
歴戦の精鋭たちも次々と力尽き倒れてしまう…。
てゆーか、これじゃ勝てるワケが無い!?


最後の戦い、果たして勝者はどちら?



2002年7月26日(金)  神と命の戦争

「神」とは心を持たず時間を超越する絶対的存在。
「命」
とは心を持ち時間を持ち刹那的であるが故に豊かな生を享受する存在。


この「神」と「命」の図式を「ロッテ」と「コレクター」に置き換えると
面白いようにピッタリ当てはまるように思うのは私だけでしょうか?

やがて「使徒」の導きにより「コレクター」から「ロッテ」に転身する者が出現するも
チョコ販売の方法に迷いを抱いて「ロッテ」に対する侵食を起こし、
様々な時代に蓄積された「コレクター」達の悪意「終滅」として引き寄せてしまい
やがて「ロッテ」に壊滅的ダメージを…。

一方で「2000など認めぬ」という「真天聖軍」ならぬ「旧ファン」がこの流れを利用して
「ロッテ」も「コレクター」もともに浄化しようと強力なヘッドのもとに結集。
2000・旧両属性の「聖魔戦使」は事態を打開できるのか?

一方でまじゃりんこ以前からの「はじまりの戦使」は「聖魔戦使」に何をもたらすのか?
「ビックリマン集めてないけど〜わひゃひゃ」と笑う「混沌」の妨害の行方は?
現在の世界を構築した「現超聖神たち」は「ロッテ」に背き「コレクター」側につくのか?

いろんなところで微妙に現実とリンクしてるような気が。(笑)



2002年7月27日(土)  ロットミステリー 〜消えた7日間〜

今日も今日とて休みとなるとチョコ探し。サイト更新してなくてすいません。

しかし需要に対して供給があまりに偏っているため、探しても探しても
全然お目当てのバージョンにめぐり合えない今日この頃です。

最近の特徴としては、やたらめったら7月初旬ロットが数多く出回っていること。
一度はver6・ver7である7月9・10日ロットがちらほらあったというのに
今じゃそれが7月1〜5日という実に不毛なロットに戻ってしまっています。
たまに9日10日ロットがあっても中身はほとんどver5。
今回のバージョン違い、何がしんどいかってお金でもチョコ消費でもなく
モノ自体が見つからないという1点がどうにもこうにも大変です…。
(もちろんお金もチョコ消費も大変なことには違いないのですけど)

しかし「お店に1カートン発注したらver5ばかり」という無残な玉砕話などを聞くと
やはり頼れるのは己の足のみ、と暑い中とぼとぼと探し回るしかありません。
でもなんで揃いも揃ってどの店も初旬ロットばっかりなのでしょう?
これがver6・ver7だったら何の問題も無いのですけどねぇ。

そうこうしてるうちに7月22日ロットからver8が発見されてまた大騒ぎ。
ちょっと待って、11日から19日までの期間はどこ行っちゃったの!?

土日は工場休みですが、この空白の7日間の生産状況がすごく気になります。
あとから満を持して出荷するためのver6か7を作りおきしていたのか、
それともまたver5を作ったけど売れないので出荷せずに止めているのか。
はたまたシンクロXの試験販売版でも作ってたりして?

しかしその時期にver6や7が作られていたとしても、ver5が溢れかえっている現状では
それらが入り込む余地がかなり厳しいと言えるでしょう。
これはver8に関しても同じですけど、どうにもこうにもver5が多すぎ…。

何とかして天使様!


2002年7月28日(日)  起・結・承・転

毎度殺伐としている公式ストーリー(集中豪無編)ですけれど、
いよいよデミアンがダークサイドに堕ちていきそうな展開になってきました。

ところで、本来ならこのあとデミアンはどうなってしまうのだろう
あれこれ気になってしまうところだと思われるのですが、
既に11弾で「ビーストデミアン」「デミアン依童」がシール化しているために
「あー、いよいよビースト化するんだな」と予想できてしまいます。
いわばシールとして登場したことで「結果」が先に与えられて
物語はその方向へ擦り寄っていくというスタイルになってしまってます。
ある意味、壮大なネタバレで進行していると言えるでしょう。

もちろん肝心なところはシールでも明かされていませんし、
シール設定が全て物語に反映されるわけでもないのですけど
こういう展開って話を書く方はそれなりに大変なのではないでしょうか?
いかにあっと驚く展開にもっていくかが演出どころなのに
先にオチがわかっているのでどうやって見せるかが悩ましいところかも。

これは2000に限らず旧アニメとかでも同じようなことは言えそうなのですが、
旧ではコロコロコミック等であらかじめ「ストーリーの流れ」が解説されていたので
漫画やアニメになったときも大筋は理解した上で見ることができました。
しかし集中豪無編では、大筋の公表はストーリーと一体化しているため
先に大筋を知ってからストーリーを追うという形とは似て非なるものです。


ともあれ、それだけにちまたの予想屋たちは今後の展開をあれこれ予測して
その結果如何で一喜一憂している状況なのではないでしょうか?

さらにデミアンファンは最終的に「フルメタルデミアン」になることを知っているし、
フシールファンも「フシール・コア」の存在を知っているのでそれほど嘆くこともなく
かつてバカラがシネス皇帝と相打ちになったときのような騒動も起きません。
ピンゼロイド改誕生時のように、結果がわかっていても驚く演出だって可能ですよね。


何と言っても部分的に要所だけ先行公開することで期待感を煽るというのは
ある意味ビックリマンらしいシステムであると言えるのかもしれません。

あと一ヶ月。物語自体もさることながら、設定をどこまで消化しきれるのでしょうか?



2002年7月29日(月)  バイオバイザ、略して「バイバイ」

絵柄・人気・活躍度・レア度など各部門において救いどころが無い
20弾ヘッドのカーネルダース。
その割には裏書が超難解で今現在でも意味不明な部分が多いのですが
(単にその後の活躍が無いので追加情報が乏しいだけかもしれませんけど)
今回はあえてその難関に挑んでみようと思います。


そもそも「ハートタンク」とは何でしょう?
ハートタンクは未層圏に属する12のエリアの集合体で、カーネルダース12人が
各エリアをおのおの統治しています。
ところで「ハートタンク」は「心臓」→「心(ハート)蔵(タンク)」なんでしょうか?
それともカーネルダース12人を「シンクタンク(頭脳集団)」に見立てたのでしょうか?

でもハートタンクが心臓ならば全身にあたる部分は何なのか、とか
言い出せばどんどん話が長くなるので余計なことは割愛。(笑)
テーマをもっと絞ります。

今回注目したいのはカーネルダースの裏書で頻繁に出てくる「聖動器」です。


聖動器。これってバイオバイザのことですよね?
どこかに記述があったような気もするのですが、ちょっとうろ覚え。

バイオバイザとはいわゆる生体マシン、生物とメカの中間的な存在
ワープスライダーPを始めいくつものバイオバイザが確認されています。

アウグス子’sらの裏書で「次元を越えた聖恵の閃き」と表される聖動器は
聖魔和合後の新技術で誕生した知恵の結晶と言えるのでしょう。
「聖動器の輝きが異なる層情を創み出しておるソ〜ナ〜!?」とあるわけで
バイオバイザの発達が異聖なる方面によくない影響を及ぼしているようです。
もし「聖火光」が「聖動器」ならばこの表現にピッタリなのですけれど
さすがに「時の塔」がバイオバイザというには無理がありすぎますね。

ゆえに、単に次界における文明の発達が曼聖羅にとって脅威だということなのかも。

このことは卯帝らの裏書「次代が築き始めた考器なる物による混乱が
定めし石を崩し群の絆を断ツ!?」
という一文が示すところによると、
聖動器の開発が混乱を呼び、定めし石=定石=自然の摂理(?)を崩し
群れの絆=カーネルダースの結束(?)を断つ(辰)と解釈できそうです。
ハテナだらけですけど、要するにバイオバイザの開発で生態系が狂ったとでも
強引に解釈できるかなー、と。(ホントに強引ですけど)
さらに深読みすれば次界と曼聖羅の間の均衡を崩すという意味かもしれません。

そして他にも「未層域への挑動」「異動器の増殖」という単語が見受けられます。
バイオバイザが外宇宙ともいうべき未層域の開拓に進出することを予感させたり
曼聖羅側のバイオバイザも登場していよいよハイテク戦争が始まる雰囲気です。

…なんだか実際のストーリーと大きくずれてきましたが、一体どういうことでしょう?

実は20弾以降の新ビックリマン当初のコンセプトでは、
「合体イラスト」「新種のシール素材」などと並んで「バイオバイザ」
新機軸として大きくクローズアップされる予定でした。
(コロコロにもそんな感じで取り上げられてましたっけ)

しかし承知のとおり、バイオバイザはその後ほとんど登場することなく
一過性のムーブメントに収束し、すっかり忘れられてしまいます。
近代的な要素を取り入れようとしたものの、盛り上がらなくて方針転換した結果
「バイオバイザ戦争」的な構想もお流れになったのではないでしょうか。
実際、異動器(曼聖羅側のバイオバイザ?)なんて一切登場してませんよね。

まとめると、次界と曼聖羅の戦いというのは
バイオバイザの発達により未層域への進出を開始した次界勢力に対し、
脅威を感じた曼聖羅側もバイオバイザを開発して対抗する…

といったシナリオが想定されていたのではないかと推測できます。
あくまでも推測です、念のため。

しかし現実にはそうはならず、バイオバイザの代表格だったワープスライダーP
実はアリババだったというオチで片付けられてしまいました。
そうなると「バイオバイザが新技術の結晶」なんて話はカケラもありません。

もしバイオバイザ構想がもっと強く推し進められていたならば、
その後のストーリーは全く違うものになっていたでしょうね。



2002年7月30日(火)  積年の不満をこめて

昔、「アメリカ横断ウルトラクイズ」の第一次予選○×クイズでは
ヘルメットをかぶってピコピコハンマーを持参した徳光さん(後期はナベちゃん)が
敗者に対する殴られ屋としてドーム内でポカポカ叩かれまくってましたよね。


え?いや何の話かというと、
ソージさんがあれと同じ格好をして交換会の会場に出現したら、
さぞかし大変なことになるだろうな
って(爆)



2002年7月31日(水)  7月度月例報告

「パートラッシュ、僕はもう疲れたよ…。なんだかとても眠いんだ。」

パート違いのラッシュにコレクターはもはや何のために買っているのか
己の道すら見失いそうなほど疲弊しきっています。

そんなこんなで、今月もまたグランドフィナーレ一色だったわけですが、
最初に登場したのが5月末だったのでもう2ヶ月以上続いてるんですね。
その間ほぼ休み無く探しつづけ買いつづけるというのは、
売る側も買う側も正気の沙汰とは思えません
飽きさせないこととハードルを増やすことは違うと思うのですが…。


ざっつくれいじー。

みー、とぅー。




 
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