きゅー犬の一匹舞台

2002年3月上旬 
1日 愛-ビックリマン
2日 That’s TV SHOW?
3日 おじゃる夫婦VS輝ヘッド
4日 烏鷺の争い
5日 プレミア考
6日 それは美しくないッ!
7日 「ウ〜パッ」
8日 風が吹けばオケ屋が儲かる
9日 食糧総食玩化時代
10日 プレミアどもが夢の跡
 
2002年3月1日(金)  愛-ビックリマン

今日全国チェーンの某古書店で「愛の戦士ヘッドロココ」全7巻が置いてあるのを発見し、
衝動的に購入してしまいました。
状態は多少難アリでしたが7冊で800円でした。安っ!

実は私、長年ビックリマンファンやってますけれど
「愛戦」を読むのは実は今回が初めて
発行から10数年目にしてようやく読むことができました。

…っていうか、マンガには全然興味無かったんですよ。
竹村版のコミックですらバラで3冊ぐらいしか持ってないし、
アニメの「おもしろランド」も全く所持してません。
ここまでシール一辺倒なファンも逆に珍しいかもしれませんが、
今回たまたま全巻揃っていたということもあって読んでみることにしました。

で、感想。

途中から衣装が全然シールのと違うものばかりになったり、
寄り道ばかりで全然次界への旅が進んでなかったり、
次から次へとオリジナルキャラばかり出てきたり。


かねてよりウワサでは聞いてましたけど、すごいですね…。
ある意味読み応えは十分ありました。ギャグマンガとしても面白かったし。

でも一番気になったのは……

お前らテレポートしすぎ!(笑)


それにしてもこのマンガがスタートした時ってシールでも聖魔和合のずっと前ですよね?
その頃からロココとマリアがくっつくことは決まっていたのか、
それとも愛戦に触発されて公式設定が動いたのか、どっちなのでしょうか…?



2002年3月2日(土)  That’s TV SHOW?

こないだオンリーイベントでシール交換してきたばかりですけど
東京・中野にてまたまたシール交換会(交歓会)が催されたので行ってきました。

今回何が違うかというと、一番の違いはテレビの取材があったということ。
5月にCSで放送される「ビックリマンの番組」の制作会社の方が
熱心なファンの集会を見たいということで実現したそうです。
(てゆーか、最初私のところに「ファンの人を集めてほしい」と依頼が来たのですけど
私はそういうガラじゃないしたまたま中野交歓会の案内を見かけたのでそちらを勧めたのでした)


そんなわけで交換の様子が次々とカメラに収められ、
更には何人かが個別にインタビューを受けてました。
社会的にビックラーであることをカミングアウトしてない私は逃げ回ってましたけど
交換会の間ずっと取材スタッフ数人が張り付いてて不思議な空気を醸し出していました。(^^;

そして交換会終了。
ですが…。

…まさか2次会の会場にまでカメラが入るとは!(笑)
飲み会で騒いでる光景なんて放送したら逆にイメージ良くない気がするのですが
果たしてどうなっちゃうのでしょうか??

でもまぁ、店内で平然とシールを広げてる我々も確かにどうかとは思いますけど(苦笑)



2002年3月3日(日)  おじゃる夫婦VS輝ヘッド

今日は3月3日ひな祭りの日。
予想通りあちこちのサイトで「ネイロス&クレオクス妃」を見かけました。
ボンボリーダーにももっと健闘して欲しかったところですけれど
「おじゃる夫婦」の牙城を崩すにはまだまだ及ばないようです。

そのボンボリーダーは、ストーリーではウェイクアップガールズの後継として
虹天銀河の統合スーパーヘッドに就任していたという実績を持つ人物。
そしてスーパーヘッドの座をバカラ棟梁に譲ったあとは、マルコネオンに代わって
幻次界エリアの輝ヘッドになったという超VIPキャラだったりします。

…そのわりにはすこぶる地味で何の活躍も出番も無く、
ヘッドになってもシールには反映されていない気の毒なキャラ。
せめて再登場していれば、ひな祭りにおじゃる夫婦並みの活躍ができたでしょうに。

きゅー犬の一匹舞台はボンボリーダーを応援しています。



2002年3月4日(月)  烏鷺の争い

今、ビックリマン2000の地位を脅かす新興勢力が出現しコレクターを戸惑わせています。
その名は「ヒカルの碁」チョコ
早い話がアニメのシールです。

しかしながら、アニメキャラをシール化した商品はこれまでも無数に登場してきました。
もちろんロッテも「クレヨンしんちゃん」「とっても!ラッキーマン」などいろいろ出してますし
最近では「ドラえもんアイス」もそうですよね。
なのに今回このヒカ碁チョコが騒がれているのにはいくつかの要因があるようです。

1.ロッテ製
「あなたったらビックリマンというものがありながらッ!」と泣き叫ぶ婦女子を尻目に
ただでさえ地位の危ういビックリマンの売場に侵食してきたヒカ碁チョコ。
おかげでウチの近所のコンビニからもすっかりビックリマンが姿を消しました。がっくし。

2.Wシール
ありがたみの薄いキラと平凡なノーマルとが半々あるだけのビックリマンシリーズ。
ところがどっこい、ヒカ碁シールはなんとWシール!
しかもサイズが小さく、ビックリマンで長年望まれている「特殊シール」「小サイズ化」を
いとも簡単にやってのけてしまいました。

3.小さいチョコ
まさかビックリマンのアーモンド化によってピーナッツが余ったわけではないでしょうが
ヒカ碁チョコはウェハースの片面に大粒ピーナッツを乗せてチョコをかけたような作り
サイズも小さく、見た目もビックリマンの作りかけ状態みたいでかさばりません。

4.冨岡淳広氏
アニメ・ヒカ碁の脚本は何を隠そうあの冨岡さん。
おのれ裏切りおったかッ!(爆)ジョークです。(^^;


そんなこんなで、何かしらビックラーの心理にちくちく突っかかってくるヒカ碁チョコ。
「全20種類」とパッケージに記載されているのも潔いではありませんか。
まして関東ではセレク2も終わっちゃって手持ちぶさたな人達が多い昨今、
なにげにヒカ碁チョコを買い求める人がいても不思議ではありませんね。

…アニメ「ヒカルの碁」そのものの魅力について何にも語ってないなぁ(笑)



2002年3月5日(火)  プレミア考

ビックリマン2000において、現在までレアどころと言われているのは
ハッピーシールのような特定の低確率シール以外では以下のようなものです。
(逆キラは除きます)


  ・0弾(特にクリア受神・聖ハットトリック)
  ・1弾P1・黒ホロゼウス
  ・1弾P4(特にバニーラ)
  ・2弾P4
  ・3弾P3
  ・4弾2期P1(WUGフィー・捜査令嬢ピンク)
  ・4弾3期(WUGユウ・ジェット皇星ウインク)
  ・5弾P2(特に三面鬼神8種)
  ・7弾P2(特に紙芝居皇帝4種)
  ・9弾P3


これらがレアと言われるのにはそれぞれ理由があるのですが、
結論から言ってしまえばいずれも「数が少ないから」というのが最大要因です。


試験販売だった0弾は言うに及びませんが、
発売地域が限られた「黒ホロ」「2弾P4」「4弾3期」「5弾P2」
地域格差ゆえのレート乱高に苦い思いをした人もかなり多いはず。
他にも「熟水天DFバージョン」なども地域格差が大きいシールの代表格ですね。

特定媒体でしか入手できなかったものとしては、
ドリンクのみの「1弾P4」、アイスのみの「3弾P3」が相当します。
しかし地域格差との複合で、関東ではBIG封入分にしか無かった「2弾P3」
WHFでの販売がメインの「6弾P2」などは不思議と落ちついています。
市場がバラけなかった分、コレクターの手にピンポイントで流れた結果でしょうか?
そういえばWHF会場でしか配られていない「限定シート」もほとんどプレミア化してませんね。

販売期間が短かったものもまたレアになる要因が大きいのですが、
「4弾2期P1」「9弾P3」などは素材不足やらその他チョコとの兼ね合いやらで
いわば生産調整のような形でレア化してしまった例かもしれません。
(裏付けが無いので推測の域を出ませんけど)

ちなみに地域限定と販売期間の複合ワザで襲いかかってきたのが
ビックリマン2000史上最悪の弾と呼び声も高い「5弾P2」ですね…。
せめて三面鬼神さえ無ければまだマシだったのですが、
あの頃から大きく屋台骨が傾き始めた気がするのは私だけでしょうか。


こうして見てみると、ほとんどの弾でレアパートが発生しているのがわかります。
更には超元祖とセレクションでもほぼ同様の現象が起きているわけですけど、
おかげでコレクターは常に情報を求めて息つく暇もありません。

結果としてこれらのレート格差がシール交換の需要を生んでいるのも事実ですけど、
もうちょっとなんとかならないものでしょうか?
ねぇ?



2002年3月6日(水)  それは美しくないッ!

ベリー・オズの先祖は、アニメで一角キングが出てくるまで
パラボンチョだと思ってました。


…だって、ねぇ…?



2002年3月7日(木)  「ウ〜パッ」

スイスが国連に加盟するそうな。

スイス連邦「永世中立国」として知られ、「アルプスの少女ハイジ」に出てくるような
アルプスの雄大な大自然に囲まれた平和でのどかな国というイメージがあるかと思いますが
実際のスイスは各家庭にライフル銃が常備され、48時間以内に78万の兵士を召集できるという
「国民皆兵制」「武装中立国家」であることはあまり知られていません。
(ちなみにスイスの人口は約700万人。国民の1割以上が出陣可能とは恐るべし…)

どの国の影響も受けず中立を維持するには、その後ろ盾となる強大な軍事力が不可欠なのです。


ところで12弾のお守りに「チューリツー」というのがいます。
手にはスイス国旗の扇子を持ち、ピースマーク柄の服を着た奴ですが
こいつの裏書はどうかと言いますと…。

   螺域の魔鬼の恐ろしさ並の魔力とちと違
   う神子危きに近寄らずアッアプローチと
   んでもなぁ〜いと同じ処を廻って廻るだけ


…単なるヘタレでした。
ここでの「中立」とは何もしないことじゃなく、何物にも影響されないことだと思うのですが
それとも一般的なスイスに対するイメージってそんなもの?



2002年3月8日(金)  風が吹けばオケ屋が儲かる

大風が吹けば砂ぼこりが舞う

砂ぼこりが舞えば外での交換会ができなくなる

外での交換会ができなくなればカラオケボックスに逃れる

カラオケボックスに逃れれば歌わないのに料金を払う

歌わないのに料金を払えばカラオケ屋が儲かる


OK?



2002年3月9日(土)  食糧総食玩化時代

かつて一番勢いのある食玩といえばオマケシールでしたが
今やその地位は完全にリアルフィギュアにあると言っても過言ではありません。

しかし猫も杓子も海洋堂主導的な雰囲気が強いように思えたり、
テーマが懐かしアニメや映画・ゲームばかりでオリジナリティが無かったりで
この私は相変わらず無関心を決め込んでいるわけなのですけれど、
(っていうか本当に興味が無いのですけど)
そんな私の意向に反するかのように食玩の「フィギュア依存度」は高まるばかり。
マイナーメーカーも重鎮も、我も我もとフィギュアつけまくってます。

最近は「別にフィギュアつけなくても売れるだろ?」という老舗商品までも
あれやこれやとリアルなフィギュアをつけているのが話題ですね。
アメリカを代表する2大コーラに始まり、「一粒300メートル」の某キャラメルや
あの世界初の某インスタントラーメンまでもがフィギュア戦略を開始。
そういえば某ハンバーガー店の「ハッピーセット」も似たようなものでしょうか(笑)
いやはや、この流れはすさまじいです。

とは言え何でもつければ売れるわけじゃなく、今や競合相手も多いので
一体何をフィギュア化するかの選定が重要なポイントですよね。
先に述べたとおり、フィギュア対象自体に「オリジナリティ」は必要ないので
「まだフィギュア化されてない(ライセンス契約されてない)漫画やアニメ」とか
「今後大きく話題になりそうなゲームや映画」から選ぶことになることでしょう。
特に後者の場合、最近の「ハリーポッター」や「ロードオブザリング」みたいな
海外の大物映画とかだと複数のメーカーで権利の取り合いになってそう。
ゲームでも「ファイナルファンタジー」の次回作とかは販売先が既に内定してそう。

でも実際にフィギュア化して販売することにはブームが去ってたりして?



2002年3月10日(日)  プレミアどもが夢の跡

ちょうどこの時期は企業でも商店でも棚卸のシーズンです。

私も今年から会社で固定資産棚卸の取りまとめ委員を任され、
台帳と照らし合わせながら一点一点モノがあるかないか確認しました。
小さな部署ですがそれでも100点以上の機材があって作業も一苦労。
誰が所有しているのかどこにあるのか分からない物もあって大変でした。

ところで個人でも棚卸みたいなことをやるとなると、
日々趣味に奔走している我々の場合はかなり大変なことになると思われます。

「えーと、韓国版ガムのダブリはどの箱に入れたっけ?」
「ビックリコの魔法のコンパクトが見当たらない…」
「UFOキャッチャー版のぬいぐるみで、持ってないのは何だっけ?」
「コロコロの付録シートはどこかにまとめておいたはず…」


などなど、本気で一度大整理をしない限りどうにも収拾がつきそうにありません。
てゆーかホントに魔法のコンパクトが行方不明(爆)
追記:無事見つかりました〜。(^^;

そういえば当然の事ながら食玩メーカー各社でも棚卸は行っているでしょうけど、
倉庫に眠っているであろうマニアから見れば貴重すぎる「お宝」の数々
実は過去にあっさりと処分されていた…という泣くに泣けない話が時折聞かれます。
ガムラでしたっけ?最終弾の超レアシールがごっそり焼却されたというのは…。
(追記:ガムラじゃなくラーメンばぁの最終弾だったそうです)
他にも設定資料や試作品なども、マニアじゃない企業内部の人からすれば邪魔なだけなので
単なるゴミとして次々消え去っているのが現状だとか。

うううううう、もったいない〜。



 
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