『コンセプト』 「超念写探偵団シリーズ」終了後、1997年9月に関東甲信越地域で発売開始された新シリーズです。
これは「ビックリマン」のタイトルを冠していない商品ですが、シールやチョコはほとんど大差ないので
「運の王様」同様にビックリマンシリーズの亜種として扱われることが多いです。
ナビゲーションズの特徴は、何と言っても「電話でRPG!」という独自のシステム。
各シールには「ナビファイター」と呼ばれるキャラが1体描かれており、専用の電話番号にアクセスして
シールの台紙に書かれている固有の番号「ナビコード」を入力すると、
自分だけのステータスを持つナビファーターとともに冒険に参加できるというものです。
RPGと言っても、とある塔に登場する敵キャラと次々対戦して塔を上っていく…というものらしいです。
しかしその後販売地域が拡大することなく1弾限りで販売終了。電話サービスも数ヶ月で終わってしまったようです。
『シール構成』
「ナビファイター」にはレベルと属性の設定があります。
レベルはグループごとに1から7まで振り分けられ、それぞれに火・水・氷・雷の4属性のキャラがいます。
(ゆえに7×4で28種)
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No.2 LEVEL7 - 竜
ウォータードラゴン |
No.8 LEVEL6 - 忍
雷丸 |
No.13 LEVEL4-エレガ
ファイヤーハート |
No.26 LEVEL1 鯉
コイ・コイ |
シール自体はキラやプリズム等は無く、全て通常のミラーコート紙となっています。
ただし台紙の接着面にはシール1枚ごとに異なる12桁の数字「ナビコード」が付けられていています。
(この台紙が分厚いのでWシールのような感覚を受けますが、そんなことはありません)
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ウォータードラゴンの台紙接着面
ナビコードは全てのシールで異なります。 |
『ストーリー』
とある星のとある王国にて、伝説の魔女メラトーが王家の宝冠を奪い去ってしまった。
そこで騎士志願の少年(=プレイヤー)は、メラトーが支配するラ・ハルバの塔に挑むことに。
ガイド役のウサギ「ターム」とともにプレイヤーを援護するのは28体のシールに封じられたナビファイター!
さあ、このうちの2枚のシールの封印を解いて冒険に出発だ!
というのがRPGとしてのプロローグ設定です。
要は2枚のシール(のデータ)を使って塔を突破していく面クリア型のバーチャル対戦ゲームですね。
フロアごとに2枚分のナビコードを入力します。なお途中でセーブもできたとか。
ラ・ハルバの塔は下から順に火のフロア・水のフロア・雷のフロア・氷のフロア・最上階という構成になっており、
火のフロアでは火のナビファイターが強かったり水曜日には水のナビファイターがレベルアップしたりするとか(笑)
各階にはフロアボスがいて、最上階で魔女メラトーとそれを守る魔獣たちを倒せばゲームクリア…?
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火のフロアボス
バーストフレア |
水のフロアボス
テア |
雷のフロアボス
ボルハック |
氷のフロアボス
ダイヤリズ |
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堕天使キルクス |
魔女メラトー |
ターム |
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画像はコミックボンボン特集記事より
『トピックス』
「ナビゲーションズ」はコミックボンボンで独占特集記事が掲載されていました。
その中で攻略記事やシール情報が数ヶ月にわたって特集されたのですが、
あるとき「スーパーナビファイター」という限定シールの読者プレゼントが行われました。
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スーパーナビファイター! |
向かって左側が「シーマグナス」、右側が「フリーズボルト」という、LEVEL8の超戦士!
これらのシールは2体×50名ずつ100名にしかプレゼントされなかったそうです。欲しい!
他にも各フロアの突破者は先着順にボンボン誌上で表彰状が送られたり、敵キャラのイラストが載ったり
かなり熱心な連携を見せていたようなのですが、チョコの売り上げが奮わなかったのか
わずか3ヶ月ほどで電話での企画自体も終了してしまいました。
『コレクションレベル』
コレクターならダブリもかなり持っているものの、一般ルートに出回ることはかなり少ないシリーズです。
ナビコードを調べるにはシールを剥がさねばならないため、実際に集めて遊んだ子供はシールを「消費」してしまっているかも。
いずれにせよ今から集めるには、コレクターを探して異種交換にこぎつけるのが最短でしょう。
ちなみに上記で紹介しているLEVEL8のスーパーナビファイターは、私も実物を見たことすらない激レアアイテムです。
『シールリスト』
→こちらにあります。
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