■ 超念写探偵団
心霊写真風のダジャレ妖怪シール!?

超念写シール:全2弾72種
リアル超念写シール:全2弾78種
ミステリーファイル:全1弾39種


 

No.1 トイ霊

 

『コンセプト』

1996年6月に久々に登場した、「ビックリマン」の名を冠したシリーズ。
当時の怪談ブームに乗って登場した、かなり変り種のシールです。

このシリーズ、かなりくだらないわりにはなぜか「超念写シール」のあと「リアル超念写シール」、そして「ミステリーファイル」とマイナーチェンジを繰り返して計5弾分も続きました。

 

『シール構成』

キャラクターは「霊」(ゴースト団)と「怪」(怪々団)に分類されます。
霊シールは温めると絵柄が浮き出る温感シール、怪シールは冷やすと絵が出る冷感シールです。
いずれもWシールになっていて、温感・冷感の1枚目を剥がすと正体が2枚目に描かれています
すなわち1枚目が実写を合成した「心霊写真」で、2枚目が正体を「超念写」したもの、というシステムです。

ネーミングは霊シールの場合「あっぱ霊」「レーレレの霊」など「〜霊」「霊〜」、
怪シールの場合は「でっ怪」「怪き日食」のように「〜怪」「怪〜」というダジャレになっています。

トイ霊(1枚目) トイ霊(2枚目)
怪主(1枚目) 怪主(2枚目)

見てのとおり、正体キャラはコミカルな姿をしていますが、
これが「リアル超念写シール」になると一転してCGを駆使した不気味なキャラになりました。
ただしネーミングがオヤジギャグそのものなのは変わりません。

甘った霊(1枚目) 甘った霊(2枚目)

さらに、リアル超念写シールからは「霊」「怪」のほかに「UFO」が登場
「霊」「怪」はどちらも温感シールとなり、「UFO」は日光に当てると絵が浮び上がるシールになってます。
ちなみにUFOシールのネーミングは「〜星人」。もちろんダジャレです。

ラッカ星人(1枚目) ラッカ星人(2枚目)

そして「リアル超念写シール」からは、各軍団のボスキャラが登場!
ボスは他と違い、1枚目・2枚目がともに銀ツヤ
心霊写真風ではなく、1枚目はボスを封印するお札だったりボスを守る雑魚軍団だったり…。
そして2枚目に描かれているボスはさすがに禍々しい姿をしています。

大あば霊(1枚目) 大あば霊(2枚目)

リアル超念写のあとに登場した「ミステリーファイル」は、特に違いは無いのですが
1枚目の写真にかなりCG効果が加わったのと裏面が新聞記事のようになっているのが特徴です。
また、ボス以外のシールは(UFOも含めて)全て赤っぽい温感シールになっています。

おさわが星人(表面) おさわが星人(裏面)

そしてミステリーファイルでのボスは、2つのキャラが合体した合成キャラという設定で
1枚目キャラ(透明)と2枚目キャラ(擬似四角プリズム)のWシールという構成になっています。

合星人

 

『ストーリー』

パッケージや1弾シールの一部に登場している少年「念写一発くん」が一応は主人公ですが
シール上ではストーリーに沿った展開は全くありません。

コロコロコミックに連載されていた漫画では、この一発くんと妖レイ子ちゃんが登場していました。
そしてシールにも登場する「霊団」「怪々団」「星人団」のキャラを巻き込んで物語が進んでいきます。

念写一発くん 妖レイ子ちゃん

 

『トピックス』

悪魔VS天使以降のマイナー時代に登場した1シリーズですが、
その他のシリーズと比べてもかなり異彩を放っている不思議なシリーズです。

心霊写真ブームに便乗したかと思いきや当時としては斬新なCG技術を取り入れたり、
そのくせ中身は思いっきりダジャレだったりと失笑するしかない印象ですが
これはこれで味があると思えるようになるにはかなり時間を要するかもしれません(笑)

 

『コレクションレベル』

当時はスーパーマーケットで山のように売れ残っていたものですけれど、
今となってはかなり希少となっているようです。
特にリアル超念写の2弾あたりがエアポケットになっていて入手困難だとか。

 

『シールリスト』

こちらにあります。

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