祝(ハピ☆ラキ)!ビックリマン |
第45話 ファイナルII・天使のショーゲッキー! さらばゼウス様!! | ||
「うわあああ……!」
デビルの不意打ちをうけて、BM大魔星の中心マクロ空間に落ちていくゲンキたち! 「ざまあみろ!ヌハハハハ!!」 これを見ていたロココやネロクィーンたちが急いでマクロ空間に向かいますが、 そのとき、ヤマトと男ジャックがデビルを発見!(って気付いてなかったんかい) 「俺様は未来の悪魔ヘッド・スーパーデビル! 同じ未来から来てる神帝に対して「未来の…」は余計だと思いますが、 大飛岩で待機していたウルフライたちも、恐ろしく肥大化しているBM大魔星を見上げ 。 マクロ空間内部…。 なんとゲンキたちは生きていました! 「助かってるぞ、俺達!」 このままじゃ、長くは持たない…! 巨大なエネルギー渦巻くこの空間にいるだけで、セブンシールドもダメージを受け続けているようです。 「…ゲンキ、ジェロ」 氷ミコが目を覚ましました。 「二人とも、キズだらけ…あたい、また暴れたの?悪いことしたの?」 この質問に、言葉を失うジェロ…。 外の空間では、デビルが大暴れ! 「ハーッハッハッハ、話にならんな天使ども!」と余裕綽々なデビル。 ふと見上げると、上の空間ではクロノズーとディアナが激しく交戦中。 「二人の超聖神が全力を尽くして戦っている…クロノズーの隙を付く絶好のチャンスだ! と、朗々とご高説賜っているそのとき。 ガブリ 「アイタタタタ!!」 なんと、いつの間にやらゼウスがデビルに噛み付いています! しかしゼウスも一歩も引きません。
さて超聖神同士の激突は、じわじわとクロノズーが押していました。 ディアナは考えていました。 『あなたのしていることは、クロノズーやデビルと同じじゃありませんか!』 自分のしてきたことは正しかったのか? 「その程度かディアナ!ワシの心を乱し続けたお前の実力か! クロノズーの猛攻撃! その様子を見ていたマシロ側の超聖使3人。 若神子7人が力を貸さないと未完成なままのマクロ根絶兵器「キラキラットスター」…。 「これでマクロ空間を消し去る以外に無い!」 3人のエネルギーを受けて、キラキラットスターはマクロ空間に吸い込まれていきました…。 「このやろう!!」 イライラMAXのデビル、カメを殴り飛ばし「ハァハァ…手間をかけさせやがって…くらえ!」 「な、なんだ?なんか体の力がえらく減ったような…そんな?!」 デビルの体に異変が?! そしてデビルの腕をがっしりつかむ謎の光! デビルの魔力弾をかき消し、光がだんだんと人の形に! 「そう、そのまさかじゃ!」 『スーパーゼウス様!!』 なんとなんと、ここで突然スーパーゼウスまで実体化! 「お前の体はおそらく超聖神からもらった仮の器。 横取りなんて、そんなのアリ?! 復活したゼウス様は強い! デビルの放つ魔力弾をものともせず、逆に理力エネルギーを浴びせて圧倒! 「す、すげえ!」 すさまじい実力を目の当たりにして驚きを隠せない神帝たち。 だがデビルも負けてはいません。 そうですよね、わざわざ過去に魂を飛ばして、歴史を変えるという壮大な野望が デビルは渾身の一撃を放ちますが、ゼウスは身じろぎもせず。 「ビッグセントスティーック!!」
まさに子ども扱い。 「バ、バカな…クロノズーのマクロパワーで描いたはずの肉体を、何故ゼウスが吸収出来るのだ? その隙に、ゼウスはデビルを羽交い絞めに。 「は、離せ!俺様はまだ…!」 悪あがきするデビルですが、気付くとゼウスともども体が消えかけていました。 「お互い力を使い果たし、肉体を失ったんじゃ… この話を聞いてロココたちも「スーパーゼウス様!」と駆け寄ってきます。 「それ」は交戦中の超聖神たちも感じたようで、 なんと、マクロ空間が何か白と黒のまだら模様の空間に!? この異様に、神帝たちはRGB超聖使に詰め寄ります。 レッドムガルがうろたえながらも と答えると、神帝たちはいっせいに反発。 「わからん…」 交じり合うBM大魔星とキラキラットスター。 そして、突如まだら模様の中からもやのような超空間が誕生! 「この空間は何なのだ!?マシロでもマクロでもない…」 そう言っている間に、超空間はぐんぐん肥大化! 「いけません、争っている場合ではなくなりました!」とディアナは仮面姿を解除。 クロノズー、ディアナが超空間に向かってそれぞれ強力な攻撃を浴びせますが、 「私達の、超聖神のパワーが…」 超空間の内部では、ゲンキたちが悲鳴をあげていました…。 クロノズーが超空間を睨みます。 周囲の星々を、まとばや真白域、真黒域をも飲み込み崩壊させながら肥大し続ける超空間…。 「未来のビジョンが!ディアナ、お前も…?」 超聖神には未来が見えるといいますが、二人ともに恐ろしい光景が見えたようです。 この会話に、驚きの声をあげる一同。 そんな中、「ヌハハハハ…」と笑う男が一人。 それは拘束されているスーパーデビル! 「なんてこった、最悪だよ! 負け惜しみか捨てゼリフか、冷静な分析を皮肉まじりに述べるデビル。 絶望が広がりつつある中、決して希望を捨てていないのはウルフライ…。 「大丈夫…あン中にはゲンキがいるんだ!ビクラッキーを信じるぜ!」 そのゲンキですが、いよいよセブンシールドも崩壊が始まりかけていました。 「だ、だめです!もう持ちません…!」 セブンシールドをたたきながらそういうゲンキ。 そう答えながら、やっぱり…とヘコむジェロ。 ところが、満面の笑顔のゲンキが発したのはジェロにとって意外な言葉。 「ありがとうジェロ!わかってくれたんだな、やっぱ俺の一番の友達だ!」 「え?」 「俺はジェロといられてずっとハッピーだった。ジェロだってそうだろ? この言葉に、深い衝撃を受けるジェロ。 『僕は…バカだ! ゲンキが氷ミコを助けたいと思った理由が、自分のように独占欲からくるものではなく、 「わかりました!氷ミコを助けましょう!」 ですが… 「ヤだ…」 氷ミコは、自分ひとりだけが助かるというこの提案に反対します。 「ヤだよ、そんなの…」 それでも氷ミコを助けようとするゲンキとジェロ。 「そうだ、まだこれがありました!」 そうして手にかけたのは、自分がいつもかけていたメガネ。 「かんぺっ機、1号!」 するとジェロの手からころりと落ちたメガネからスルスルと吸盤つきのロープが伸び、 「僕たちの代わりに、氷ミコを外まで送り届けてください!」 ですが、ゲンキもジェロも晴れ晴れした表情で氷ミコに語りかけます。 「心配するな、ヒミヒミ!」 そして、ゲンキがセブンシールドに命令をかけると大きく輝きだし、急加速…。 「ダメー!!」 氷ミコに笑顔で手を振りながら、セブンシールドを降りるゲンキとジェロ。 「いやだーーーーーー!!!」 氷ミコだけを乗せたセブンシールドは外へ向かって飛び去り、 すると二人のところに、二人の名を呼ぶ聞き覚えのある声が。 「この声は…」「ディアナ様!」 さらに「小さきお守りたちよ…」と、クロノズーまで登場。 「私達の争いが、よもやこのような超空間を生んでしまうとは… 二人の超聖神たちが自らの行いを悔い、詫びを入れるとはすさまじい進展ですが、 二人はどんどん見えないところに落ちていきました…。 外の世界から超空間の中を探っていたディアナは そして大飛岩には、超空間からの脱出に成功した氷ミコが…。 「お姉ちゃーん! 悲痛な声をあげて十字架天使に泣きつく氷ミコ。 拡大を続ける超空間に対し、ロココが、ネロクィーンが、神帝たちが、超聖使たちが、 その影響は徐々に他のエリアにも現れだしました。 七因王がいるまとばが、真黒域の城が、真白域の神殿が、 「こりゃあ、厳しいのう…」と吉福神。(ひかりセブンが無いから、直接手助けが出来ないんでしょうか) と失言を吐いたところで、ウルフライのゲンコツが炸裂。 「痛ってぇ……だってよう、超聖神がどうしようもねえんだぞ!? しかし、ウルフライは「うるせえヘル公!」と、まるで現実を受け入れたくないかのように走り出しました。 そして大飛岩の船首部分に立ち、超空間に向かって大声を張り上げるウルフライ。 「こらー!このもやもやー!! ゲンキやジェロとの付き合いが深く、彼らが大切だからこそ叫ばずにはいられないウルフライ。 「くそ、くそ、くそう!お守りナメんなよ!!バッキャロー!!!」 この魂の絶叫が響く中で、超空間に異変が?! 「今、一瞬動きが…」 「ご覧になったか、お二人よ」 超聖神たちが声のほうを見ると、そこには…。 「スーパーゼウス!」 よく見たらデビル消えすぎ(笑) 「今、ウルフくんが大きなヒントをくれましたぞ。 そのときゼウスの額の星がぼんやり輝きだすと、クロノズーの額にも同じ星の輝きが?! この現象に、クロノズーは悟りました。 ってオイ、そんな超重要事項をあっさり流さないでよ! 「離してよ、ね、ゼウスちゃーん!むがー!!」と暴れるデビル。 消滅のときを察したゼウスは、最後の言葉を二人に託すのでした。 そしてゼウスはデビルともども、光となって遥か空の果てに消えていくのでした。 ゼウス様、最終回を待たずして退場。 その余韻も覚めやらぬ中、 驚く一同に、今度はクロノズーから説明が。 顔を見合わせる超聖神たち。
「今こそ争いを捨て、御心をひとつにしてください! そりゃ宇宙の消滅なんて望んじゃいないですよ。 「おいジェロ、聞こえたか?」 クロノズーとディアナは、耳を澄まして声の出所を探ります…。 「だから言ってたジャン!いい奴だって」 見つけました! どうでもいいですが、今回やたらコマ割の多いカットが出るのは時間の都合なんでしょうね。 生きていたことを喜ぶ氷ミコやその他一同。 「今、事態を何とかできるのは僕たちだけのようです。世界を救う方法を見つけないと」とジェロ。 シアントラスとクィーンタレイアも含め、超聖使たちが何とかできないかと考えあぐねていると 「これ大発見だ!もしかしたら何とかなるかも!」とゲンキ。 「ゲンキが打開策を思いついたみたいだぞ!」とヤマト。 みんなが固唾を呑んで見守る中、ゲンキの発見したこととは…。 「この超空間っていうの……… なんか綿アメみたいで、うまそーーーーーーー!!!!!!」 …やっぱり……。 これには、超聖神も「ズコー!」とずっこけ。 「宇宙が…揺れた…」とテラも苦笑い。 さらにゲンキは続けて… 「あー、久々に出ましたの…「とりあえず食べる」系…」と頭をかかえる十字架天使。
「名案です!」とジェロ。 「どうせ僕たちの体で今動くのは口だけです!最高にマエムッキー!」 「ダメだ!ゲンキはいつも通りだけど、ジェロまで正気じゃない!」とヤマト。何気に酷い。 「もぐもぐ……うん、イケます!」 『うそーー!!!』と、さらに想定外の展開に一同仰天。 そしてウルフライは、もう笑うしかないような感じです。 こうして、ゲンキとジェロはイモムシのように超空間をむさぼりだしました! 「わはは、いいぞ!ありえねえほどバカだ!! 「そうだぜ!全部平らげてここに帰って来い!」と男ジャック。 超聖神たちは、二人の常識外のアクションに目を丸くするばかり…。
「うわー!食ったらなんか力が出てきたー! ところが… ジェロがおなかを押えて苦しんでいました。 いやあ、普通はそれ以前の問題では…。 ですが、なぜかジェロの腹部に不思議な輝きが…。 『異なる心と選ばれし体を持つお二人の力が合わされば…』 ゼウスが去り際に残したこのメッセージを思い出したディアナ。 そのとき、今度はジェロの悲鳴が! ジェロの体に、超空間の奥から謎のエネルギー触手が巻き付いてきました! ゲンキは慌ててジェロを助けに向かいますが、ドクロが放ったエネルギー連射のせいで近づけません。 「あれは一体?」とロココ。ここでもネロクィーンと一緒。 「あれは、私達が…!」と困惑するディアナ。 ぐんぐん中心体に引き寄せられるジェロ。 ですが、ジェロは何故か事態を受け入れるかのような表情。 え? 「さっきやっとわかりました…僕はずっとずっと、君の心が欲しかったんです。 ジェロの思わぬ告白に、ゲンキも氷ミコも言葉が出ません。 「ゲンキくんの心はみんなのものなのに、独り占めしようとしていた! ジェロの涙に、ゲンキは… 「俺は!」 え? 「俺はジェロが、好きだーーーー!!!」 うわー、なんだこの展開ー!(爆) 「ジェロが自分のことキライでも、俺はジェロが大好きなんだ! 今度はゲンキからの告白?? 「ジェロ、心を抑えてはいけません…」と、何故かここでディアナの声が。 「開放するのです、秘めた思いを全て…」 「心を開放……全ての思い…」 ゲンキを見つめるジェロ。
そのまま中心体の拘束を断ち切り、ゲンキのすぐ隣まで戻ってきました。 ですがその姿は…! 「うおっ!?」と思わず身を乗り出すアリババ(笑) この変化にはゲンキも、そしてジェロ自身も驚きを隠せません。 「あなたはいずれ、まとばを束ねる女神となる存在。 「僕が…女の子…?」 ジェロにとっては、まとばの統率者という事以前に自分の性別問題のほうが大問題(笑) 「今はまだ男の子でも女の子でもありません。 でもって設定上の名前は「聖女ジェロ」なんですね。 「二人で一つとなり、未来をつなぐ英雄となれ、ゲンキ!」とクロノズーもとんでもないことを提言。 うーん、ゼウスが言っていた「異なる心と選ばれし体を持つ者」=ゲンキ&ジェロってことですか…。 しかし、この言葉を間に受けたのか何なのか、 なんで君たち、当たり前のように「ひとつになれる」と確信してるんでしょう…。 ともかく、手を取り合ったゲンキとジェロの体が光に包まれ、 そのとき、まとばや各地を襲っていた天変地異が収まりだす?? 超空間の中で姿を現した、ゲンキでもジェロでもない新しい存在…。 ゆっくり立ち上がり、目を開き、そして… 「我が名は超聖ジェロニクス・ゲンキ。この世界を終わらせはしない…!」 えーと、名前も姿も、すさまじくナンダコリャ感あふれる気がするのは私だけ…? ともかく、ゲンキとジェロが融合した存在・ジェロニクスゲンキが誕生! 次回、いよいよ最終回! おまけ☆ 質問コーナーは、ヤマト王子が乱入してきて突然ババヌキを開始。 何やってんですかー(笑) |
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