まだまだ飛来?地方創生巡視

数年前から、ビックリマン地方創生プロジェクトというコラボ企画がいろいろやられてますよね。
「ビックリマンブランドを活用して各地域の魅力を発信し、
地域活性化を目指す株式会社ロッテによる取り組み」

とのことで、現在第7弾まで発表・実現されています。

  • 第1弾:滋賀県東おうみ地域(2022年〜):
    ビックリマンチョコを製造するロッテ滋賀工場がある縁からスタート。
    限定シールがもらえる周遊スタンプラリーを実施。
  • 第2弾:鳥取県境港市(2023年〜):
    漫画『ゲゲゲの鬼太郎』の作者、水木しげるの出身地であることからコラボが実現。
  • 第3弾:滋賀県道の駅周遊キャンペーン(2024年):
    滋賀県内の道の駅を巡るスタンプラリーを開催。
    地域の特産品とコラボした限定シールを提供。
  • 第4弾:久米仙酒造(沖縄)(2024年):
    沖縄の酒造メーカーとコラボし、限定デザインシール付きのウイスキーを販売。
  • 第5弾:埼玉県上里町(2024年):
    「町内周遊スタンプラリー」が実施され「こむぎっちロココ」の限定BIGシールが景品に。
    初の産学官連携プロジェクト。
  • 第6弾:ビックリマン×MUSASHI個展 聖魔アートの世界(2025年):
    丸型の限定ビックリマンカードの制作など、アートと組み合わせた企画を実施。
    全国6都市で開催予定。
  • 第7弾:全国6社の酒類メーカー(2025年~):
    コラボレーション企画「JAPANクラフト酒〈悪魔VS天使〉」で
    「限定BIGビックリマンシール」付き商品を展開。

当初の理念は悪くないと思うのですが、だんだん地方の創生につながる活動なのか
疑問符が浮かぶコラボが目立ってきているような…。
そもそも高尚な理念など無いのかもしれませんし、実際にどの程度の成果が上がっているのか、
コラボ先の方々は満足したのかも不透明ですが、そういうことを言いだすと邪推だらけになるので
そこはあえて目をつぶることにしましょう。

今回話題にしたいのは、客観的に判断可能な特典シールの著しい質の低下についてです。

滋賀県のスタンプラリーでは限定描きおろしのBIGシール(全4種)がもらえました。
以降、基本的には地方の何かに対するオマケ要素として特製シールが付くという構図なのですが、
「オモテは1種類なのに裏面がメッセージ違いの全20種」(第5弾)だったり
「デザインは完全流用でただ丸く作っただけのシール」(第6弾)だったり、
そして今回の「公式品とは思えない雑コラレベルのやっつけ仕事」(第7弾)というように、
あからさまに制作コストが削減されているように見えるシールが続いており
これを「ビックリマンブランドの活用」という一言で片づけるには残念過ぎる展開です。
さすがにコラボ先の方々は怒っていいんじゃないですかね…。

そりゃ物価高だとか不景気だとかあるでしょうし、GHのギャラも相当高いのかもしれませんが
(個人的にはそれが37弾が出ない要因ではないかと思ったり…完全に憶測ですが)
それでも実際のユーザーが手にするシールがこんなレベルではあまりに失礼というものかと。
逆にこの程度でいいと思われているならそれはそれでやはり失礼な話ですけど、
「ビックリマンブランド」に胡坐をかくだけで新たな魅力を付加しないシールばかりでは
地方創生なんて形だけだと思われても仕方ないんじゃないでしょうか?
…こんなクオリティでも買う人が一定数いるから、延々と見下されて続けてるのかもしれませんが…。

盛り上げに水を差すようなことはなるべく言いたくないですけど、

このシールのためならその地方に行く価値がある、と思わせてくれる

そんな「熱意」を感じさせてほしいものです。

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