蜜月の終焉??

先日ビックリマン公式サイトでこちらのニュースが発表されました。

このたび、ビックリマンプロジェクトにおいて長年にわたりプロジェクト業務を担っていただいておりました大日本印刷株式会社様が当プロジェクトから離れることとなりました。

このことはコレクター界隈に大きな衝撃をもたらしました。
何故か一部ネットニュースにも取り上げられたりもしたようですが、
いささか情報が錯綜している気もしますので、私の理解している範囲ではありますが
少しばかり補足したいと思います。
(私の認識が間違っている可能性もありますので、鵜吞みにはしないでください)

まず、ビックリマンプロジェクトとはそもそも何なのかというところですが、
端的に言うと「ロッテ株式会社と大日本印刷株式会社(DNP)の共同企画」です。
(2000の頃はおもちゃ会社などが名を連ねていた時期もあったようですが)

これは「ビックリマンチョコ」という商品企画全般が対象であり、
次にどんな商品を出すか、販促イベントをどうするか、というあれこれを
共に考えて世に送り出す役目を担っていたわけです。
つまりDNPはシールを印刷しているだけの会社じゃないというのが重要なところ。

「ビックリマン超完本」に収録されている実録漫画「ビックリマンを創った男たち」には
悪魔VS天使以前から企画に関わっていたDNP商品企画課の岩田氏が登場し、
3すくみの原案をロッテの反後氏に提案する場面などが描かれていました。


DNPには協力企業と共に商品企画を進める文化があるそうで、
ビックリマンもまたDNPの存在が無くては生まれていなかったと言えるでしょう。

https://www.itmedia.co.jp/business/articles/1602/25/news025.html
また、こちらの記事によると、

大日本印刷(DNP)は、悪魔VS天使シリーズの初期からその商品開発にかかわっており、主にデザイン、パッケージ、シールの製造を担っている。まさに1980年代後半、全国の子どもたちがこぞってビックリマンシールの収集に走り、社会現象を巻き起こしたそのブームにDNPも参画していた。

とのことですが、今回ロッテとの協力関係が解消されたのは「プロジェクト業務」とありますから
パッケージやシールの製造は今後も変わらないものと考えられます。

今後はシールの印刷が別会社に替わるのではとか、ビックリマン企画自体が終わるのではと
考えている人もいるかと思いますが、個人的にはそういうわけではないと考えています。
ただし企画の毛色や方向性が変わることは大いにあり得ますし、
実際にもう変わっているところもあるかと。
発表は7月末でしたが、企画への不参加はしばらく前からあったという話も小耳に挟みましたし…。

ただ、そうなると何のために公式サイトでこの発表をしたのかが全く不明です。
一般ユーザーにとっては何の関係も無い話なのに…。
今後に向けた大きな流れへの布石だったりするのでしょうか?

コメント

タイトルとURLをコピーしました