ひかり源層のパンゲ創世説

かの「ビックリマン大教典」のDVDに収録されていた
いわゆる「ビックリマン博士コード」を覚えてますか?
ひかり伝や20thアニバーサリーに登場した100種超のシールに対して
それぞれ謎めいた一行詩が朗読されているというものです。

当時始まったばかりのひかり伝設定との接点が随所に込められており
あれはあれで読み解きごたえのある内容なのですが、
その中から一つ気になったものを拾ってみたいと思います。

パンゲ編のキャラはひかり伝との絡みも薄く、取ってつけた感じも多いのですが
その中で貴重な、そして頭を悩ませるものがありまして…。

ジャーニ・ヤマト他『ひかり源層に連なるアクアが聖因子を洗う』
アタック一本釣他『ひかり源層紀まとば域はパンゲのホームなのか』

ビックリマン世界は、流層と呼ばれる2つの世界「アクア層」「破断層」
二重らせんのように絡み合うメッシュ構造とされています。


(ビックリマン大教典より)

小難しい話は省きますが、要はアクア層と破断層はタイムトンネルになっていて
そこを通って他の時代の世界との行き来が可能になるってことなんですね。

例えばエズフィトの魔漆黒船も破断層の向こうから飛来したわけで、
エズフィトは新ビックリマンの時間軸では既に滅んだ過去の世界という解釈もあるわけです。

なので、マルコら新河系の戦士たちがアクア層を通ってエズフィトに向かうというのは
とても理に適った行動です。敵の本拠地は違う時代にあるのですから。

しかしギャルジャー5たちは、そのアクア層からシルエッシュに乗って
パンゲラクシーに飛んで行ってしまいました。
ということは、パンゲもまた過去か未来、どこか時代の異なる世界の可能性が高いです。

ここで上述の博士コードを読み返すと、
アクア層の先にひかり源層紀のまとばが存在すると読み取れません?

ひかり伝では、真白域と真黒域からまとばが発生し、
まとばの大ソライ塔がまとばから遊離して五層変化境になったとされてます。
そして五層変化境の一つ・結空層に曼樹羅が発生、曼樹羅の奥にセノーテラス…と
舞台がどんどん派生して伸びていく一方で、まとばがどうなったのかは不明です。

五層変化境は、七聖源化しようという白縫の方舟メンバーの奮闘むなしく
結空層以外は消滅したと言われていますが、まとば本体についての言及はありません。

なので、放置されてたまとばがその後パンゲになってもおかしくは無いわけです!
まとばには(復刻シールという形で)ココホレワン助や助太刀悟空らが訪れていたので
パンゲでその因子を持つチチアン助妃や聖軽メンゴクウが誕生したのも必然?!

パンゲラクシーはその名の通り太古の地球がモチーフなので、
当初からビックリマン世界の原初の世界(=まとば)を意識していた可能性は高いかと。
(実際のパンゲ編ストーリーに活かされた感じは乏しいですが)

ところで、もう一つの博士コードによる「アクアが聖因子を洗う」の意味を考えると、
「アクア層を通過することで聖因子に付着した余計な要素を取り除く」となります。
ギャルジャーはダークマターに捕まった際に悪魔の因子を受けた(角がその証)とされており、
それを取り除いたうえでダファドルームでのアクター化が行われたのでしょう。

若神子の使命は「次界」にたどり着くこと…でしたが、
そもそも天使たちにとっての次界とは「新たな聖源を創造可能な地」と解釈できます。
まとば大ソライ塔は5つの層でしたが最終的に崩壊しました。
そのため「完全数」である「6」を目指したのがパンゲの6大層なのかもしれません。

フェブラ・如面のシールには「私が導き目指した次界は未だ定まらず??」
と書かれています。
パンゲに新たな聖源を創造することがパンゲアクターの本来の使命ならば、
悪魔の因子は不要なので洗い流されたのでしょうか。

しかしながら、大層主の介入によりパンゲアクターによる聖源創造はかなわず、
6大層も土の大層は非層に飲み込まれ、海の帝国になった水の大層以外は消滅したとか…。


(月刊OUT1993年7月号より)

なんでそうなっちゃうんですかね…。
真白・真黒の超聖神がちょっかい出してきてたりしたんですかね?

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