ノスタルジック戦略の方向性を問う

3/16のテレビ東京系「ワールドビジネスサテライト」の中で
近年みられる復刻・懐古商法が「ノスタルジック戦略」として紹介され、
そのひとつとしてロッテの「ビックリマン伝説」が取り上げられていました。
番組サイトのアーカイブにリンク




番組内では、毎度おなじみロッテの大野さんが
「ターゲットは30代男性だが、大人が買って子供に伝播するシャワー効果を期待」
という発言をされていました。
これは戦略として大いにアリだと思います。
むしろいつまでも30代男性ばかりを狙っていては、やがて40代50代になり
先細る一方なのは当然だし、食玩なのですから子供を狙わなければ広がらないですよね。
ただ、今のように昔のコンセプトをそのまま持ってくるだけでは難しいのではとも思うところ。
なぜなら、昔の第1弾シールやキャラは、きっかけさえあれば子供にウケるかというと
古臭さやいまどきのホビーとのギャップがゆえに、受け入れられにくいと思われるからです。
そういう意味では、ビックリマン2000のやり方がこの方式に最適なのではと考えます。
キャラやイラストや中身は今どきの新しさを取り入れつつ、
「ビックリマンぽさ」で大人にもうっすら懐かしいと感じてもらう、と。
ベイブレードにせよビーダマンにせよ、当時と全く同じスタイルでは受けなかったでしょう。
古いものと新しいものの融合は、見た目に新しさが押し出されていないと一発屋止まり。
それこそビックリマンの名前を捨てる勢いで取り組んでほしいんですよね。
「名前もキャラも今どきだけど、これってどう見てもビックリマンじゃん」
というぐらいでいいと思うんですが、私の考えってズレてます?
事実、2000はダブルターゲットとしてはそれなりの実績を残したと思うんですけど、
この方式が顧みられていないのが少々不思議なところです。
シンクロXがコケたのが痛かったのかなあ…。

コメント

  1. びっくり!MAN より:

    こんにちは。ボーナスステージお疲れ様です。
    うんうん頷きながら拝読させていただきました。
    旧(のみ)ファンにはとかく敬遠されがちですが、2000は旧ユーザーの出戻りや(事実自分そうでした)
    新規ユーザーを確実に増やしたと思いますし、近年系のBMシリーズでは成功したモデルだと思いますね。
    今のロッテはこの眼鏡の方みたいにどうもユーザーの気持ち分かってない人が多いなあと・・・。
    ・・きゅー太様今からでもロッテに転職される気はございませんか(笑)

  2. RCマニア より:

    同意します。ただの復刻より時代に合わせたイラストに変えてもらいたいです。ほぼ変わらずで出して売れるほど世の中は甘くないと思いますし。ただの復刻は低コストで楽なんでしょうかね?
    あとはコミュニティが出来上がるようなシステムですかね?

  3. きゅー太 より:

    >びっくり!MANさん
    >RCマニアさん
    コメントありがとうございます。
    今の方式だと30代男性以上の広がりを期待するのは難しいですよね。
    やはり子供世代を中心に広げるようでないと、
    懐古主義はしょせん一時しのぎと考えて、本来あるべき路線を強化してもらいたいものです。

タイトルとURLをコピーしました