★うなる白球!飛び散る鼻水!?第三十六回

#36「魔法層攻防戦! のウワサ」 2002/6/21

 

概略 登場人物 現在位置 用語

 

概略

アレグリアの聖伝光宮にて、プラン大賢は混沌を浄化する「魔精」の精製に成功
一方、天城京で聖蓋を魔法結界でガードしようという動きがあることが伝えられた。
天使絶対の世界では「魔法」は異端な力であり排除すべき対象だと考えるプロフェード
魔法を根絶すべく自ら動き出したのだった。

そんなわけで合天明星島
プロフェードは魔法力の根源である「魔法層」を破壊することで、魔法結界を無効化しようと考えたのだ。

真天聖軍の先発天使・0印好投主と拒むザメ軍団の急襲を受けた守護司たちは不意を突かれ大苦戦。
相手が真天聖軍であることを知らない静女天らは、なぜ攻撃を受けるのかもわからず混乱する。

たまたまその場に居合わせたデミアンはさっそく「集中豪無の原因」であるプロフェードに斬りかかる。
しかし相変わらず何も認めようとせず、それがどうしたと言わんばかりのプロフェードに対して
怒りのデミアンは混沌を発動し猛チャージ!
だが以前とはまるで違うプロフェードは、天智石結装&魔精蒸散によりデミアンを圧倒するのだった。

そのとき、海の彼方から大弩漢號が到着
さっそくゲンカク・フシールがデミアンに加勢。しかしプロフェードのパワーは強力で状況は好転せず、
しかもフシールがパルージアの子だと知ったプロフェードは、今度はフシールの命を狙ってきた。
そしてフシールを守るため飛び込んだピンゼロイドが、攻撃を受けて大破してしまう…

一方、0印好投主と戦っていたジャッジは0印好投主を追って魔法層のある法力寺院へ駆け込む。
しかしジャッジも守護司たちも0印好投主の刃波水で動きを封じられ、
魔法層は0印好投主の放った理極聖弾の直撃を受けて爆発、あっという間に消滅してしまった。
一つの宇宙が消滅。このときのあまりの「死」の衝撃の強さにジャッジは耐えられず倒れてしまう。

任務の成功を見届けたプロフェードはそのまま聖伝光宮へ帰還。

魔法層を守れずプロフェードも倒せなかったデミアン達は愕然。
そしてフシールは、自分をかばって砕け散ったピンゼロイドの破片に涙した。
そのとき、フシールに宿る超神力が発動!
弾けとんだ魔法層の光と時の糸が融合し、ピンゼロイドを再生改造、ピンゼロイド改が誕生した!
ピンゼロイド改はそのまま全員を乗せて法力寺院へ急行。

魔法層破壊で調子に乗った0印好投主は守護司たちをも全滅させようとしていた。
駆けつけたデミアンとフシールも刃波水で捕らわれてしまったが、
ピンゼロイド改の魔法ビーム「時光魔砲」により一撃撃破!0印好投主を倒したのだった。

かくして魔法層は失われたが、ゼウスは魔法という概念を体系化して後世に伝えることが重要と判断し、
これを受けてタフ鎧はこの地に魔法の学校を作ることを提案。
これこそ聖魔和合界の学校で魔法が取り入れらることになった始まりの瞬間だった。

ところ変わってトリスダルナ
ホアノモスの知恵袋・6王知恵悪魔は相変わらずホアノモスが唱える不戦の姿勢を崩そうとせず、
血の気の多い邪ベール一派は不満が鬱積していた。

神樹層では、出発しようとするカヴォードシルヴァマリアを誘っていた。
聖魔和合界を守るため、全ての時層が手を組む必要があるのだと。

そして甲神域
アズールの必死の説得に対し、ついに超聖神たちは深層との盟約を捨てる決心をする
彼らが愛した世界を守るために…。

聖魔国家イリダール
勇撃師団はフラシェル・トリスダルナとの三国同盟を受け入れる方針を固め、
ゾーンの再生に向けて着々と歩み始めていた。
しかし悲劇は白百合の崩壊と共に確実に近づいていた…。

 

登場人物紹介
・プラン大賢
長き研究の末、とうとう混沌を浄化することのできる「魔精」を完成させた真天聖軍お抱えの研究者天使
彼の悲願である
「未来型天聖界」の構築は目前??

・シルク八頭神
この世界とは異なる時層よりやって来ているという謎の天使。魔精の完成に大きな技術的貢献を果たしたという。
真天聖軍同様に
「悪魔を隷属させてこそ天使」という思想をもつ。

・寺子ッ太
天城京にて塾を経営する講師というのはオモテの顔で、実は真天聖軍の情報工作員
顔は変だが、さりげなく教え子達に天使絶対思想を植え付ける、恐るべきエージェントでもある。


天智昇プロフェード 「それがなにかの罪になりますでしょうか」
魔法排除のため、0印好投主らを引き連れて合天明星島へ現れた真天聖軍・聖翼使
圧倒パワーでデミアンを鼻先で翻弄するが、パルージアの子が生きていたという事実に驚愕?
「ゴドブレス様を憎悪へと駆り立てる深層の力引くもの! まこと来たるべき日へ向けて、願ってもないものが現われた!」とは?? 

・0印好投主 「絶ッ好ッ投ォ〜!」
爆裂弾を投げつけ法力寺院を猛攻撃する真天聖軍(天位は付け忘れby冨岡さん情報)
ねばりつく刃波手(刃波水)で相手の動きを封じ、必殺の理極聖弾で魔法層を粉砕!しかし?

・拒むザメ 「魔法。いらん、いらん」
無数に立ち並びながら絶対の防御を展開し、0印好投主の壁として立ちふさがる真天聖軍の使い捨て軍団
倒されても次々に現れる邪魔なヤツ!しかし本当、一体何百人いたの?

・悦迅宮 「三面姉妹つかまえちゃいましたぁ〜」
プロフェードの指令を受けて、「時間鏡」を持つという三面姉妹の行方を追っていた真天聖軍・聖華使。
今週は声だけの出演でした。


タフ鎧 「それなら、学校を作りましょう」
突然の来訪者にトマホークを構え立ち向かう合天明星島のガード聖守
でも爆風で身動きとれなかったり土に埋められたりといいとこナシ。なのに魔法の先生になるってんだからもう(笑)

・七代目静女天 「なぜ!? なぜ魔法層を…宇宙を壊すなんて、そんな…!」
聖太極拳奥義、流気反拳功(りゅうきはんごんこう)などで攻撃を撃ち返す守護司
使命とともに無情に砕け散った魔法層の命を嘆き、非情なる真天聖軍に激しい怒りを覚える。

・衰齢4祈祷 「我らが生き、その子に伝えていくことで魔法は生き続ける。」
守護司たちのサブリーダーを務める悪魔。0印好投主の攻撃でいきなり負傷!
あんたら魔法使いなんだから、もっと魔法でどうにかしなさいよ。

・無病即斎 「どうやら敵の狙いは魔法層でちゅ!」
赤ちゃん姿で敵を油断させるのが得意な数百歳以上というトンデモ守護司
実は凶悪魔編で、マルコネオンの飛空挺内に無病即斎がいたのですが、いつ幻次界へ移住したの?(笑)

・ワイルド魔女ラム 「奴らは宇宙を壊した。まぎれもない大量殺戮をしたんでさ。」
同じく、守護司の一人。戦いの後アクスヴァイ王に真天聖軍に対する怒りをぶちまける(^^;

・撥水王
前回登場時は合天明星島の警備主任だったのに、今回なぜか守護司扱いのヘンテコ天使
守護司だったら島から出ちゃだめだったのでは…。


・聖魔戦使デミアン 「オレがいる。オレがついてる。そんで一緒に、未来に帰ろう。」
プロフェードに対し、「集中豪無の原因」だの「未来を壊した」だの抽象的なディベートを展開する聖魔天使
生け捕りにするつもりが逆に圧倒され、とっておきの混沌攻撃も通じず絶体絶命??

・無導士ジャッジ 「命。裁くもの」
静女天を守れというデミアンの命令にあっさり従う素直な剣士だが、神裁刀を腕ごと封じられては無力!
魔法層崩壊時に発生した膨大な命の叫び、死の衝撃を浴びて感情レベル許容量オーバーで昏倒!?


ゲンカク番長 「男気いっぱぁーっっつ!」
デミアンを追って合天明星島へ豪快に到着した男気一本悪魔
拒むザメ軍団を軽くなぎ倒す一撃もプロフェードには通じず、0印好投主戦では乗り物酔いでフラフラ。

・煌魔使フシール 「あなたが殺した、慈帝妃パルージアの子供よ」
土壇場でパルージアの子であることを受け入れ、果敢に立ち向かう戦使の少女
自分をかばって爆砕したピンゼロイドに対して無意識に超神力を発動!めかっこよさに大興奮!

・アクスヴァイ王 「あれを量産した方がよさそうじゃい」
とりあえずゲンカクやフシールと共に戦うが、ヘッドのくせに大して活躍するでもない筋肉ヒゲ
ピンゾロイド改に乗ったら激しく乗り物酔い。もうアンタ最悪。

ギルグリム伝師 「いまや真天聖軍の手先か、プロフェード」
プロフェードとはかつてパルージアに仕える右大臣左大臣の関係だった元イリダール首席政務長
だけど戦闘には加わらず見てるだけ。彼ほどの人物でも魔法層の存在を知らなかったというのはちょっと意外。

・ピンゼロイド 「申し訳ありません…フシ…ール…様…!」
プロフェードの破壊ビームからフシールを守ろうとしたが、逆にビームをまともに受け爆発炎上
しかしフシールの超神力が起こした魔法層力との融合で新生復活!

・ピンゼロイド改 「ただの機械とは違うゼロ、ただの機械とは!」
というわけで、フシールのおかげで魔法層の力を取り込んで再構成したカスタマイズド魔守
狙いを外さない「時光魔砲」で0印好投主を一撃粉砕!しかしこれほど強いのに、今後出番はほとんど無し…。

・裸身バンプ 「混沌を、消せる…」
大弩漢號を動かすのにエネルギーを使い果たしてデッキに倒れこむ女性悪魔
プロフェードが混沌を消せることを知って何を思う?

・紙芝居皇帝 「そっとしておいてあげましょう。今はその方がいい」
・ミネラ流 
とりあえずこの場にいるにはいるけど、非戦闘員ゆえギルグリム同様にバトルには参加しない頭脳派集団

・嵐淡々 「御無事でようございましたんたん!」
アクスヴァイ王が留守の間、フラシェルを切り盛りしてきた秘書聖守
ホアノモスが三国同盟を了承した、との知らせを通信で報告し、トリスダルナへ向かうよう伝える。


・スーパーゼウス 「彼らは超聖神の導いた世界以外を認めない。」
真天聖軍による魔法層消滅を知り驚くが、魔法結界続行の決断を下すスーパーヘッド
てことは魔法層があろうが無かろうが関係無いってこと?

・シャーマンカーン 「簡単なことよ。ほんの少しのゆらぎでいいのだから…」
ごく一部の者しか知らないはずの魔法層の情報がリークしていることに戸惑う聖魔塔在住ヘッド
しかしあっけない魔法層崩壊を受けての上の発言、視点が高いと思いません?

・擬音曹司 「なぜ、真天聖軍は魔法層を…?」
魔法結界の準備のために聖魔塔に出張中の守護司リーダー
留守の間に真天聖軍が魔法層を破壊したことを知って擬音も忘れて大ショック!


・戦闘鬼
・捨てるッス
合天明星島上空を飛行し、その状況をトリスダルナへ報告する偵察隊

・6王知恵悪魔 「真天聖軍もバリバリにやってくれるじゃねぇかぁぁぁいッ! べいべぇぇぇ!」
トリスダルナ魔創陣密院(エスタブリッシュメント)のメンバーホアノモスの知恵袋と呼ばれる頭脳派悪魔
ロッキングチェアで揺れながらバリバリのロックでシャウト!邪ベールのストレスも溜まりっぱなし。

・邪ベール 「なぜだ! なぜホアノモス様は何もせぬ。」
行動を起こそうとしないホアノモスに苛立ちっぱなしの魔創陣密院筆頭
そりゃアンタは凶悪魔だから血の気も多いでしょうけど。

・ヘル滅統監 「ヘルヘル。奴の言うことも一理あるかと」
そんな邪ベールをたしなめようと気苦労の多そうな邪ベールの1の部下
トリスダルナにアクスヴァイ王がやってくることに対し、彼らが準備していることとは??

・故人冥土霊 「うらめし〜。アクスヴァイ王とな…?」
そんな邪ベール一派をこっそり監視する、真黒騎士一派の魔守


・カヴォード 「まだ、間にあう。決して手後れではないと、信じている。」
実体が覚醒し、いよいよ動き出す戦使の遺伝子
聖魔和合界を守るため、シルヴァマリアを連れて宙航機に乗って宇宙層を移動しはじめる!

・プタゴラトン 「深層はそれを恐れたのです、あなたが各時層を行き来し、影響を与えることを…」
深層の命令でカヴォードを「管理」していたことが明らかになった元悪魔ヘッド。
カヴォードが神樹層であえて生かされ続けていた理由とは一体??

・シルヴァマリア 「だから、アズールは関係ないってば!」
世界を守るため、デミアンたちと共に戦うため、カヴォードと共に時層をわたる決心をする神樹層のハーフデビル
アズールに対する微妙な心理描写に世の婦女子たちはもうドッキドキ(爆)


アツィルト・フェニックス 「僕たちは、命だ。誇りをもって盟約を捨てるよ」
・ベリアーアムル 「迷うこと、決してマイナスには作用しないものよ」
・イエツィラーティキ 「さだめは、変わる。」
アッシャーアスカ 「あの星を創ってからも、いろいろあったね」
迷いの中で、ようやく自分達の進むべき道を見出した若き超聖神たち。
今こそ深層との盟約を捨て、命と共に戦う決意を固める!

・冥王アズール 「…結局みんな、苦労人なんだな」
必死の訴えが実り、聖魔和合界を守るために超聖神たちの説得に成功した冥王様
お疲れ様でした(^^)

・ダーツィンヴォリア 「なぜ、闇はこの世にあるのですか…!」
フェニックスの言った「光も闇も受け入れること」という言葉に迷いの答えを垣間見た迷いの神
終滅から逃れ戦いの道へ向かうべく、再び虹天使ダーツの姿へ…

・グリニッジ神官 「今度は…命が神を否定し、壊し、宇宙を無にするというのでしょうか…」
結局あんまり役に立ってない時の管理者。カヴォードの代役としては力不足すぎます。


・勇闘サンダー 「…いやな風だな…」
イリダールの深皇宮にてしばしの平和を享受する勇撃師団
今や新入りの団員に対して剣術の稽古をつけるほどに成長。しかし魔法はからっきし。

・レシピエロ 「先輩! どうぞ!」
民間から勇撃師団に入団した見習い聖守。サンダーを「先輩」と慕う芸人。

・04 「れーよろいひー」
レシピエロに憑り付きつつうまく共生してコンビを組んでいる変なオバケ悪魔

 

現在位置

・アレグリアの聖伝光宮
プラン大賢とシルク八頭神はここで魔精の研究をついに完成。
プロフェードは合天明星島へ出向いて目的達成後に帰還。

・合天明星島
法力寺院にて魔法層を守護している絶海の孤島。7人の守護司(擬音曹司は聖魔塔へ出張中)が守る。
デミアン・ジャッジに加えて大弩漢號に乗っていた面々も到着。

・魔法層
この中にひとつの宇宙が入っている不思議な球体。この宇宙では魔法が日常的に使われているらしい。
0印好投主の攻撃で消滅し、中の世界も全て消滅してしまった。

・天城京の聖魔塔
ゼウス&カーンが常に待機。擬音曹司が魔法結界を作るために出張中。

・トリスダルナ
真天聖軍に追われた者達を受け入れることから「悪魔の駆け込み寺」と呼ばれている悪魔属のゾーン。
下ホアノモスが統治するが、幹部である魔創陣密院の面々が2つの派に分かれて抗争中。

・神樹層
目覚めたカヴォードがシルヴァマリアと共に聖魔和合界へ移動開始?

・甲神域
アズールの叫びを受け、行動開始を決意した超聖神たちの住む世界。
ダーツ、グリニッジ神官ともども時空転移開始!

 

用語
◆魔精
「混沌」から抽出した「魔気」をさらに精製することで作られる物質。
これにより混沌を分解し理力に変換することが可能となる。

◆魔法結界(まほうバーリア)
真天聖軍から聖蓋を守るための魔法を使ったバリア。その完成が急がれている。

◆刃波手(はなみじゅ)
0印好投主の液体状のヒゲが伸びたもの。相手に絡み付いて動きを封じることもできる。
「刃波水」は単なる書き間違いと思われる。

◆理極聖弾(りきょくセントボム)
ゴドブレスの理力で作られた超強力な理力爆弾。0印好投主が魔法層にぶつけた。

◆宙航機(シップ)
カヴォードの意志により亜空間から呼び出された次元移動用の「はじめののりもの」。

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