★志村けん登場!(嘘) 2ページながらも内容は無駄に濃い第三十一回

#31「ミューテリオンの海!のウワサ」 2002/5/24

 

概略 登場人物 現在位置 用語

 

概略
神秘ゾーンへ到達したデミアン一行は、亜実乃さんと同行してビート神殿へ向かっていた。

不思議なトンネルをくぐり、たどり着いたミューテリオンの海
そこは水が無いのに波紋が浮かび、泡も無いのに船が浮かぶ神秘の海…。
誰しもが心の奥に見覚えのあるような景色、フシールの夢に何度も出た幻の海。
しかしデミアンがその波紋に触れた途端、圧倒的なエネルギーによりデミアンの体内の
理力魔力が著しく乱れ、コントロール不能となったデミアンはミューテリオンに落下!

だがデミアンは銀色の球体に包まれて浮上してきた。
それは聖魔を併せ持つ存在をミューテリオンに近づけないようにする深層養基亜神の力だった。

ミューテリオンの底でデミアンは悲しみに暮れるパルージアの姿を見る。
そのことを知ったアクスヴァイ王はさっそく会いに行こうとするが、
いつのまにか神殿ごと接近していたギルグリム伝師に止められる。
彼によればパルージアは「転生の浄め」の最中だという。

何が何やらわからないまま、デミアンたちは事の真相を聞くために神殿へ向かう。
その折、ギルグリム伝師と同行していた乙女、時幽心コマチの姿に驚くゲンカク。
しかも死んでいるはずの彼女が自分の子を身ごもっている事を知り二度びっくり。
それ以上に驚く周囲の面々であった…。

時同じくしてミューテリオンの底。
深層を経由して、集中豪無の原因「迷いの闇」に会いに来たコーラルがそこにいた。

 

登場人物紹介
聖魔戦使デミアン 「ほんと。泣いてた…」
ミューテリオンの波紋に触れた瞬間、理力魔力がはじけて銀光発動を抑えられなくなった聖魔戦使
そのままミューテリオンに沈みかけたところを
深層養基亜神に救われる。

煌聖使フシール 「ミネラ流さん…私…この海、知ってる」
何度も不思議な海の夢を見ていた戦使の少女。それこそミューテリオン??

ゲンカク番長 「また神サマかよ…」
神秘ゾーンで不意にコマチと再会して驚きを隠せない純朴悪魔
って既に子作り済みって、あんたそんなキャラじゃなかったのにー!

紙芝居皇帝 「頼むから黙っててくれ、力がぬける」
追い求めてきた世界の真理を司る神の姿にショックを受け寝込んでしまった悪魔。
どこから布団を…、それ以前にあんたもそういうキャラじゃなかったのにー!

亜美乃さん 「とーくばーいびーだーったのよ」
きわめてゆったり動作&のんびり口調のほんわかぽわぽわサプリメン党
特売日だったので買い物に出ていた帰り道だったそうな。そうですか、それはそれは。

救ー太 「話はそれからべすぱ!」
亜美乃さんを乗せて軽快に神秘ゾーンを空中走行する聖守。聖守が聖守をサポートですか?

ミネラ流 「サプリメン党員としては、彼らは敬うべき方々で」
姉・B汰民Bがビート神殿にいることを知り安堵するサプリメン党メンバー
いつも通り神の領域についてご高説。

B汰民B
ミネラ流の姉であり、イリダール政変の日に行方不明となっていたサプリメン党リーダー
深い傷を負ってビート神殿で療養していたらしい。

シトシンガル 「しとしと…」
グアニンガル 「ぐあー」
チミンガル 「だうーん」
アデニンガル 「4神あわせて、深層養基亜神あでー」
神秘ゾーンに息づく宇宙元素体で、深層より神の力託された意識体である深層養基亜神
存在自体かなりふざけているが命と神の領域を流れる宇宙の種子を運ぶという無形ぐにょぐにょ物体

ギルグリム伝師 「お前の力。時の糸のねじれを感じる」
イリダール首席政務長としてパルージアに仕え、プロフェード造反の際に神秘ゾーンへ逃れた聖魔守
ビート神殿にて全ての真実をデミアン達に語って聞かせる…。

時幽心コマチ 「あなたのややが…ここに…」
かつてゲンカクの村が真黒騎士たちに滅ぼされたときに命を失った女性悪魔
死後「幽心命」として霊精層をさまよい、今パルージアのために神秘ゾーンへ召喚されたとか。

・無導士ジャッジ 「やや?」
セリフがほとんど無いのでいるのかいないのかイマイチわかりにくい集中豪無の使者

アクスヴァイ王 「ワシはパルージア様のところに行く。」
同じく、セリフが乏しいので影が薄い魔守ヘッド。一番目立つ存在だと思うのですが…。


・ヒーリングコーラル 「迷いの闇に…会いにきたの…」
ミューテリオンの奥深くで深層養基亜神たちと邂逅する誕生の女神。あいにく今回の出番はこれだけ。

 

現在位置

・神秘ゾーン
なんかとっても変な場所。

 

用語
◆幽心命(アストラル・カインド)
死してのち無間冥王獄に落ちる事無く、生と死の狭間で霊精層をさまよう不思議な存在。
時幽心コマチが幽心命となったのは、彼女の中に息づくもうひとつの命を守りたいという「命の力」があってこそ。

◆ミューテリオン
ミューテリオンは時の糸のはるけき過去と未来の彼方より、現在に宇宙生成の点と線まじわる場。
すべての祈り、すべての願い、すべての神と命の元素がここに流れ、時に遣わされ伝わりゆく場」

Check Point!
<深層養基亜神>

「無から有を作り出せる」(ミネラ流・談)とまで言われる、深層より神の力託をされた意識体。
しかしそのあまりにバカバカしい存在感は紙芝居皇帝ならずとも脱力することうけあいです。

ですが唯一まともなことをしゃべっているアデニンガルの言葉は、聖魔の存在理由そのものに関わる深い言葉。

「アデの名前は、アデニンガル。命と神の領域を流るる宇宙の種子、運ぶものでー」

宇宙の種子とは何でしょう?宇宙そのもののタネということでしょうか?

「聖魔、光と闇の力あわせもつ者。ミューテリオンの海にふれてはならぬでー。ミューテリオンは時の糸のはるけき過去と未来の彼方より、現在に宇宙生成の点と線まじわる場。すべての祈り、すべての願い、すべての神と命の元素がここに流れ、時に遣わされ伝わりゆく場…聖と魔は点と線。まじわりの具象。ましてこれなる聖魔戦使、層造律の波動抱く戦使の遺伝子を伝える者。その先に待つものは、神の力でー」

ミューテリオンとは全ての時空全ての存在全ての願いが交わるというとんでもない場所なのですね。

「聖と魔は一つになってはならぬでー。それこそ神の決めた律そのものでー。聖なるものは生み出すもの、魔なるものは壊すもの。二つが列となり力まじわる時、そこに見えるは司るものの影でー」

これが真実ならば、神は聖魔和合を否定するはず?
司るものとは一体??

これが「交わってはならない聖と魔」を併せ持つデミアンが、全ての祈り通じるミューテリオンに触れてはいけない理由なのですね。
もし触れてしまったら一体何が起きるのでしょうか??

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