★ムサさ最高潮!第十二回

#12「親分砦のアクスヴァイ王!のウワサ」 2001/10/26

 

概略 登場人物 現在位置 用語

 

概略
イリダール脱出後、どうにか集中豪無の手がかりがあると思われる
聖守魔守統合ゾーン「フラシェル」に辿りついたデミアン一行。

その地のヘッド「アクスヴァイ王」はゲンカク番長と旧知の仲であったので
デミアンらに快く協力してくれるという。

アクスヴァイ王がかつて「慈帝妃パルージア」から親交の証に贈られた神器「深層鏡」
そこには古代文字でつづられた謎のメッセージが隠されていた…!

 

登場人物紹介
聖魔戦使デミアン 「父さんなら間にあってるよー!!!!!!」
強がっていてもまだ現実の重みにつぶされそうな聖魔両属性の少年
好奇心が強く、「カンジーおじさん」 (゚д゚)!から古代ゴロン文字を習っていたことが発覚!

・煌聖使フシール 「なんなの、このオッサン…」
メカなら何でも反応しちゃう(?)、過去世界ではモテモテ戦使の少女
ゲンカクとアクスヴァイ王の男くさい豪快な関係に何を思う?

ゲンカク番長 「なーに言ってやがる、筋肉ヒゲ!」
アクスヴァイ王とは「兄弟固めの盃を交わす仲」。任侠世界だのう…。

紙芝居皇帝 「何を言ってるんだデミアン!」
聖魔の源流を調べ、悪魔の国トリスダルナを目指すおっちゃん悪魔。
神器に刻まれた「胎神の儀」の祈祷文を読んで、彼の中の何かが変わり始める??

アクスヴァイ王 「ごぉわっはっはっは!」
フラシェルを治める剛腕親分ヘッド。義理人情に厚く、デミアンにも全面協力!
「野にして粗だが卑にあらず」とはこういう人をいうのかね。

・慈帝妃パルージア
聖魔和合の理念を守りつづけたという悪魔の女王にしてイリダールの前領主
先代ヘッドの胎神の儀で生を受けたということは、言わば神の子…?

左舷選手
破損が激しいため、アクスヴァイ王の計らいで修復を受けることに。出番急減!

青焼プリン太郎 「ぷり〜〜ん」
とぼけたカオしてフラシェル屈指の設計施工師
「フシールに一目惚れ」ってのはシール裏設定ですね。

嵐淡々 「たんたたたーん。」
まさにランタン代わりの聖守。かと思いきや実はアクスヴァイ王の秘書役

素っぴん不安でしょ?
青焼プリン太郎と共に左舷選手の修復を担当。でも生来のおしゃべり好きがうずく?!

ピンゼロイド
アクスヴァイ王がデミアンの旅の戦闘力強化のために同行させた強襲型戦闘ドロイド
って、このモデルの魔守ロボットは「ゾロイド」じゃなかったっけ?

 

現在位置
フラシェル//
聖守と魔守のみが暮らすという水上都市国家。真天聖軍に対抗すべく強固な要塞と化している。

親分砦(ヘッドクォーター)//
アクスヴァイ王が君臨するフラシェルの中枢部。
「ヘッドクォーター」とは本来「司令部・本部」という意味の英語です。

 

用語
・深層鏡
形状は「螺旋状の装飾を施された楕円形の鏡」。イリダールよりフラシェルに贈られた親交の証
時の糸の結晶であり、フシールのドリムブリッドと反応して古代ゴロン文字を映し出した。

・古代ゴロン文字
異文明を今に伝える記号文字。そういや凶悪魔編でカンジーが解析した「時の糸の化石」
刻まれていた「カリユガ封印の秘密」も古代ゴロン文字だったような。

・胎神の儀
イリダールの歴代ヘッドが神と交わり神の子を宿す儀式。宮中の秘儀といわれる。アダルティックだのう
そういやパルージア本人も妊娠中だっけ。ここでいう「」とは果たして誰のこと??

Check Point!
<深層鏡の古代文字>
紙芝居皇帝は以下の文章を「胎神の儀」の祈祷文ではないかと推測した。
『…はじめに心あり
 心の名 のち 神と呼ばれるも 
 神なるもの なきが理(ことわり)にて 
 儚きのかすみがごとく 見えぬことこそ まこと 神なり
 宇(とき)と宙(そら)の腕(かいな)に抱かれ すべてゆだねれば
 神すなわち 世界(いのち)の焔(ほむら)とならん』

「心」と言って思い出されるのは心産みの神W仏KINGですが、
「神は存在しないように見えるからこそ神である」と言っているようにも解釈できるような。
(「心」もまた目には見えないものですし)

W仏KINGとは関係無いとしても、「胎神の儀」は宇宙に身を捧げることで命を宿す、と言っているのかも。

一方でデミアンが読み取った「集中豪無」に関係すると思われる一節
『宙(そら)をこわすもの 命こわすもの 心こわすもの 
 病めるものの ちから ごうむ
 点と線 集まりて 中(あた)り 豪(たけ)き 無をつくるもの
 それ 怒りもて 果てに見ゆる 天と 地と 国と 命と 心と
 まじわり 光と 影の ふたつが あやめるもの 有か 無か  
 無より生まれしもの 深き層(ところ) きたるもの 
 神秘流るる 素(そ)にまじわりて
 たゆとう B いざなう彼方 かたちなき ものたちの 
 声なき声 静謐と そこに腕(かいな)を抱くは 心うまれる 宇(とき)をみる』

世界を構成する「次界五大素」は「天・地・国・命・心」
これもまた五造大神と繋がるキーワードです。
「神秘流るる素」とは「戦使の遺伝子」のことでしょうか?
「無より生まれしもの」(集中豪無)と戦使の遺伝子が接触するとき何かが起こる!?

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