きゅー犬の一匹舞台

2002年4月中旬 
11日 「こまったトルコぐつ」
12日 天体観測
13日 マッスルドッキング
14日 ラン魔1/2
15日 嗚呼、中間管理職
16日 スピリット・オブ・聖光源
17日 深層使徒かく語りき
18日 イレブンBM
19日 大リーグ+くじら=?
20日 ドルフィン・リング/杏里
 
2002年4月11日(木)  「こまったトルコぐつ」

千葉ロッテ9連敗。あーあ。
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むかしむかしのこと。

あるトルコ人の男はひどくケチなことで有名で、
彼の靴は穴が開いてもツギをあてて直して使っていたため
いつしかすごく重くて硬い靴になっていました。

しかしこの靴は彼にとって疫病神でした。

2階の窓からうっかり落っことしたら、下を歩いていた人に直撃し
死なせてしまって莫大な慰謝料を払わされたり、
川に捨てたら下流で水車を壊してしまい修理代を払わされたり…。

困り果てた男は警察に行ってこの靴を引き取ってもらうことで
やっと靴との因縁が切れ、男は大喜びしたのでした。



…という、かなりマイナーなアジアの昔話があるのですが
もしかしたらどこかで聞いたことがある人もいるかもしれません。

実はこの昔話をモチーフにしている3すくみが、25弾のNo294
「きちん乏」「ぼろぼろブー主」「縁断騎士」なのです。
ケチで貧乏性の男、ぼろぼろのブーツ、因縁を断つ、ということですね。


25弾の3すくみは、このようにタイトルもよく覚えていないような、
でも一度は聞いたことがあるような「B級昔話」が元になっています。

中国の昔話で「黄」という名の男洞穴の向こうに桃源郷を見つけた話とか、
「珂愛」という娘が皇帝に命じられた鐘作りがうまくいかない父親のために
自らの身を坩堝(るつぼ)に投げ入れて見事な鐘を完成させた話とか。

宮沢賢治の「十力の金剛石」は王子と大臣が芝と霧に覆われた山へ
ルビーの絵の具皿を探しにいく物語。

「天狗のかくれみの」の話なんかは比較的有名かも。

由来のわからない物語も多いのですが、それらもきっとマイナーな昔話が
発想の下地になっているだろうことは容易に推測できます。

ちなみにこの25弾のパート2ヘッドは「王三年寝太」「プリンセスうりこ」「羅生鬼」など
何故かこちらも昔話づいてます。

アクア層はおとぎ話の層だったのでしょうか?



2002年4月12日(金)  天体観測

「ポリーニア」とは、ロシア語で「北極海などの氷に閉ざされた海氷域に、
(冬の間も)常に凍らずに顔を出している海面(開氷域)」
という意味の言葉だとか。

つまりは「ぽっかり空いている別空間への入口」とでも解釈できそう。

マルコとブラックゼウスの激突で生じた空間の裂け目「破断層」の奥に存在した
謎の空間「大ポリニア」の語源はそんなところにあると思われます。

語源を尊重するなら、大ポリニアとはその異空間全体を指す言葉かもしれませんが、
実際のところは「Gアトラクターズの頭部」=「大ポリニア」という解釈が定説ですね。


大ポリニアのキャラは何故か難しい宇宙物理学の用語から引用されていて、
電磁波では観測できない謎の物質「ダークマター」をはじめ、
「熱いダークマター」の正体かと推測されている、重さがほとんどない物質「ニュートリノ」
同じく「冷たいダークマター」の候補と呼ばれている未発見の物質「アクシオン」
銀河を引き寄せる謎の大重力源を「グレートアトラクター」と言ったりしますし
そういえばドラキュロスの技「パルサー魔風邪」のパルサーとは「中性子星」のことですね。

ただ、それらがストーリーとほとんど関連してないのが残念。
最初の「ポリニア」とも全然違った方向に流れてしまいましたし、
今回の一匹舞台を締めくくろうにもオチが無くってどうしたものやら(笑)



2002年4月13日(土)  マッスルドッキング

千葉ロッテ怒涛の開幕10連敗、いや11連敗!?
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戦神カリユガが邪凶大帝ベールガイストと融合したキャラ
「凶邪神カリユガイスト」のデザインは何かに似ているなと思ってたのですが
最近やっと思い出しました。

スーパービックリマン10弾ヘッド・ボスろっぽう+怪魔ダイナスト!


…このネタが通じる人がはたして何人いることだろうか(爆)



2002年4月14日(日)  ラン魔1/2

千葉ロッテ、ついに連敗11でストップ!
ビックリマン2000が11弾でストップ、という暗示でなければいいのですが。
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かつて旧の13弾ぐらいのころにコロコロ誌上で募集された
「キャラクターデザインコンテスト」というのがありました。
その優秀作品は「コロコロ別冊ビックリマン超特集2」に掲載されています。

数多くの作品が掲載されているのですが、最優秀作品として選ばれた4作品のうち
激戦のヘッド部門を制したのは「天身ラン魔」というキャラで、
中央に構えた剣の右側は天使で左側は悪魔という斬新なデザインであり、
なおかつ名前もキレイにダジャレでまとまっている見事なものでした。
今で言うならW族の原型みたいなものでしょうか。

この発想が元になって、17弾のキッソス・ポセイドスの聖魔融合とか
19弾のラファエロココが剣を回して変身、というのが誕生した…

…かどうかは全くさだかではありませんが、
(反後博士なら独自に思いついても不思議じゃないですけど)
このアイディアには当時の私も一本取られたような印象を受けましたね。


ですが、この話にはちょっとしたオチが。

このとき悪魔部門で最優秀だったキャラは、まねき猫とお金が合体したような
「魔ネー鬼(まねーき)」というキャラでした。

これがまさか30弾に「魔子鬼(まねき)」という名で登場することになろうとは…(笑)

いや、反後博士もその頃には忘れてたと思いますが(^^;



2002年4月15日(月)  嗚呼、中間管理職

「10弾P2は少しだけ生産したが、チョコに入れるのは見送って11弾に移行する」


これは少し前に某所の掲示板でロッテに電話質問したという方が伝えた内容です。
ですが、それ以上の情報というのは今のところ伝わってないですよね。

て言うか、情報源って私の知る限りではこの方の書き込みだけだと思うのですが、
誰か他に裏付けを取った人や自分でも電話をしてみたという人はいるのでしょうか?

まあ事実ならばかなり要注目な内容ですから独自に調べた人もきっといるでしょう。
ですが私が気になったのは、自分で確認してないのに情報に踊らされている人
結構多いのではないかということ。ウワサの一人歩きってやつです。
さらには事実かどうかわからないうちから、すぐにロッテ批判に結びつけたり
あれこれグチりだしたり身勝手な発言をしたりする人が目立つということ。
今更ながら、改めてロッテに対する信用の無さが浮き彫りになりますね。

実際にはロッテはロッテでも上層部や営業部、あるいは大日本印刷の担当者などが
責任ある立場かもしれない場合でも、矛先はとりあえずビックリマンプロジェクト
社内ではまわりから「君の対応がなってないからだ」とか言われ、
社外ではファンから「あんたらもっと俺らのこと考えてくれよ」と言われ、
言いたいことも言えず一番もだえ苦しんでいるのは荘司氏なのでは…、と
勝手な憶測してみたりする今日この頃なのですが、案外当たってそうな気もします。

内情を知らぬ者があれこれ言っても仕方ない話とわかっちゃいますけど
あまりに言われ放題なのもやっぱり気の毒な話。
無闇に擁護する気もないですが「こういう見方もあるのでは」とフォローしたくもなります。

でもこれって、公式掲示板が常設されてた頃と何にも変わってないんですよね(^_^;



2002年4月16日(火)  スピリット・オブ・聖光源

大西洋無着陸横断飛行で知られるチャールズ・リンドバーグの孫
このたび祖父と同じルートで大西洋横断に挑戦するとか。

チャールズの名言「翼よ、あれが巴里(パリ)の灯だ」は映画の邦題にもなったので
知っている人も多いことでしょう。

ところで、同じように「翼よあれが久遠の灯だ」という名言を残したのは
かの神帝隊の生き残り・大照光
7人の仲間が(本当に仲間として認められていたかどうかはいざしらず)虹層球にて消滅したあとも、
彼らの意志をその「勇理装フォーム」に宿して果敢に聖魔最終戦に参加しました。

しかし7神帝が立派に成長してカッコ良かったのに対し、
大照光は青いちょんまげに鎧武者装備
おまけにほどほど観音からひっぺがしたような神帝プレートを配置。
最終戦に参加といってもダビデブのミニ四駆バージョンを蹴散らしたぐらいで、
それ以外にめぼしい功績も無く「神帝」らしい活躍はほとんど見られません。
気の毒なくらい適当なあしらわれ方をされています。
反後博士も「また照光が余っちゃったよ、どうしようか」と悩んだことでしょう。(笑)

そんな彼の一族にやっと光が差し込んできたのは超元祖32弾。
再び双子として登場した光大子・光太子の兄弟
「翼よ、あれがジオ界の灯だ」と言ったとか言わないとか(苦笑)

とは言っても、「兄はやはり引きたて役」「弟も舞台裏の照明係」「兄弟揃って宇宙人顔」
相変わらずあまりいい扱いとはいえないのですが…。



2002年4月17日(水)  深層使徒かく語りき

点「特異転グランデロア、深層の御名のもとここに」
線「特異仙グランリーニュ、深層の御名のもとここに」

点「かの店より消えしビックリマン2000の再帰未だ成らず」
線「その店より見ゆる32弾未開封箱の滅却未だ成らず」

点「あえて火中の栗を拾うに1800円は余りに重く」
線「果てに得られるシールの価値は余りに軽く」

点「10弾チョコの微妙に散乱せし様、悩ましや」
線「11弾チョコの来たれる余地無き様、狂おしや」

点「この地に来たれ11弾」
線「この手に来たれ11弾」

点「セレクション過ぎて長き冬は明けず」
線「超元祖果てて遠き春は見えず」

点「2000が唯一の」
線「2000が無二の」

点「未来」
線「期待」

点「あまたつながる世界に大いなる意志が介在し」
線「こなた受け入れる世界に多様なる感情が交叉し」

点「乱れよコレクター」
線「惑えよビックラー」

点「今は静かに11弾を待つがいい」
線「今は静かに10弾を買うがいい」

点「そしてチョコを開封し見届けよ」
線「さらにシールを開放し確かめよ」

点「我等のシール、手に入れらるるは」
線「10弾のシール、自力で増やせらるるは」

点・線「今のうち!」



2002年4月18日(木)  イレブンBM

昨日11弾を待ち望むネタを書いた途端に世間では11弾が発見され始めた模様。
間に合ってヨカッタ(^^;
公式発表では「5月上旬より全国にて順次店頭切替」となっていましたが、
まあそのあたりはいつも通りということで(笑)
しかし今回のタイトルは我ながら失笑度高いです(^^; しゃばだば〜。

で、その11弾ですがー。

ネタバレ的内容はしませんが、そうなると何も書くことができないほど
きわどい内容ばかりのキャラ&システムになっているみたいですね。
そうか、そう来たかー。じゃあアレはああなるのかなー、とか。
公式ストーリーの今後の展開ともあいまって想像が広がりますね。
裏書も気になりますし、今回はいつも以上にシールゲットできる日が楽しみです。


しかしその前に、ビックリマン2000をまだ扱っている店を探さねば…。



2002年4月19日(金)  大リーグ+くじら=?

何年か前に野茂投手が大リーグ入りしてトルネード旋風を巻き起こしていた頃、
当時のドジャーズ監督ラソーダ氏も日本で何故か人気者となって
CMで「パッパッパッパ、パテックス〜」とか言ってましたっけ。

もし世が世なら、彼はポッカのCMにも出演していたかもしれませんね。


「オミクジ・ラ・ソーダ!マスカット味シンハツバーイ」




ごめんなさい、悪気は無いんです。



2002年4月20日(土)  ドルフィン・リング/杏里

いっつも夢さ追いかけにゃーがら
走りつんづけてきたってばー

どげんな時もあったけー言葉をかけてくれちょった
車さ飛ばしちっとずつ思い出甦えりゃーよ

答えっつならただひとつ波の音け響いとりゃあ
Ah いつでも出逢いの場所たら輝いとっとらーね

あンたのいっちゃん好きなこの海さと約束の指輪でよ
永遠の愛だば誓うってばー

Please Marry Me!
ドルフィン王
ちっちゃー光ってさ ぎょーさんの涙ば吸い取るほど
輝き増しちゃるきに宝物だばー


<元ネタ>
いつも夢を追いかけながら
走りつづけてきた
どんな時も暖かい言葉をかけてくれた
車とばし少しずつ思い出甦る

答えならばただひとつ波の音響いてる
Ah いつでも出逢いの場所は輝いて

君の一番好きなこの海と約束の指輪で
永遠の愛を誓うと

Please Marry Me!
ドルフィン・リング
小さく光ってはたくさんの涙を吸い取るほど
輝きましてゆくの宝物よ




 
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