「合成生物シール」の名の通り、いろんな動物をめちゃくちゃに合体させたような不気味なキャラクターが描かれたシールです。

「夢海族」と呼ばれる合成海獣と合成虫からなる一派を率いるのは「邪狂神」。
一方、「現海族」の合成獣と合成鳥を支配するのは「大崇神」。
この２派が激しく戦っているというのが「魔正現夢」の背景です。

なお、このシリーズは正式には「ハリハリマン　コスモ海戦・魔正現夢フーセンガム」という商品のオマケシールであり、ビックリマンとは本来何のつながりもないシリーズです。
「魔正現夢」というタイトルは、この世界に登場する「魔霊海」「正宙海」「現世海」「夢幻海」という４つの海の頭文字からきています。

『シール構成』

現海族・夢海族はともに元帥シールだけプリズムになっている他は、大将（Commander）の4種がエンボスシール（ゴーストアリババみたいなやつ）、Sergeantがダブルシール（1枚目は透明素材）、残りのSoldierは透明シール（台紙に絵柄印刷）で構成されています。

ダブルシールのキャラは1枚目がキャラクターで2枚目は彼らの統治領土となっており、対決して敗れると領土を奪われてしまうという設定です。（領土を奪われたら相手の2枚目シール（領土）の上にこちらの1枚目（勝利したキャラ）を貼る）
ダブルシールじゃないシールは、台紙が領土になっています。
ちなみに同じグループの2枚目を9枚くっつけると「魔霊海」などのマップが出来上がるようになっています。

Soldier : 豹影飢 （ハイエナ＋レパード＋ワニ）	Sergeant : 鬼猿獣 （ゴリラ＋トカゲ）	Commander : 堅牢怪 （ヘラクレスオオカブト＋ トリケラトプス＋サイ）

『ストーリー』

誰一人知ることの無い謎の世界に、合体生命体キメラが生息していた。
キメラたちは現海族と夢海族の二つの軍団にわかれ、決して終わることの無い抗争を繰り広げているのだ……。
（「ビックリマン超特集2」の宣伝ページより）

『トピックス』

悪魔VS天使の最盛期に登場したマイナーシリーズの一つです。
パワー数値と領土ごとの倍率値を使って1対1のバトルができるらしいのですが、複雑なのでよくわかりません（爆）
絵柄はリアルなんだかやっつけ仕事なんだかわからない半端で強引なキャラばかりですが、人気はどうだったんでしょう？

『コレクションレベル』

出回った数は少ないものの集めている人もかなり少ないので、集めにくさのわりにさほどプレミア化はしていないようです。

『シールリスト』

→こちらにあります。